作曲家・趙 顕市の「愛別釜山港」

私が作詞・作曲した「愛別釜山港」「野ばらあなたたち」の紹介。歌は韓国の「ソン&リー」という姉妹歌手が歌っております。

「家内の勇気に拍手」「趙の歌の再生回数表第62回」

2014-09-14 16:16:19 | Weblog

2002年11月24日朝日新聞「声」

昨日(13日)今日と本当に良い天気でした。このまま秋晴れが続いてくれれば良いのですが、明日から、否明後日だったかな、しばらくは曇天日和らしいです。このところ異常気象、温暖化とかで、日本列島の何処かで、豪雨や、それによる災害が発生し、憂鬱な冴えない日々が続いていましたので、なおさらその様な思いに駆られるのかも知れませんね。異常気象の被害に遭われた方々や、地域住民の皆様方には心よりお見舞い申し上げます。
 さて末の息子(私の所の子供の構成は2男1女です)が8日9日にかけて、城崎温泉に連れて行ってくれました。私自身や、また夫婦では城崎温泉に何回か行ったことがありましたが、子供に連れて行って貰ったのは初めてでした。
そのこと事態も大変うれしくあり難かったのですが、3年ほど以前になるでしょうか、家内が乳癌で全的施術を受けたのですが、その後は家内の意向もあって温泉に行く事なんて恐らく無いと思っていたんですが、何と家内も同意して行くことになり、何と入泉もしたのでした。私も懸命に説得したのですが、頑なに拒んでいたにもかかわらず、1度勇気を奮い起こして入泉してしまうと、度胸が付くと言いますかうまく表現できないですが、自分自身も自信が付いたのでしょうね、私は飲みすぎて2回しか疲れなかったのですが、家内は私が泥酔している間に1人で入浴してきたらしいです。
皆様方各位の中にはご存知の方もおられると思いますが、城崎温泉は外湯が8か所だったか、11か所だったか明確には覚えていませんが温泉街にあり、「外湯めぐり」と称して下駄をからころ鳴らしてそれらの湯殿を廻るのが有名なのですが、家内と息子とで浴衣に着替えある湯殿を目指して中に入っていき、家内が「女湯」と書かれた所に入って行くのを見届けて、息子と「男湯」に入りましたが、意識は家内の事ばかりでいっぱいで、そそくさと入浴して出ますと、家内が出てくるのをいまかいまかと待ち受けていました。と言いますのは「入浴するかどうかは脱衣所で様子を見て判断します」と言っていたからです。
待てども待てども出てきません。入浴証をチェックしているその湯殿の係りの女性に尋ねました。「実は家内乳癌で乳房を1つ摘出云々・・・」
その女性いわく「それがどうしたんですか。そんな人沢山来ています」
どどどっと安堵したと言いますか、その湯殿の表先で長らく足湯に浸かって待っていてくれた息子にその旨を告げると「もう、部屋にかえっているん違うのかな。もう一軒湯殿に行ってみいひんか」と言うので、もう1か所息子とまわって先に出てくると、すっとんで旅館に戻りました。家内は帰っていました。
また、どどっと杞憂がはれ、開口一番尋ねました「どうやったん。浸かったんか」
家内曰く「うん。中に入ったら頭のきれいに禿げ上がった人が居はってん。きっと抗がん剤か何かの副作用かも知れはらへん。それでも堂々と・・・。と思うと急に力が抜けて来て、楽な気持ちになって、湯に浸かってきた。熱かったな」
どどっと膝から崩れ落ちそうでした。うれしくて。
食事の後、近くのスナックに行き、思い切り「中島みゆき」さんの楽曲を唄って来ました。勿論3人で。何曲歌ったかも知れませんが、全て思いっきり音程を外していました。

 さてご報告申し上げます。13日現在わたくしの歌の再生回数は62273回に及んでいます。いつもながらあり難きご支援に心より感謝の意を申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。大変有難うございました。