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にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

成金最中

2011-02-25 01:04:11 | Weblog
高校生の頃、伊豆半島の南端に友人宅の別荘がありました。
下田からバスに揺られて一時間弱の所にあった可愛い別荘でしたが、休み毎に友人たち数人でそこで過ごして遊びまくっていたのです。

何回目かの別荘訪問、いつもなら下田までは鈍行列車で行く所。
その時は三島からバスで行こうという事になり。
一行は東海道線を乗り継ぎバスに乗り込みました。
そのバスは長岡辺りを通り天城越えをして河津へ。
そこからは海に沿って下田へというルート。
あいにくその日は雨模様、バスの中はムンムンと蒸し暑く。
そう、あの頃の路線バスにはエアコンなんて文明の利器は搭載されているはずも無く。
むしむしの車内と山路の連続カーブとで一同すっかり車酔いに。
もうダメだ、降りようと誰かが言い出し。
どこかの停留所であたふたと外へ転げ出たのです。

雨は上がっていたものの。
周りの山々からは水蒸気が立ち上り見回しても休憩出来るような建物も無い。
ここで次のバスを待つか。
バスの経路に沿って歩いて何処かの停留所で乗り込もうか。
しばらく相談した結果、歩き出す事となりました。

河津と書かれた標識を頼りに山路を下り始めたのです。
最初は気乗りしない感じの一同ではありましたが。
若かった彼ら、そのうちに歩く事が楽しくて仕方が無くなり。
バスの事などどうでも良くなってとにかく伊豆急の駅まで行ってしまおうと。
荷物やギターを持ってどんどんと山路を下っていたときのこと。
別荘の主の息子が突然言い出したのです。
「なりきんさいちゅうって何だ?」

見ると道に沿った電信柱に掛かった看板に「成金最中」という文字が。
「もなか」だろ「も・な・か」
と指摘されて別荘の主の息子は驚いて一言。
「もなかってこう書くのか!」

我々はその看板を幾つも見ながら河津の街まで歩いたのでした。
その最中を売る店がどこ位あるかも知らないまま。

その最中のお店は河津の街にありました。
去年の暮れに河津を通り抜けた時に発見したのです。
懐かしくて懐かしくて。
どうしてもその「成金最中」を買って帰りたかったのですがお店のシャッターがしまっていて買う事はかなわず。
定休日だったのかもしれないなと思い次の機会にと心に決めたのです。

今日は伊東から下田までの移動。
途中、桜祭りの河津を通過する訳にもいかず。
車を停め桜を見て、それから最中のお店へと向かいました。
ですが今日もシャッターは閉まったまま。
おかしいなと思い隣の八百屋さんで聞いたところでは。
最中を作っていた親父さんが、もう動けなくなりお店はやっていないのだと。

食べたかったなあ。
成金最中。

さいちゅうと読んだ別荘の主の息子。
歩きながら最中の看板が幾つあるか数えていました。
降りた場所から河津の駅までずっと数えていたのです。
幾つあったのか忘れてしまいましたが。
あの時の道の光景は今でもはっきりと覚えています。

ネコ、根本、いちろう。
しばらく会っていないけど元気にやっているか?!



再び伊豆へ

2011-02-23 01:33:41 | Weblog
連休も終わってしまいました。

今日はニュージーランドの地震のニュースから目が離せない一日でした。
発生から時間が経つにつれて日本人の被害があきらかになり。
まだ安否の確認が出来ない方も多数いらっしゃいます。
一刻も早く皆さんが救出される事を願っています。

それとリビアの情勢も急を告げています。
中東や北アフリカで起こっている一連の出来事からも目が離せないですね。
リビアでもバーレーンでも何かが起きつつあります。
ネットの生んだ革命とも言われていますが。
現政権を倒した後、どのような形で自分たちの国を作り上げていくのか。
そこにはやはりリーダーが必要になると思うのですが。
エジプトもチュニジアもリビアも、そんなリーダーは見えません。
民主化とは言っても簡単に事は運ぶとは思えません。
一旦落ち着いた国でもまだまだ波乱は起こるのではないでしょうか。
予断は許されないですね。


