横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

DM Solutions訪問

2005年10月18日 12時12分19秒 | 地理情報関連
今日はDMSolutionsを訪問し、社長のDaveとさしで5時間あまりにわたり、MapServerと関連ツールを巡る情報と意見交換を行った。 オープンソースGISツールのうねりは様々な広がりを見せており、それを受けていくつもの新しいプロジェクトが立ち上がりつつあるという。

ところで、DMSolutionsのオフィスはオタワ中心地から少し離れた静かな住宅街にあり、おしゃれでとても広々とした空間で仕事をしている。かなり うらやましい。大阪の居酒屋で靴が大きすぎて下駄箱に入らなかったあのJeffですら、ここでは普通の大きさに見えるからあ~ら不思議。ということは私は ここでは小人か!?

会議が終わり、オタワ市内の日本料理店に行って記念撮影。以前から両社で何かと話題になった「納豆」の実物を注文して皆で試食。意外や意外!”結構いけるじゃん”と皆それなりに満足した様子。証拠写真をごらんあれ。

ようやくオタワ到着

2005年10月17日 22時33分15秒 | 地理情報関連
20時間近い長旅の果てにようやくオタワにたどり着いた。
寒い!横浜で言えば12月半ばの気温。夜だったのでおそらく5度くらいか。
例年1月半ばから2月上旬にかけて数日マイナス30度にもなるそうなので、それに比べればずっと暖かいが。

空港まで迎えに来てくれたDave(DMの社長さん)によれば、3日くらい前までは気温も20度を超える日があったくらいだが、急に寒くなったらしい。オタワは内陸なのでこうした気温の急変が多いとのこと。

街は広々としており、公園や緑地帯がいっぱいで、ちょっとうらやましい。ダウンタウンにはコンビニが見あたらず、利便性はどうかといったところ。

街の中を運河が流れているのだが、真冬になるとスケートが楽しめ、Daveは学生時代に大学のキャンパスまでスケートで運河を下ったそうな・・・何ともすごい!

ホテルにチェックインしたあと、Daveと近くのイタリア料理屋で四方山話。オッと表に出ていないいろいろなプロジェクトが進んでいるなぁ、、と驚きもありうれしくもある。

明日から北米

2005年10月15日 09時41分09秒 | 地理情報関連
今月は何かとあわただしい。水曜日にシンガポールから帰国して、明日からはカナダ、アメリカに出かける。カナダはオタワで、MapServerのメンテナであるDM Solutions Groupを訪問する。社長のDaveやドキュメントでお世話になっている巨漢のJeff達と合えるのはミネソタでのカンファレンス以来4ヶ月ぶりになる。

で、バタバタと旅の準備を始めているのだが、現地の気温を調べてみたらやはりすでに結構寒い。最低気温が5度以下、最高気温が13-15度くらい。う~ん、真夏のシンガポールとは違いすぎる! 冬支度をしていかないといけない。ともあれ綺麗な紅葉が見られたら写真にとって現地からここにアップロードできればうれしい。

ところで冬支度以前にミーティング用のアジェンダ、プレゼンスライドを作成をしておかないといけない。現地まで20時間近くに及ぶフライトなので、時間はたっぷりあるのだが、エコノミー席なのでPCや資料を開いて、、というのは実に窮屈である。さらに体験上、アメリカ系エアラインは私の横に巨漢の人物が座るものだ。

こういう時、ビジネスクラスはいくつも資料を並べたりできるし、疲れたら横になって眠れるので本当に助かるのだが、ディスカウントエコノミーの10倍近い運賃を考えると、よほど特別の時でない限り購入するものではない。いつも思うのだが、ビジネスとエコノミーとの中間的な座席って無いものだろうか?

結婚して12年

2005年10月11日 01時23分11秒 | スローライフ
今日、11日は結婚記念日である。(ついでながら私の誕生日でもある)
もう丸12年にもなるのには、いろいろな意味で感慨深い。
幸い夫婦関係と子供には恵まれたが、仕事にはなかなか恵まれず、失業を含め波乱が何回かあった(未だに波乱中!?)。

30~40歳台は家庭を持ち、子供を育て、経済的な基盤を築くなど、いろいろな意味で人生の重要なフェーズであるが、その間ずっと日本経済的は底割れに続く底割れ、何という逆風だったことか。個人的にもマイホーム含み損に苦しみ、収入の多くはその補填に消失した。その課程で得た結論は、私を含め、家族は日本という国家と心中しなくても良いような知恵と力を身につけておくべきだということだ。少なくともここ10年間の日本の国としての歩みはあまりにも無様で無責任で、当事者能力に乏しい国家指導者、国益をみすみす失うような一貫性のない外交、さらに北朝鮮による拉致問題への外務省の冷淡さに見られるような自国民を大切にさえしない態度等々には開いた口がふさがらない。

今ようやく景気にも回復傾向を見いだせるようになったようだが、日本の指導者層はいったい何を過去の苦境から学び取ったのだろうか。政府の指導者から反省の弁が聞かれない以上、大切な家族を守るためには、仮に日本を離れても生きていけるように準備しよう。それが結婚12年目の決意である。

