作曲家・趙 顕市の「愛別釜山港」

私が作詞・作曲した「愛別釜山港」「野ばらあなたたち」の紹介。歌は韓国の「ソン&リー」という姉妹歌手が歌っております。

約束。「昔々の投稿文」

2010-09-15 16:36:14 | Weblog
 1984年に朝日新聞社様に投稿して掲載された記事です。恐らく関西版で、当時「手紙」と言う投稿欄があったのですが、何度か続けて投稿したところ有り難く立て続けに掲載していただいたので、次もいけるかもしれないと投稿したところ、掲載していただきました。その当時楽譜まで掲載された投稿があったかどうかは知りませんが、飛び上がるほど嬉しかったことを記憶しています。そして内心思ったものです。「これで私の将来は保障された。作詞作曲家として飯が食っていけると」
 案の定1週間位して読者各位からの反応記事が掲載されました。いずれも好意的な内容で、編曲までして下さった方もいて、編集局の記者様からテープを送っていただきました。
また、記事として掲載できなかったのでしょう。編集局に直接送られてきた手紙もありました。相当御年配の方のようで、元音楽の高校担当教師だったと記されていました。お返事を差し上げると、またお返事をいただきまして「朝鮮の方にこの様な詩が書けるとは・・・」と書き記されてあり、少し複雑な気持ちになったことを思い起こします。
 記事は匿名で出したのですが、朝日新聞の編集曲様の方でも思案されておられて、いつどの様な形で、本名等を検討すするか考えあぐねていますとの御返事をいただきました。
 でも、一刻でも早く有名になりたかった私は、有線でその曲を流していただくべく、名も無き東京のレコード自費出版社に依頼して10枚ほどレコードを作成しました。それを浪速区にあった大阪有線様に流していただくために尋ねて行きました。
 我家からも、有線さんにリクエストして音楽を流していただけるように、再生装置を一式購入し、2,3ヶ月は毎日毎日リクエストして、火が付くように、ヒットするように努力しましたが、遂に限界に達し、中途放棄してしまいました。
 その時は心底思ったものでした。この日本の社会は在日朝鮮人には、あらゆる門戸を閉ざしているんだなーと。自分の曲のまずさや、歌唱力を棚に上げておいて・・・。
 では、お約束しましたように、当時の記事を掲載します。ようやくスキャナーを購入しましたので。でも使用方法や、ブログに貼り付ける作業はすべて娘がやってくれました。孝行娘です。曲調や旋律はyou tubeでお聴きいただければ幸甚です。
 朝日新聞社様や当時の関係各位様その節は本当に有難うございました。

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