さて明日はオペラシティで練習をしてから伊豆へ向かいます。
下田、伊東、沼津、三島と4カ所でコンサートがあるのです。
去年の暮れに下田には行きましたがその時は学校コンサート。
下田のホールで演奏するのは初めてとなります。
伊東も初めてですね。

伊豆半島で仕事をして宿を取る。
簡単なようでこれが難しいのです。
どこに行っても温泉が出て、宿も何処にでも有るのですが。
コンサートが終わる時間帯にチェックイン出来るような宿はそうそうありません。
何しろビジネスホテルという物はほとんどありませんし。
この頃は多くの宿で朝食のみの宿泊プランも用意されてはいるのです。
ですが夜9時過ぎに受け入れてくれる宿ともなれば本当にわずか。
今回はそれでちょっと苦労しましたが、何とか予約できました。

あわよくば河津で桜を見ようととも思っておりまして。
調べてみれば今年はまだまだ咲き方が遅れているようです。
でも人は沢山訪れているようなので我々も桜見物をと。

余韻

2011-02-22 01:36:22 | Weblog
オペラシティでの定期が終わった後は連休をいただきまして。
次の仕事までは5連休という、何だか贅沢な感じもする日々。
この前の定期の余韻にひたりつつ過ごしています。

この前新しくMacBookProを購入、一昨日にはAirMacBasestationも新しくしてネット環境が大幅に改善されました。
今までは無線LANが途中で途切れたり電波が弱くなったりと不安定な接続状況で。
色々な事が出来なくて困ることもありましたが。
今度は家の隅々にまで電波が行き渡ってご機嫌な環境となりました。

それを利用してFacebookの友達増やそう週間を展開中でありまして。
日本人ユーザーが劇的に増えていることもあり、どんどん友人登録の数が増えています。
プロオケ、アマオケ、業界の人、などなど顔ぶれを見るだけでも楽しくなります。

Twitterの方は顔も知らない皆さんとの交流がほとんどですが。
Facebookは実際の知り合いがほとんど。
新たな付き合い方の始まりです。


今日はまたカーナビのバージョンアップも。
ですが見た目は全然変わらないので実感は全くありませんが。
ただ新しい道が地図に書き込まれているはずですね。
去年まではカーナビ上に存在しなかった高速道路なども書き込まれているはずで。
何も無い田んぼや山の中を車が走るような事は少なくなるでしょう。

中央フィルが合宿を行う千葉県の岩井海岸。
途中の館山道がナビには出来ていなくて。
房総の山の中を車が飛んで行くような表示に。
これもおそらく解消される事でしょう。
ちょっと楽しみですね。



雪は

2011-02-16 01:59:09 | Weblog
昨日は雪が予想外に激しく降りまして。
帰り道はまるでスキーシーズンまっただ中の関越道のような降り方。
昔からの習慣で冬場は必ずスタッドレスタイヤに換えているのですが、久々に役に立ってくれました。
ここ何年かはせっかくのスタッドレスもまるで雪の上は走る事も無く。
ただただアスファルトの上を走ってブロックをすり減らすのみ。
ですが昨日のような雪道ではその威力を存分に発揮してくれました。

そんな雪も今朝になったらほとんど融けてしまい通常の路面に。
関東南部の雪はこんなものでしょう。
あまり積もってしまうと都市機能が麻痺してしまいますからこれで良いのかもしれませんね。

さてそんな日々ですが今はTOC定期のリハーサルの最中です。
今度はシェエラザードとチャイコフスキーの組曲第3番にフィガロ序曲。
この前までの定期とは違ってフェドセーエフさんの得意中の得意な曲です。
シェエラザードも普通の指揮者とはやる事が違っていて面白いし。
チャイコフスキーも滅多にやらないこの曲を、磨きに磨きます。
音色に対する感覚が普通の指揮者とはちょっと違うんですね。
柔らかくふくよかで、でも力強さも兼ね備えて。
チョンさんにも通じるところがありますね。
本当にフェドセーエフさんの音になります。

