横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Dreamforceに参加していない今年

2017年11月08日 20時22分13秒 | ビジネスetc
2010年から2016年まで、Dreamforceに7年間連続して参加した。
Dreamforceは僕に未来を見せてくれる場であったし、幅広い知識、素晴らしい人の縁を多数得られた。何度も参加できて、本当に良かったと思う。

昨年のDreamforce参加最終日の僕の予定は直前に変わった。変わったのは予定だけでは無い。人生そのものが変わった。
今年は会場からわずか数十キロ離れた場所に来ているものの、参加はしなかった。

オークニーという自分が創業した会社で、僕は地理情報を一人でも多くの人に活用してもらう世の中を作りたかった。オープンソースに取り組んだのは、高額なライセンス料金が普及とイノベーションを妨げていたからであり、クラウドサービス(SaaS)をいち早く手がけたのも、専門家の手から一般の人の手に利用者を増やしたかったからである。

そうしたビジョンを実現するために、経営者としては技術やプロダクトだけでは無く、投資資金の調達にも多大なエネルギーを注いだ。セールスフォースドットコムから投資を受けるという貴重な体験もできた。

いろいろあって2016年春にオークニーから離れた。その過程で、会社を経営することよりも、もっと実際の地図に近いことをやりたくなっていた。昨年のDreamforce参加は、自分探しの旅も兼ねていた。

成田を発つわずか2日前。急遽、別の予定が入った。サンフランシスコ市内の宿を一日早く切り上げ、ネットでシリコンバレーのホテルを予約した(そのホテルには縁があり、今日も泊まっている)。そしてDreamforce最終日に当たる金曜日に、私の次に進むべき道が見えた。

人生は自分でこうしようと思ってもそうはいかない。むしろ、「こんなはずじゃ無かった」ということとの戦いだ。そしてある時、すんなりと潮の流れに身を任せる機会がやってくるようだ。僕にとって、この一年はまさにそんな感じだ。。

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