久々に、実に久々に日本武道館に行ってきた。もしかすると、10年ぶりくらいかもしれない。確か、その時見たのはエルトン・ジョンだったと思うけど、今回見に行ったのは今をときめくテイラー・スウィフトである。
テイラー・スウィフト、ただ今飛ぶ鳥落とす勢いである。2006年にデビュー、2ndアルバムは2009年度のグラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得、ティーンエイジャーを中心に絶大な人気を誇り、ファッション・リーダーとしても注目を集める21歳。そんなテイラー・スウィフトの、去年に続く2度目の来日公演に行ってきたのである。
とはいえ、年々流行に疎くなっている昨今、実はテイラー・スウィフトの事は去年までほとんど知らなかった^^; 今回の来日公演に行く事になったのは、妻がテイラー・スウィフトを好きだからだ。
という訳で、去る2011年2月16日の水曜日、日本武道館でテイラー・スウィフトを見てきた。
さて、武道館に到着後、オペラグラスを購入。何種類かのオペラグラスが並んでいたが、一番高いのを買わせようとする売店のおばちゃんを無視して(笑)、安いのを購入。そして、席にたどり着いてみると、ややビミョーな位置。ステージを斜め前の角度のない所から見る感じだ。
2階席です。分かるかな?^^;
とにかく、観客は若い子、それも女の子が多い。これだけ客の平均年齢が低いコンサートに来るのは、もしかすると初めてかもしれない(爆) と、そんな雰囲気に圧倒されつつ、やはり同じ武道館にいるはずのろーずさんに、携帯メールを送ってみる。そしたら、2階のステージ正面にいる、との返信が。少なくとも、我々よりは良い席のようだ(笑)
席に着いてほどなく、開演時間の約30分前、ステージにギターを抱えた兄ちゃんが上がり、歌い始めた。つまり前座である。それも日本人。外タレのコンサートで前座、それも日本人が務めるというのは、昨今では珍しいのではなかろうか。昔は多かったようだが。かつて、武道館でキッスの前座をBOW WOWが務めた、なんて話も聞いたことあるし。それはともかく、斉藤ジョニーと名乗る彼は、ギターの弾き語りで何曲か歌い、MCで「前日、大阪でテイラーのステージ見たけど、ヤバかったです」とその素晴らしさを語り、最後に「ラジオ・スターの悲劇」のカバーを披露して、ステージを降りた。
その後だったかな、アリーナ最前列がなんとなくわさわさしている。買ったばかりのオペラグラスで見てみると、人が倒れたのだろうか、警備員が集まって、担架もやって来て、誰かを運んでいったみたい。いや、確かに見てたんだけど、担架の周りを警備員たちが囲んでるので、よく分からなかったのだ。担架に乗せられた人が暴れてた、というのは妻の談。
と、そんなこんなしてるうちに、定刻を過ぎ、場内が暗転する。客席で光る無数のスティックライトが綺麗だ。そして、いよいよテイラー・スウィフトの登場である。場内のボルテージは一気に高まり、2階席だというのに、皆立ち上がってしまった。仕方ないので、こちらも立つことにする。ここで立ちたくはなかった(笑)
大歓声に迎えられて登場したテイラー・スウィフト、スクリーンに映った姿を見ても、確かに可愛い。ギターを抱えて素朴なステージを見せるのかと思っていたけど、一曲目からハンドマイクでステージ狭しと動き回りながら、エネルギッシュに歌っていた。少々意外な気はしたけど、若くて勢いのある彼女らしく、華やかでエキサイティングなライブを展開していた。
バックバンドは、全部で8人。ギターが3人にキーボード、ベース、ドラム、そして女性コーラス二人、という編成。女性コーラスのうちの一人は、ギターとバイオリンも弾いてた。
一曲目が終わった後、MCをする彼女の顔がスクリーンに大写しになったけど、観客の反応に驚いてるような戸惑ってるような、そんな表情を浮かべていたのが印象的。その後、2~3曲歌ってから、一回目の衣装チェンジ。そして、歌いながら客席へ降りていく。当然、アリーナの観客は大興奮な訳だが、そのままガードマンに守られながら、テイラーはアリーナ後方に設けられた小さなステージに向かって歩いていく。そういうものがあるなんて、気づかなかった^^;
そのステージに上がると、テイラーはギターを手にまず南スタンドの方を向いて歌い始める。いいなぁ、きっとろーずさんは正面から見たに違いない(笑) 羨ましい。そして、次の曲では西を向いて歌い、その次の曲では北を向いて歌った。見事なファン・サービスだ。それから、再び客席を抜けてステージに戻り、今度はピアノの弾き語りを披露する。多才である。