そして今回はソリストもいませんのでフェドセーエフ劇場となっています。
存在感抜群のマエストロが居ます。
この前の演奏会、ソリストにいいようにパンチを繰り出され。
受け身に回っていた指揮者とはまるで別人。
本来の堂々たる指揮者がそこにいるのです。
それだけでこちらも嬉しくなりますね。

明日もう一日リハーサルをやって明後日に本番。
こちらのプログラムが一回きりなのは本当に勿体無い!

新しく

2011-02-13 01:17:37 | Weblog
新しく購入したMacBookProから更新しています。
キーボードの感触もしっかりとしていて打ち易いのです。
それに何をやらせても早いし、しばらくはご機嫌な日々を過ごせそうです。

HDDがいっぱいになっていた事で出来なかった事があれこれ出来るのもうれしいもの。
今日はThe Beatles Boxの音楽ファイルを全曲iTunesにコピーしました。
最新リマスター版が全部すっぽり入ってしまった訳で、これはまた凄い事ですよね。
ただ出来れば24bitの非圧縮音源が自由に聞けると更に嬉しいのですけど。
それはこれからの研究課題でしょうね。

さて昨日はサントリーホールで定期演奏会。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲とペトルーシュカというシンプルなプログラム。
雪も舞う中の本番でしたが、テレビなどで脅かされた程には雪も降らず無事に開催できました。
で、そんな本番だったのですが。
ドヴォルザークのソロを弾いたソリストが自由奔放でして。
自由奔放も悪いことでは無いのですが。
時に度を過ぎると困ったことにもなるわけでして。
指揮にも合わせようとする気持ちも無いみたいだし。
もとからオケなんかどうでも良いみたいな風にも感じられるし。
自分の世界に完璧に入っていて、指揮者もオケも振り回されっぱなし。
苦労しました。

おまけにアンコールとしてバッハの無伴奏組曲から3曲も演奏するという。
空気の読めない事甚だしい振る舞いで。
ちょっとね、よい気持ちはしませんでしたよ。
正直なところ。

お客さんは喜んでいたようで、それはそれで良かったのですが。
何と言うか、共同作業をするという意識が感じられず。
寂しい事もあるし、腹の立つ事もあるし。
私は非常に不愉快に感じました。

明日は会場をオーチャードホールに移して2回目の本番。
プログラムは全く同じです。
明日もそんな感じなんでしょうね、きっと。

そのオーチャードホールで今日は映画音楽ばかりを集めたコンサートをやってきました。
力を抜いて難しいことは考えず。
ただただ美しいメロディとドラマティックな音楽を奏でるという贅沢な時間。
気分転換にはちょうど良かったですね。

中でも「ニュー・シネマ・パラダイス」の組曲が素晴らしかった。
エンリオ・モリコーネの原曲をヘンリー・マンシーニがアレンジしたものがあって。
さらに日本人が手を加えた美しい、本当に美しい音楽でした。
弾いていてもウルっと来てしまいそうな程に感動的で。
映画もきちんと見たいなと思いました。
ブルーレイも良いですが、今はパソコンやiPadに直接ダウンロードして映画を買う事も出来ますね。
次は「Nuovo Cinema Paradiso」ですね。

念入りに

2011-02-10 01:04:51 | Weblog
ついにと言うかやっとと言うか。
フェドセーエフさんが東フィルの指揮台に帰ってきました。
今日から定期のリハーサル、都合三回の本番。
プログラムは二種類。

今日は最初の二回の本番のメイン、ペトルーシュカを念入りにリハーサル。
ペトルーシュカをやるのも実に久しぶりの事となるのです。
前回は確かピットの中。
パリオペラ座バレエの舞台、主役のペトルーシュカはパトリック・デュポン。
その人形としての演技の余りの見事さに圧倒された記憶があります。
今回は演奏会なので曲の終わりが違います。

