「報道に対する疑問」

2006年06月16日 | 出来事
事務所で昼食の休憩中、テレビをつけてお昼に放送されてるワイドショーを観てました。

スタジオ内に何部屋か設置され、中をアナウンサーが説明しながら放送してるので、「何なんだろ?」と思って観ているとテロップで「犯行の手口」とかかれてました。アナウンサーが軍手をつけたりしてるので、てっきり空き巣などの犯行の手口を放送してるのかと思ったら、先日に起こった児童殺害事件の犯行をスタジオ内で再現してるものでした。

僕は以前から、報道のあり方というものに疑問を持っています。「報道の自由」がありますので、それを否定する考えはありませんが、今の日本では行き過ぎた報道が多いような気がしてなりません。それも、真に事件の真相を解明するもとというよりも、商業的に視聴率が取れる報道を行なってるような気がします。

同じような過ちを未然に防ぐために、犯行にいった経緯などの解明は大事ですが、どのように殺害したのかとか、またそれを再現する必要性はどこにあるのでしょうか?児童をこうやって招きいれ、こうやって絞殺したとまで再現するのですから・・。特に遺族に対する配慮というものがなされていない報道が氾濫しているのが日本の報道のあり方のような気がして、残念でなりません。

いつの日か、その事件に視聴者が関心をなくしたら、報道すらされなくなるのですから。