「米百俵」

2006年06月30日 | Weblog
妻が3月まで受け持っていたクラスの男の子が、お父さんの転勤で急遽遠くに引っ越す事になり、時間を見つけて夫婦揃ってお別れの挨拶に行ってきました。

男の子は電車が好きで、僕も色々と電車の名前を教えてもらいました(笑)。
妻は男の子から「ちぐさせんせい、だいすき」と書かれた折り紙のプレゼントをもらって喜んでました。

男の子のお母さんとお話しをさせてもらったのですが、育児をして子供から気付かされる事というのが多々あるとの事。そして、話しはそれますが「現代版寺小屋」のようなものを国主導で作れないか?国などの育児支援も児童手当などのお金だけでなく、教育の場を提供して欲しいと意見を頂きました。(児童手当などは、生活費に消えるから)

この現代版寺小屋というのは、親が教育に関心がある家庭では塾に通わせたりできるが、関心がない家庭では何もしなかったりして、子供に対する教育の機会が平等でなくなる。とくに幼児教育(0歳児~3歳ぐらいまで)は大事で、この期間が色々と物事を吸収していくのではないかとのこと。ちなみに、この教育というのはいわゆる勉強だけというものではありません。

小泉首相は就任時の演説で「米百俵」のお話しをされましたが、米百俵の話しは財政が厳しい中、将来藩を支えるであろう児童の教育に米百俵をまわしたというお話しです。景気対策や財政健全化も大事ですが、我々は将来の日本を背負う世代に先行投資する必要があるでしょう。