にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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もう恋なんかしない

2008-02-22 02:00:55 | オーケストラ
学生時代によく聞いていたアメリカのシンガー・ソングライターに「エリック・カルメン」という人が居ました。
カルメンは「Carmen」と書きます、日本人はカルメンと読みたがりますね。
でも英語なら「カーメン」と言うはず。
このエリックのお父さんは確か指揮者の「マイケル・カーメン」だったと思います。
その父親の影響でしょうか、エリックはピアノの弾き語りで甘い歌を沢山歌っていました。

代表的なヒット曲に「All By Myself」や「Never Gonna Fall in Love Again」などがありました。
この二つの曲のどちらもラフマニノフのメロディを使っているんです。
All By Myselfはピアノ協奏曲第2番の第2楽章の、Never Gonna Fall in love Againの方は交響曲第2番の第3楽章のメロディが使われて甘い甘い世界を聞かせてくれています。
私はエリックの曲を始めに聞き、後になってから原曲のラフマニノフを聞いたのでこのメロディが聞こえてくるとどうしてもエリックの歌声と歌詞が聞こえて来てしまうのです。
特に交響曲の方が強烈に結びついていてバイオリンで弾きながら頭の中では歌ってしまう。
学生時代の体験は今もまだ強く体にしみ込んでいるようです。

さて明日のサントリー定期はこの曲がメイン、前プロはピアノ協奏曲第3番。
協奏曲が第2番だったら隠れテーマは「エリック・カルメン」でしたが、惜しくも第3番。
私は出番の都合で交響曲のみの出番。
協奏曲はおとなしく舞台裏で聞いています。