ペトルーシュカが死んで静かに終わるバレエ版。
派手に終わる演奏会版。
違いはそこだけですがそれでも長さがずいぶんと違います。
バレエ版の方が長いと思います。

フェドセーエフさんは以前と全く変わらず、年齢を重ねているはずなんですが全然変わって見えない。
不思議な柔らかさを保ちながら細かいところをきちんとリハーサルして行きます。
音楽に内在する要素を的確に把握して体現します。
決して派手ではありませんが、リズム感とフレーズ感が素晴らしい。
面白いペトルーシュカになる事は間違いありません。

今日はリハーサルが終わってから町田に行きました。
町田のソフマップへ行き新しいMacBookProを買いました。
今まで使っていた物はHDDの空きがなくなってしまいどうにもこうにも行かなくなってしまいまして。
この際新しく買ってしまおうという事に。
以前横浜のソフマップでいつもお世話になっていた店員さんが町田店の副店長さんに栄転。
なので今日は馴染みの副店長さんから買うために町田まで。
おかげですんなりと購入する事ができました。
今晩はそのセットアップに費やしております。
まだ終わっていません。
移行するデータ量も大きかったし。
何故だかWi-Fiとの接続が不安定でアップデートにもやたらと時間がかかっています。
そろそろ終わるのではないかと。

新しいMacBookから更新が出来るようになるとブログにもまた写真が載せられるようなります。
今までは写真を取り込むスペースも無くて困っていたのです。
これでちょっとアクティビティが上がるかも。


ロシアから

2011-02-09 01:20:47 | Weblog
明日から定期のリハーサルです。
四季は3回ともウラディミール・フェドセーエフさん。
久しぶりです。

何回かキャンセルが続いていて今回もという心配があったのです。
実を言えば今日も定期のリハーサルの予定だったのですが。
マエストロの都合でキャンセルとなって、つまりはお休み。
そんな事もあるのでいまいち心配は拭えないのではありますが。
とにかく明日はリハーサル。
ちゃんと指揮台の上にフェドセーエフさんが立ってくれる事を切に願っているのです。

今回もチャイコフスキーにストラヴィンスキーにリムスキー・コルサコフとロシアの作品が並びました。
他にドヴォルザークとモーツァルトもありますが。
とにかくロシアの音がメインに鳴る事に変わりはありません。

フェドセーエフさんと言えば何と言ってもその人柄です。
いつも微笑みを絶やさず、でもきちんと言うべき事を言って。
でも決して押し付けがましくなったりもせず。
その豊かな表情で音楽を作っていく。
マエストロと過ごす時間が実に豊かなのです。
楽しみですね。

今現在私はネット上のコミュニケーションツールとしてブログとツィッターにFacebookの3つのツールを使っています。
ブログは前の日記からと考えるとそろそろ10年となります。
2001年の春からネットで日記を公開し始め、6年前からブログへとなりました。
ツィッターは1年ちょっと。
こちらが今はメインのツールになりつつあります。
手軽なのとスピード感が良いですね。
そしてFacebookも一年と少し。
当初は友達も少なく使いづらいこともありましたが。
今年になってから日本のユーザーも増え面白くなってきました。
このFacebook創設期を描いた映画も公開されましたね。
言葉の壁はありますが世界中の友達と交流できるのは魅力的。
苦労しつつ英語で書き込んだりもしています。

これからも新たなツールが出てくるかもしれませんが。
このブログはまだまだ続けていくつもりです。
更新の頻度が落ちてきてますが。
これからもよろしくお願いします。

戻れるなら

2011-02-06 00:31:54 | Weblog
昨日は文化庁主催のコンサート。
在外研修に行った若者たちのソロをずらっとやりました。
バイオリンが2人、ピアノデュオ、チェロ、クラリネット、の5組。

