100年に一度という不景気の中、出版業界も大変らしい。特に雑誌は、広告収入の落ち込みが激しく、廃刊・休刊が相次いでいるようだ。それを受けてかどうか知らないが、大手出版社がBOOK OFFあたりと手を組んで、古本市場にも進出するらしい。書籍の返本も相当な数になるらしく、全体の4割が最終的には裁断処分になってしまう、とかいう話だし、そういった書籍を少しでも減らせれば、ということなのか。ま、ただ同然でも、裁断するより売った方がいいからね。読者からすれば(笑)
どうでもいいが、BOOK OFFって古本屋な訳だが、CMを見てても本屋って感じがしない。なんたって、♪本を売るならBOOK OFF~、だもんね。本を買うんじゃなくて、売りに来て下さい、って宣伝してるんだもんなぁ。店内で見てても、本を買う人より売りに来る人の方が、確かに多い。本当に儲かっているのか? こっちが心配することじゃないけど(笑)
僕は、一応読書家を自称している訳だが(笑)、実際の所、そんなにたくさん読んでる訳ではない。年間50冊読む、というのを目標にしてる人もいるが、僕なんかとてもとても...でも、2009年上半期も過ぎたことだし、今年の前半どれくらい本を買った(読んだ)のか、調べてみた。
1月
犯罪小説家/雫井脩介(双葉社)
日出処の天子(三)(四)/山岸涼子(白泉社文庫)
ピンク・フロイドの狂気/マーク・ブレイク 中谷ななみ訳(Pヴァイン・ブックス)
2月
日出処の天子(五)(六)(七)/山岸涼子(白泉社文庫)
聖なる黒夜(下)/柴田よしき(角川文庫)
3月
アンボス・ムンドス/桐野夏生(文春文庫)
4月
私立探偵・麻生龍太郎/柴田よしき(角川書店)
心にナイフをしのばせて/奥野修司(文春文庫)
バスジャック/三崎亜記(集英社文庫)
5月
名探偵はもういない/霧舎巧(講談社文庫)
6ステイン/福井晴敏(講談社文庫)
届かぬ想い/蘇部健一(講談社文庫)
貧困の光景/曽野綾子(新潮社)
6月
風の墓碑銘(上)(下)/乃南アサ(新潮文庫)
おれは非情勤/東野圭吾(集英社文庫)
激流(上)(下)/柴田よしき
1月から3月は少ない。特に3月なんて、文庫一冊しか買ってない(読んでない)。確かに、かなり多忙ではあったけど....^^;
4月から6月は、通常に戻ったという感じ。通勤・出張その他移動時間が増えた、という事か。一見なんてことない数字に、生活環境の変化が読み取れる(笑)
それにしても、ほとんど小説しか読んでない。それも大半がミステリーだ。たまには評論とか学術書の類も読まないといけないのか(笑)。あと、ベストセラーの類が全くない。これも驚異か(爆)
ちなみに、上記は自分で買って読んだ本だが、借りて読んだのが一冊ある。
告白/湊かなえ(双葉社)
ここで初めて、ベストセラーが登場するのであった(笑)。かなり面白かったっす。お薦め。
さて、下半期はどうなる?(笑)
買うのはもっぱらミステリーなどの小説ばかりですが、たまにCDも買います。
売る方は、たいてい年末にその年買った本の大半を売りに行ってます。
ちなみに今読んでるのもBOOK OFFで買ったもので、東野圭吾「怪笑小説」という短編集です。
オーナーさんの読書リスト、これから読む本を選ぶ時の参考にさせていただきます。
オーナーさんのリストの中で、私が読んだ本は、「アンボス・ムンドス」「心にナイフをしのばせて」でした。
柴田よしきさんの本では、「Miss You」を読んだかな。
未読なのですが、麻生龍太郎というのは、
麻生太郎さんと橋本龍太郎さんの合体の名前なんでしょうか。
私はわりあい桐野夏生さんの作品を読んでいることが多いのに気がつきました。
桐野夏生さん、文も構成も素晴らしいですが、その上、凄い美女ですね。
つい最近、新作の「IN」を読んだばかりです。
告白/湊かなえ、ちょっと気になるので読んでみようかな。
桐野夏生さんは以前は好きだったのですが、女性探偵「村野ミロ」のシリーズで、最後の作品(だったか?)で、人が変わったかのようにエッチな人になって、父親を殺す話(だったか?)あたりから離れ始めてしまいました。
福井晴敏のは江戸川乱歩賞を受賞した作品を、先日、甲府まで足を延ばしてライブ観に行った時にやることなくて入った県立図書館で読み始めました。
前半の終わりあたりで、「う、このペースだと終盤の盛り上がったあたりで読み終えないとライブに間に合わない」と気づき、残念ながらその時点で読むのやめてしまいました。今度、読みます。
>私もBOOK OFFはけっこう利用します