チャンギ国際空港に思う

2005年10月08日 13時18分05秒 | スローライフ
昨夜シンガポールのチャンギ国際空港に到着した。実はシンガポールを訪問するのは初めてで、噂通りの空港の規模、機能性、美しさには感心した。それに比べて、出国するときの成田と言ったらあまりにも情けない。セキュリティチェックの列で20分、出国審査で40分、、、連休前とは言え、とても国際空港の処理能力とは思えない。

人口400万人少々のシンガポールという国が、アジアの中でも最重要級のハブ空港を運営できている。一方、人口1億2000万人の日本は、ハブの地位ではなく”日本の玄関口”空港である。航空機による旅客と物流が経済的な地位を大きく左右するのが明白な状況下で、国益の損失も甚だしい。

最近はソウル仁川空港の台頭が東アジアで大きく、すでに発着便の規模では成田を超えようとしている。大韓航空はスカイチームのアジアにおける事実上唯一の存在として韓国の国力以上のパフォーマンスを示している。もともと日本はアメリカから見た際に大圏コース的にも近く地理的には東アジアのハブを獲得できる優位性を持っている。1947年、ノースウエスト航空が日本に一番早く定期航路を就航させた理由もそこにある。ノースウエスト航空は現時点で成田をアジア航路のハブとして米系航空会社の中では最多のアジア路線を運行しているが、成田空港の発着枠が増えないことによって、特に中国路線の拡大がなかなか出来ずに機会損失に甘んじている。「成田は国際線」の原則の縛り+外国航空会社への規制によって、ノースウエスト航空は収益性の高い国内線を運行できていない。

一方、最近は羽田の拡張が注目を浴びているが、国交省はここからの国際線を2000キロ未満に限定しようとしている。この意味は、韓国路線しか対象にしないと言うことである。ちょっと待って欲しい、日本国民の税金は、短期的には払った人の利便性の向上であり、長期的には国力の増大につながらなければならない。羽田の拡張はそれに合致しているのか?どこの航空会社も自社路線+マイレージアライアンスで旅客の利便性を提供している時代に、「羽田からは韓国のみ」がどれだけ国力の増加につながるのか、大いに疑問である。

ニューヨークは国際空港がJFKとEWRの二つあり、たとえばコンチネンタル航空はEWRに集約しているし、アメリカン航空等はJFKである。それは自由競争と企業戦略によって成立している。日本の首都圏にあっても、”成田は国際線、羽田は国内線”など利用者の利便性を無視したような政策を改め、同じようにするべきである。当然成田の方が不便であるので、着陸料が安くなってしかるべきである。安くなれば、米系を中心にそれを活用する航空会社も出てくるはずだ。

シンガポールが海上交通時代の要衝にあり、航空時代への移り変わりの中でも確実にその地位をキープしようと実績を積み重ねているのに、同じく東アジアの海の要衝である日本が、戦略性の欠けた航空政策で地位を下げている。納税者として本当に情けない。

オープンソースの勢い

2005年10月04日 22時18分58秒 | OSGeo/FOSS4G
昨日、私の会社が主催の「オープンソースを利用したWebマッピング」と題するセミナーを横浜市内で開いた。会場は200人少々も収容可能な、日本大通りの情報文化ホールなのだが、これといった主要メディアでの宣伝を行わなかったにもかかわらず、北海道から沖縄まで、合計110名少々もの方が参加してくださった。本当にありがたいことである。

申込者に対する実際の出席率も高く、また途中退席の人も少ない。皆熱心に聞いている。後で回収したアンケートにも、「非常に有益だった」に○がついている割合が驚くほど高い。質の高い講演者に恵まれたことも大きいが、それだけでなく、やはりオープンソースに期待する人が間違いなく増えているからだろう。

今から1年半前、初めて日本語対応のWebマッピングエンジン「MapServer」を社運をかけてリリースした際、ここまで影響力が広がるとは誰が思っただろうか。仕掛けた側の私自身、さすがにここまでは無理だと思っていた。

そういえば、我が社もいつのまにかメンバーが10名になり、6名のエンジニアのうち4名までが外国籍という”オープンソースらしい”多国籍編成になっている。このチームがセミナーに参加された皆様に貢献できる機会があることを、心から期待している。

ツクツクボウシの鳴き声

2005年10月01日 13時58分00秒 | スローライフ
今日から10月に入った。
すがすがしい天気に誘われ、近所の公園に子供と立ち寄ったら、アキアカネの群れとともに、何とツクツクボウシがまだ何匹も鳴いているではないか。ほほぉ~、もう10月というのに。気温自体は夜は20度を下回っているが、海に近いので冷え込みはない。晴れればまだ25度になる。だから死に絶えずに生きているのかも。でも、さすがに蝉にはしんどかろう。

そういえば、自宅ではまだ雄のカブトムシが生きている。10日くらい前から元気は無さそうに思えるのだが、それでも夜になればゼリーをほおばっている。雌も一昨日死んでしまったが、結構長生きした。雌はたくさんの卵を産んで、幼虫が今クヌギマットの中で育っている。

ところで、このつがい、8月上旬に近所のダイエーで300円で処分されていたやつで、ここまで楽しませてくれて、最高のコストパフォーマンスである。