昨夜はみなとみらいホールで開催された、ヒラリー・ハーンによるバイオリンのコンサートに行ってきた。
実は、自らの意志でクラシックのコンサートを聴きに行くのは生まれ初めて(マジ)。そこまでに至る過程を説明すれば長くなるのだけれども、こんな感じ。
(1)iPodで音楽を楽しむ生活が数年間続き、POPsばかりではなくて、クラシック(特にバイオリン)も少しは聞きたくなった。
(2)オーケストラよりも無伴奏の曲がいいな、と思っていたので、アマゾンで探して、評価が高かったヒラリー・ハーンのCDを昨年6月に購入した。聴いてみたら、彼女の抜群の腕前に感服し、いたく気に入って、お気に入りの1つになった。
(3)昨年11月にネクストパブリッシングの千葉さんのお誘いで30年ぶりに楽器を出してきてから、バイオリン演奏がリアルな生活に入ってきた。
(4)お手本としてヒラリー・ハーンのCDを毎日のように聴くようになり、まずます彼女のすばらしい演奏に惚れ込んだ。
(5)昨年12月、昼休みに私の回遊ルート沿いにある「みなとみらいホール」の前を歩いていたら、見覚えのある顔のポスターを発見。何と、ヒラリー・ハーンが2009年1月にそこでリサイタルを開くとある!!
(6)天命のようなものを感じ、チケットを購入!
という具合。
みなとみらいホールは、会社の目の前、歩いても2分くらいのところにある。19時からの開演だから、10分前に会社を出てもゆとりで間に合う。つくづく「みなとみらいに会社を移転して良かった」と思った瞬間である(公私混同ゴメン)。それに加えて、横浜。やっぱり首都圏はいいなぁ。世界中から演奏家が来てくれるから(名古屋出身の小生にはありがたみがわかる)。
ヒラリー・ハーンの演奏は、それはそれはすばらしかった。イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタは、弾くのがとても難しいという話は知っていたが、彼女の技巧は秀逸で、さらりと完璧にクリアしてしまう。そして、楽しそうにリズミカルに演奏しているので、まるでその楽曲の演奏が容易であると勘違いしてしまうほどだ。ブラームスのハンガリー舞曲も躍動感に満ちあふれているし、初めて聴いたアイヴスのヴァイオリンソナタも、演奏のダイナミックレンジの大きさに感銘した。バルトークのルーマニア民族舞曲も、その1つの楽章をフラジオレットだけで弾き通すのだが、あっぱれ完璧だった。う~ん、恐るべき演奏家だ。その人が、みなとみらいの、自分の目の前にいて演奏しているのだ。
「(にわか)アマチュア演奏家」としては、彼女の奏法から何かを学び取って活かしたいと思って、目をこらしてボーイングや指捌きを観察した。身長が私と2センチしか違わないので、そのままそっくりまねることができれば、もうちょっとは私の演奏も改善されるかも知れない(と、書くほど容易ではないのだが)。
たっぷりの感動をもらって家路につく。桜木町の駅に到着したら、「人身事故によりダイヤが乱れております」とある。ありゃ~..
寒いホームで待ったあげく到着した電車は東急田園都市線級の混雑で、カバンから手を離しても落ちないくらいで、ヘロヘロになった。
せめて感動をそのまま家に持ち帰りたかったんだが、どうも自分の星巡りはどこかで狂うのだ orz
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