バイオリンの二人はそれぞれモーツァルトの4番の協奏曲とショーソンのポエム。
まあ順当な選曲ですね。
チェロはドヴォルザークの「静かな森」と「ロンド」というレアな2曲を。
クラリネットはハンガリーの作曲家ヒダシュのクラリネット協奏曲の日本初演。
ピアノデュオはプーランクの2台のピアノの為の協奏曲。

なかなか聞けない曲がずらりと並びましてとっても面白い演奏会でありましたが。
それ以上に皆さんの若さが輝いている事に心を動かされました。
今現在の自分が持っている力をここぞとばかりに発揮していましたね。
テクニックだけでなく音楽を通して自分を表現しようと、力一杯に演奏していました。
若さの持つ一番良い所が存分に発揮されていて、自分もあの頃に戻れたらなんて思ったくらい。

時折若い皆さんのデビューに立ち会う事があります。
その時に必ず思うのは、このまま育っていって欲しいという事。
横道に逸れる事もなく、独りよがりに陥ることも無く。
自分の良さをしっかりと伸ばしてほしい。
そんな事を思うのです。
せっかく授かった才能ですから。

インフルエンザから復帰してそろそろと様子を見ながら仕事をしていましたが。
昨日の本番でだいぶ戻ったかなという感覚をおぼえました。
来週は定期も始まりますのでエンジンをがんがん回していこうと思います。
久々にフェドセーエフさんが定期に登場。
ペトルーシュカやシェエラザード。
面白そうです。

月もかわって

2011-02-01 00:11:44 | Weblog
インフルエンザで一月の最後1週間をお休みしてしまいました。
今日、お医者さんで診察してもらった結果。
もう大丈夫、仕事に復帰しても良いとの事。
その結果を受けて明日から仕事に復帰いたします。

インフルエンザという物に襲われたのは初めてに近い経験でした。
記憶にある限り無いんですよ。
でも子供に何だかやたら熱が高くなった風邪もありましたから。
あれが今考えるとそうだったのかもしれませんね。

とにかく明日から復帰します。
また忙しい日々の始まりとなります。

流行りもの

2011-01-27 14:51:20 | Weblog
決して流行に敏感とかではないんですが。
月曜日からインフルエンザを発症してしまいました。
今は簡単に検査ができますね、あっという間にインフルエンザかどうか調べられる。
で、見事にA型インフルエンザと判定が。
ただしその先、新型か旧型かはさらに詳しい検査をしないとわからないんですね。
先生の所見によればこれは昨シーズン話題だった所謂新型だそうで。
立派に流行に乗っかってしまいましたね。

まだ多少体温は高めではありますが他の症状はだいぶ和らいできたようです。
咳も頭痛もほとんど無くなりました。
ただ薬が効いてきて気づいたのですが。
タミフルとかで話題になる若年層の異常行動の事。
私は他の新薬を処方されたのですがやはり同じ様な効き方をするようで。
体中が妙な興奮状態に陥るんですね。
おかげで夕べはほとんど一睡も出来ず。
今も何だか異常に元気。
全然眠くならないんですよ。
とは言ってもまだまだ回復の途中ですから動き回ったりはしませんが。
不思議な体験です。

そんな訳ですから今月いっぱいは仕事は休みにしていただきました。
うまくいけば来月頭からの復帰をと考えておりますが。
果たして回復の具合は如何なものか?

眠る

2011-01-25 00:52:17 | Weblog
先週は学校コンサートを5回、土日は新宿文化センターでのニューイヤーコンサート。
その前はといえば定期などなど。
結局まるまる2週間働いていました。
さすがに疲れがどどっと溜まり今日は一日眠っていたようなもの。
本当は出かけなくてはいけませんでしたが、それもパスして一日ぐったり。
情けない話ですがこれが事実。

そんな一日の夜に見たNHKの番組がありました。
プロフェッショナル仕事の流儀という番組。
今日取り上げられていたのは品川区にある大病院の院内学級で先生をしている方。
その教師としての存在を越えた人間としての魅力にノックアウトされました。