僕もよく覗きますよ。CDしか買った事ないですけど^^;
>たいてい年末にその年買った本の大半を売りに行ってます
何冊くらいあるのでしょうか? でも、あまりいい値にはならないのでは? BOOK OFFって、結構叩かれるという話ですし(笑)
僕は、今まで本とかCDとか売った事ないんです。自分で買ったものだと、なんとなく勿体なくて(笑) 単なるケチですけど(笑)
>ちなみに今読んでるのもBOOK OFFで買ったもので、東野圭吾「怪笑小説」という短編集です
読みました。こういうブラックな笑いも、東野圭吾得意ですよね。文学賞の選考結果発表を待つ話とか、かなり笑えました。
♪那由他さん
>「本棚を見るとその人のことがわかる「とか 言いますね
僕も他人の家へ行くと、本棚に目が行ってしまいます(笑)
>麻生龍太郎というのは、麻生太郎さんと橋本龍太郎さんの合体の名前なんでしょうか
あ、そういえば、そうですね(笑)。この麻生龍太郎というキャラクターは、もう10年くらい前から、柴田よしきの小説に登場しています。その頃、橋本龍太郎はともかく、麻生太郎はメジャーだったんでしょうか? 僕が知らなかっただけ?(笑)
>私はわりあい桐野夏生さんの作品を読んでいることが多いのに気がつきました
僕も桐野夏生は好きで、だいたい読んでます。ここ数年、ダークな小説が多いですが(笑)
>つい最近、新作の「IN」を読んだばかりです
桐野夏生とか東野圭吾とか、多作の人の場合、新刊買ってると金が続かないので、文庫になるのを待ってます。従って、『IN』も未読です。早く読みたい(笑)
♪ルールーさん
>わたしもほとんどミステリーばっかり読んでます
やっぱり面白いですからね。当然ですよ(笑)
>告白/湊かなえ、ちょっと気になるので読んでみようかな
これは面白いです。オススメです。是非読んで下さい。
♪マットさん
>この中で読んだのは「6ステイン/福井晴敏」だけでした
僕は、福井晴敏を読んだのは初めてです。現実離れした話みたいですが、自衛隊特殊部隊って、本当に存在するのでしょうか?
>人が変わったかのようにエッチな人になって、父親を殺す話(だったか?)あたりから離れ始めてしまいました
『ダーク』ですね。この作品での村のミロの変貌振りは凄まじいですよね。父親を見殺しにして、殺人を犯し、ついには子供まで産んでしまうとは...ミロ・シリーズだと『天使に見捨てられた夜』が好きです。
>残念ながらその時点で読むのやめてしまいました。今度、読みます
そんなに面白かったですか。『亡国のイージス』も読んでないのです。映画は見ましたが。『6ステイン』も、ストーリーは面白いですが、文体に取っつきにくいものを感じました。
確かに説明がダラダラと続く部分など、冗長な部分があると思います。実は、そういう場所は斜め読みして飛ばしています。(汗)
>自衛隊特殊部隊
防衛庁情報局のことですね。^^
この人の話、「赤坂」がCIAの事で、「市ヶ谷」がDAISという架空の日本版のその手の組織のことです。「亡国のイージス」は映画は観てないですが、本は良かったですよ。特にラストシーンが感動的でした。これも確か活躍した主人公はDAISの人だったと思います。「DAISシリーズ」と言っていいのか分かりませんが、すべて同じ人が出てこないところが、いわゆるシリーズものとは異なると思います。「亡国のイージス」を読んでかなり時間が経過してから、「6ステイン」を読んだので解説読むまで気づきませんでしたが、唯一「6ステイン」のラストの作品に「亡国のイージス」」で活躍したDAISの人が出て来ていたらしいです。
あ、Wikiに組織の説明ありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E5%BA%81%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%B1%80
>防衛庁情報局のことですね。^^
>この人の話、「赤坂」がCIAの事で、「市ヶ谷」がDAISという架空の日本版のその手の組織のことです
あ、やはり架空の組織なんですか...実在するのなら面白いのに、なんて思いながら読んでました。
>唯一「6ステイン」のラストの作品に「亡国のイージス」」で活躍したDAISの人が出て来ていたらしいです。
Wikiで見ました。如月ですね。でも、この人『6ステイン』に登場しましたっけ? 覚えてないなぁ(笑) つーか、他の物語の方が印象的でした^^;