僕自身は、テイラーの曲はあまり知らないのだが、予想以上にバラエティに富んでいて、良い曲も多い。曲を知らなくても楽しめるコンサートだった。この日、ステージで披露した曲が全て彼女の自作であるなら、ほんと末恐ろしいミュージシャンだと思う。
衣装変えを2回(3回だったかな?^^;)行い、ノリのいい曲、しっとりと聴かせる曲、観客も一緒に歌える曲、と曲調も様々、と最後まで飽きさせないのはさすが。ステージ後方のスクリーンに顔のアップが映し出されるたび、周囲の女の子たちが「可愛い~」と歓声をあげていた。実際可愛かったけど(笑) 前述したように、戸惑ってるような表情も見せたけど、やはり自信に満ちた生き生きとした表情が多く、よりテイラーを美しく見せていた。
一時間半ほどでコンサート本編は終了。アンコールの最後で、ステージ後方にテイラーがダイブし、その瞬間場内が明るくなってコンサートは終わり、というあっけない幕切れだったけど、実に良いコンサートだった。難を言えば、ボーカルがやや聞き取りづらかった気もする。これは、我々の席の問題だろうとは思うけど。
という訳で、初めて見たテイラー・スウィフト、とても素晴らしかった。セットリストなしですまそ(笑)
開場を出てから、グッズ売り場に並んでTシャツを買った。
表
裏
ツアーTシャツだけあって、日程も書いてあるのだが、今回のワールドツアーは始まってすぐ日本なんだね。
で、まだ収穫がある。
下敷きである(笑) 表と裏で絵が違う。武道館の外に店出してた屋台(笑)で買った。場外で売られていたので、バッタもんかもしれないけど(爆)
帰るとき、ろーずさんから届いたメール、「テイラーは眉毛でしたね」、う~む、なるほど(笑)
ところで、最後に、コンサートとは関係ないが、気になった事を少々。
武道館の客席は飲食禁止だと思っていたが、そうでもないのでろうか? お茶やら缶コーヒーを席で飲んでいる人が結構いた。堂々と缶ビール持ち込んでる人もいたし。場内整理はいたけど、見回ってる様子はなく、我々の席の近くには誰も来なかった。
しかも、コンサートが始まったら、携帯などで写真を撮りまくってるのもいた。警備員とか止めに来る訳でもなし、正に無法地帯。きっと、動画を撮ってる輩もいたに違いない。いいのか、これで。妻に聞いた話だと、この日のライブレポを自分で撮った写真付きで、ブログにアップしてるのが結構あったらしい。本当にいいのだろうか。テイラー・スウィフト側に知れたら、問題になるような気がするけど。
てな訳で、テイラー・スウィフトのコンサート・レポートでした。毎度の事ながら、簡単で申し訳ない^^;
で、2枚目の写真。
パッと見、南東スタンド2階席と
すぐにわかる。
それにしては、ステージに対して
かなり角度が少ないぞ。
ラグビーのトライ・フォー・ゴールを
一番はじっこから行うみたい。
おかしいな。
この違和感は何だろう。
あれ?。
北側からせり出している舞台が、
アリーナの中ほどまで来てるし。
でか!。
これじゃあ、東スタンドは
使い物にならないな。
いまどきの武道館で行う公演って
こんなに巨大な舞台なんですか?。
アーモンド形の瞳とキュッとした唇の可愛い方で、
カントリーミュージック歌手というのが、珍しいなぁと思いましたが、
コテコテのカントリーミュージックと言う感じでなく、
歌唱力がすばらしく、等身大の若い女性の歌だと思いました。
生で歌声を堪能されて良かったですね。
>パッと見、南東スタンド2階席と
>すぐにわかる
さすがですね。南東スタンドの端、柱のすぐ脇でした。
>北側からせり出している舞台が、
>アリーナの中ほどまで来てるし
そうなんですよ。僕も、会場に入った時に感じましたけど、ステージが大きい、逆に言うと客席が狭いような感じなんです。
>いまどきの武道館で行う公演って
>こんなに巨大な舞台なんですか?。
思うに、テイラー・スウィフトが今回のワールドツアー用に用意したステージは、武道館よりも広い会場向けなのではないか、と。スクリーンのデカさも、それで納得できます。
♪那由他さん
>テイラー・スウィフト、去年、テレビで歌っているのを見ました
ご覧になりましたか。僕も見ました。どういう番組かは忘れましたが^^; 彼女が成功するまでのドキュメンタリーだったような。
>コテコテのカントリーミュージックと言う感じでなく
最近の傾向なんでしょうか、カントリーの雰囲気が感じられるポップス、という感じですね。アメリカだから、当然なのかも。
>歌唱力がすばらしく、等身大の若い女性の歌だと思いました
聞く所によると、彼女は自身の体験を歌にしているそうで、そこいらが同世代の女性たちの共感を呼ぶのでしょうね。