私は小学校4年生の時に長期の入院をした事があります。
足の骨折で4ヶ月間、大きな病院の整形外科の病棟で過ごしました。
その時代には院内学級など無かったですから。
大人の中にポンと放り込まれて4ヶ月、たくさんの事を学びましたが学校という環境がすぽんと抜けてしまっていたのです。
あの時にあんな院内学級があったらなあ、と番組を見ながら正直に思いました。
そこにあんな先生が居てくれたなら。
無い物ねだりではありますが、そう思わずにはいられなかった。

その時の担任の先生はまだまだ若く情熱の固まりのような人。
勉強の遅れた私にわざわざ家まで来てくれて勉強を教えてくれたり。
今となってはただただ感謝する他はない程にお世話になりました。

それでもあの入院期間中の事に関していえばあんなクラスがあったなら。
また違った入院生活を送れたのではないかと思うのです。
贅沢な望みかもしれませんが本当にあの子たちが羨ましかった。

もちろん院内学級は奇麗ごとだけでは語れません。
ぎりぎりの命のドラマがあります。
しかしそれだからこそ、あんな先生が必要なんです。


実を言えば今日行かなければ行けない場所は病院。
メタボの薬をもらいに行かないといけなかったのですが。
明日行こう。



今日は

2011-01-20 01:23:08 | Weblog
愛知県での学校コンサートも二回が終了となりました。
昨日は渥美半島にある田原市立田原中部小学校で。
渥美半島と言えば真っ先に春がやって来るようなイメージがありますね。
昨日も道端の畑は菜の花が満開、まるでもう春が来ているような光景が広がっておりましたが。
日陰に目を転じれば一昨日の雪がまだ残っているのです。
ですが日差しはやはり力強い物を感じます。
綺麗な校舎と適度な大きさの体育館、日差しが届いてあまり寒さを感じないですんだコンサートでした。

そして今日は東海市の名和中学校での本番。
知多半島の付け根、もうすぐ名古屋という場所にありながら、自然が一杯残る岡の上の学校でした。
ただ今日は寒かった。
渥美半島とでは気候が違うのかも。
雪の残り方も多かったし、何より吹き付ける風の冷たさが違います。
そして体育館の寒かった事!
本番中もずっとジェットヒーターを付けっぱなし、にもかかわらず寒さがじわりと床から。
最新の素材のアンダーウエアを着込み使い捨てカイロも複数仕込み。
それでもなお寒さには勝てなかった。
身に染みる冷たさ、参りました。

しかし生徒たちの純真さ明るさに今日は救われたのです。
全校生徒が本当に一生懸命聞いてくれて、合唱も力一杯。
何とアンコールとして全校生徒で合唱を我々にプレゼントしてくれたのです。
こんな素晴らしいプレゼントは初めての経験でした。
特に男子生徒の力強い声には感心させられました。
中学生ともなると歌なんて歌えるかよ、なんて感じの生徒さんもいるのですが。
名和中学校の生徒たちは全員が楽しそうに合唱をしているんです。
何か感激しますよね。
日頃からの学校の雰囲気作りが素晴らしいのでしょうね。
こちらが素晴らしい経験をさせてもらった一日でした。

さて明日は常滑市、明後日は知立市で本番。
敵は寒さ、ナポレオンみたいに冬将軍に負けないようにしなきゃ。

一つの終わりと

2011-01-18 01:48:00 | Weblog
昨日まで三回の本番を重ねた今回の定期演奏会。
指揮者の交代というハプニングに見舞われながらも何とか終える事が出来ました。

リハーサルは都合三回。
交代が正式に発表になる前に行われた一回目のリハーサルも渡邊さんが指揮をしたので、今回は全く渡邊さんの定期演奏会だったのです。
初日のオペラシティでの本番では心無いプーイングも渡邊さんにありましたが。
それは的外れと言うべきものでしょう。
彼には全く責任は無いのですし、それどころか危うくなった演奏会を立派にやり遂げた功労者ですから。

