にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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若い時には

2010-09-06 01:17:48 | Weblog
昨日はカミさんの実家に行ってちょっとした部屋の模様替えのお手伝いをしてきました。
実家のご両親は今年になって体調を崩し、夏が始まる頃には介護が必要な状態にまで。
二人ともがそんな状態でしたのでカミさんも時間があれば実家に行っては世話をしていたのです。

そこで問題になってきたのが家の構造なんです。
自分の家を建てる頃というのは働き盛りで元気いっぱい。
その時の自分の状態を基本として家も造る事が多かったのではないかと。
台所のシンクの高さも風呂場の構造も階段も何もかもが健常な自分に快適な作りになっています。
寝室も2階だし、色々な段差もあるし。

ですが月日が流れ介護を受けるような年齢になると実に住みにくくなってくる。
満足に歩けないのに寝室は2階まで上がらなくてはならず。
手すりはあっても手の力が衰えているから掴まるのがやっと。
シンクが高すぎて食器や鍋を持ち上げるのもやっと。
段差が危険で歩くのも億劫になる。

実際に目の当たりにすると老後の生活を考えずに作った家は実に恐ろしいのです。
昨日は1階のリビングにベッドを配置したのです。
ソファーにもベッドにもなる簡単なものですが、2階と上り下りする危険を回避するにはこれで十分。
机や椅子を片付けてベッドの位置を決めてきました。

幸いにも二人ともに症状が劇的に改善を見て介護の手もかからなくなりましたが。
やはり家の中の移動にも危険が付きまといます。
障害物をなくす、家事の道具も軽くて負担の無いものに換える。
などなど、様々な細かい事が必要ですね。

私の両親は少し世代が下になりますのでまだまだ元気なのですが。
そのうちにきっと同じことが起こるはず。
今から備えておいて間違いはないですね。