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MFCオーナーのブログ

女優たち

2017年09月03日 00時39分41秒 | 映画
唐突だが、僕は決していわゆる「鉄オタ」ではないと思っているが、電車に乗るのは好きである。数時間程度の電車移動なら、ほとんど苦にならないが(昼間に限る。夜の電車移動はつまらん。笑)、こんな企画だとどうかな?(笑)

【55歳以上限定】新幹線で北海道から九州へ!日本縦断ご夫婦フルムーンの旅5日間

つまり、5日間で全ての新幹線に乗ってしまおう、というツアーである。行程を見てるとなかなに凄い。夜は温泉旅館に宿泊するものの、基本的に観光等は一切なく、ひたすら新幹線(時々在来線やバス移動もあるが)に乗り続けるのだ。↑のURLにスケジュールも掲載されているので、確認してみて欲しいが、とにかく新幹線。昼食は5日間共駅弁という、ナイスな企画はあるものの(笑)、ずっと新幹線に乗りっ放しだと退屈しないかな、なんて思ったりもする。でも、好きな人にはたまらない企画かも(笑) 個人的には非常に興味ある。ただ、55歳以上の夫婦、という参加条件を満たしていないので、実際にはツアーを体験する事は出来ないのだが。

このツアー、スケジュールをよくよく見てると、日本の9つの新幹線(北海道、東北、上越、北陸、東海道、山陽、九州、山形、秋田)全てに乗ると謳ってるけど、実際には乗らない区間があるので(東北新幹線の仙台-福島、金沢新幹線の高崎-上越妙高)、完全制覇とは言い難いような気がする(笑) 別に、どこにも完全制覇とは書いてないが(笑)

所で、全く話は変わるが、先日フランスの女優、ミレーユ・ダルクが亡くなった。享年79歳。慎んでご冥福をお祈り致します。

と、言っても、実は僕はミレーユ・ダルクが出演した映画は見ていない。厳密には、1本だけ見ているが、それがアラン・ドロンの『ボルサリーノ』とのことで、この映画を見た記憶はあるが、内容は全く覚えていないので、見てないも同然。申し訳ないが、ミレーユ・ダルクの記憶もない。覚えてるのは音楽だけ(笑) その他ミレーユ・ダルクのフィルモグラフィーによると、『恋するガリア』とか『ジェフ』あたりにも出ていたそうで、ここいらは名前は知ってるけど、やっぱり見てない。『恋するガリア』も音楽の記憶しかない(笑) 後年、監督をやってたのも知らなかった。

実は、そういう人多いのだ。名前や顔は知ってるけど、映画はほとんど見た事ない女優たち。前にも書いたけど、僕は中学生の頃映画少年で(なんか、↑の記述見てると、映画好きというより映画音楽好き、って感じ。笑)、借りてきた『スクリーン』や『ロードショー』をよく見ていて(決して『キネマ旬報』ではないのがミソ。笑)、当時の人気女優たちが登場するグラビアを毎号見てたので、顔と名前は知ってたのである。

グラビアに登場するくらいだから、いわば当時の旬で皆若く美しく、特に好きとか好みとかではなくても、自然と写真に釘付けになってしまうだけの魅力とオーラを放っていた。例えば、こういった人たち。

ジャクリーン・ビセット


キャンディス・バーゲン


キャサリン・ロス


ミレーユ・ダルク


ナタリー・ドロン


オリビア・ハッセー


スーザン・ジョージ


シドニー・ローム


彼女たちは、当時高い人気を誇っていたと思うのだが、反面、演技者としての評価は今イチだったのかも、なんて思ったりもする。当時旬の美人女優というと、フェイ・ダナウェイもそうなのだが、こちらはあまりグラビアには登場しなかったような気が...^^; 彼女は、演技でも、この頃既に評価を確立していた(『チャイナタウン』でオスカーにノミネートされてたし)からだったのだろうか。う~む、でも、だとしたら、それは差別だな(爆)

↑の女優たちは、1940年から50年頃の生まれの人が多いので、当時(70年代半ば)ならだいたい30代。今の感覚だと、男女問わず30代はまだまだ若手という感じだが、あの頃は今よりもっと大人という印象だった。中学生だった僕からすると、↑の女優たちは、かなり年上のオバサン(失礼!)な訳だが、そんな感覚は全くなかったな。写真を眺めた後、生年月日を聞いてたまげる、ってパターン(笑) 

個人的には、ジャクリーン・ビセットは好きで、映画も何本か見ているが、それ以外の↑女優に関しては、グラビアで見てきれいだな、と思う以上の存在ではなかった。ただ、今見ても(なるべく若い頃の写真を拾ってきたのだが)皆さん魅力的である。なんというか、“品”みたいなのを感じるな。ま、こっちも若かったけど(笑)

この度のミレーユ・ダルクの訃報を聞いて、40年以上も昔、映画に興味を持ち、テレビで見て、ラジオで音楽を聴き、雑誌や新聞広告で情報収集する、という生活をしていた日々を懐かしく思い出してしまった。あの日に帰りたい、とは思わないけど、良き日々だったな、と思う。思い出は、このようにして整理され検証され収納されていくのである。次、引っ張り出すのはいつなのか?

いい機会だし、『ボルサリーノ』今度DVD借りてみようかな。
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