大野さんの休養はある程度予想のできる事でした。
トリスタンのリハーサル中から体調の悪さが伝わって来ましたし、それが指揮者の職業病とも言うべき頸椎の故障でしたから。
トリスタンの本番では毅然と振る舞っていた大野さんでしたが、お客さんの目の届かない所では立っているのがやっとと言う状態だったそうです。
発表では二月いっぱい休養との事ですが、実際は三月いっぱいまでの仕事は全てキャンセルだそうです。
この期間でしっかりと治療してまた指揮台に戻って来て頂きたいものです。

さてそんな定期演奏会も終わって、今日からは再び学校コンサートです。
まずは神奈川県の寒川町立寒川東中学校の体育館で一回目の本番をやって来ました。
これまでは小学校が多かったのですが先月は小中合同の時もあり、今回は中学校が二回です。
ちょっと内容も変わりますのでこちらの気分も変わって面白いですね。
ただ三年生は受験期間に入ってしまっているので今日は1・2年生だけでした。
中学生ですからもっと大人ぶって斜めに構えているのかと思いましたが。
何のなんの、寒川のみんなはキラキラしてました。
とっても良い感じの演奏会ができました。

それから雪による通行止めが解除になった東名を走り抜け、半田市までやって参りました。
明日からは愛知県で四回のコンサート。
私個人は、今回で今年度の学校コンサートは終了となります。
東フィルとしては来月も再来月もまだまだ体育館にお邪魔しますよ!

しばらく耳の痛みなどに悩まされ更新も出来ずにいましたが。
右耳の炎症もすっかり消えて痛みも感じる事がなくなりました。
ただ休み無しで二週間と言うのはさすがにキツイですね。
ばて気味ではありますがまだまだ突っ走ります。

現実

2011-01-12 00:45:58 | Weblog
定期のリハーサルが再開されました。
土曜日に一回目のリハがあり、間に2日他の仕事が入って今日から本格的に。
と思った矢先、指揮者交代の知らせが。

マエストロ大野和士さん、療養の為に長期休養となりました。
トリスタンとイゾルデに入る以前から体調が優れず心配をしていたのですが。
結局トリスタンが終了した時点で全ての仕事をキャンセル。
定期は代わりに渡邊和正さんが指揮をします。

実をいうと土曜日の一回目のリハーサルも大野さんはキャンセルしていたのです。
その時から覚悟はしていましたが、本当にこうなってしまうとショックは大きいですね。

今回は曲が曲だけに大野さんがどんな攻め方をしてくるか楽しみにしていたのです。
プロコフィエフの交響曲第5番とショスタコーヴィチの交響曲第6番、そして委嘱作品。
オーチャード定期ではショスタコの代わりにバーンスタインのセレナーデが。
どれもこれも捻りの利いた曲ばかり。
面白いプログラムです。

それだけに期待も大きかったのですが。
残念としか言いようがありません。
この休養中に治療をしっかりしてもらい。
また東フィルの指揮台に颯爽と立っていただきたいと切に願います。

あちらこちらと

2011-01-08 00:34:50 | Weblog
遅い正月休みを満喫、と行きたかった所ですが。
風邪をひき、おまけに外耳炎とのダブルパンチに見舞われました。

一昨日は耳鼻科に、そこで鼻の奥に炎症があるといわれました。
そうなんです、どうも鼻の奥が違和感たっぷりになり。
診断されたのが、鼻の風邪。
それから一日経った夕べから右の耳が痛み始め。
今日再び耳鼻科に行けば外耳炎の診断。
いやいや新年早々何だかんだとありますね。

一昨日は耳鼻科の後、すぐ近くの弘明寺に初詣。
そこで今年の星回りを見れば今年は「大凶」ではありませんか。
「病災」に注意とも書かれていて。
今年は体に細心の注意を払わなければと思っていた矢先ですから。
ちょっと凹みますね。

明日からは定期の練習が始まるのです。
今年一回目の定期の指揮は大野和士マエストロ。
新国で年末からトリスタンとイゾルデを指揮。
ですがマエストロの体調も優れないとの噂が伝わってきております。
大丈夫かな?