日々の覚書

MFCオーナーのブログ

市俄古への長い道

2008年04月14日 00時12分21秒 | 音楽ネタ

Chicago9

以前予告したけど(笑)、いよいよシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのジョイント・コンサートが目前である。どちらも初めて見るバンドなので、非常に楽しみだ。当日は、絶対残業しないもんね(爆)

前にも書いたけど、僕はシカゴはあまり聴いてない。けど、コンサートに行くと決めたら、なんだか聴きたくなってきて、ベスト盤を買った。『Chicago Ⅸ Chicago's Greatest Hits』である。かつては『偉大なる星条旗』という邦題が付いていたような記憶がある。もちろん、邦題フェチ(?)の僕としては、日本盤が欲しかったのだが、廃盤になったようで、店頭にもないし、アマゾンやHMVでも扱っていない。仕方ないので、輸入盤を買った。

(余談だけど、よくコンサートに行く前に“予習”と称して、CD(ベスト盤)を買い込んで聴き込んだりする人が多い。どうも、これには馴染めない。別に知らない曲があったっていいではないか。誰も怒ったりしないよ。知ってる曲がないと楽しめない、というのなら、なぜチケットを買ったのか? コンサート行って、気に入ったらCD買えばいいのではないの。コンサートの楽しみ方は色々あるので、批判する気は毛頭ないが、曲知らなくたって十分楽しむ事は出来る。それに“予習”という言葉もイヤだなぁ...笑)

あ、シカゴのアルバムで『シカゴの軌跡』というのがあるが、あれは1stであって、ベスト盤ではないので、勘違いしないように(笑)

シカゴの場合、ベスト盤が結構出ている。オールタイムベストとかいう、デビューから現在に至るまでのヒット曲を収めた2枚組、なんてのもあるが、80年代以降のシカゴのAORヒットは別に聴きたくはないので(笑)、70年代半ばまでの曲を集めたベスト盤にした、という訳。実は、10年ほど前、レンタルでこの『偉大なる星条旗』と『ハート・オブ・シカゴ』の2枚を借りてきて、それぞれを90分テープの片面に録音して、車で聴いてた時期がある。テープのA面とB面で、全く違うバンドになったシカゴを聴きながらドライブしてたのだ(笑) どちらも、ドライブのBGMには最適である。どうぞ、お試し下さい(笑)

思えば、70年代終盤低迷してたシカゴが、80年代に入り、「素直になれなくて」の大ヒットで甦り、以降バラードヒットを連発してた頃、周囲には「こんなのシカゴじゃない」という声も多かった。そりゃ、「長い夜」とは全然違うわな。ブラスセクションも全く目立たなくなったし、あれほど手数の多かったダニー・セラフィンのドラムが、非常に大人しくなった。辞めたのかと思ってクレジットを見たら、ちゃんと在籍してたので、人間って変わる時には変わるんだな、とミョーな感心をした記憶がある(笑)

僕はといえば、元々シカゴが好きだった訳ではないし、80年代の一連のヒット曲も、「素直になれなくて」などの一部の曲を除けば、アレンジのみで曲として成立してるような感じだったから、ずっとシカゴには興味が持てないままだった。ただ、80年代になってシカゴは変わった、とは特に思わなかった。彼らには、70年代にも「愛ある別れ」とか「朝もやの二人」といった、なよっとしたヒット曲があり、80年代のバラード路線もその延長みたいに思えたからだ。

この『偉大なる星条旗』を聴いてみても、ヒット曲の大半はラブソングで、それほど硬派なイメージはない。が、どの曲も強引なまでのブラスアレンジが凄い。呆れるくらい(笑) けど、この時期のシカゴは、紛れもなくロックバンドだったのだ、という気がする。80年代のシカゴは、ああいう下地は持っていたけど、既にロックバンドとは言い難い。精神は確かに変わってしまった。

その80年代も遠くなり、シカゴもきっと、さらなる変身を遂げたのだと思う。今回の来日公演では、どんな姿を披露するのか。楽しみである。

シカゴといえば「サタデイ・イン・ザ・パーク」、この曲昔から大好きである。コンサートでも、もちろん演奏するのだろう。アンコールの一曲目は「サタデイ・イン・ザ・パーク」で決まりっ!(爆)

コメント (7)
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