イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

鳩からつげ義春

2009年03月13日 14時47分16秒 | Weblog
ある日、仕事をしていたら、ベランダから鳩の鳴き声が聞こえた。

仕事場は、ベランダに面しているから、ベランダで何かが起こったらすぐにわかる。何かが起こるといっても、ここは六階だから、外から誰かに見つめられるとか、誰かが侵入してくるなんてことはなくて、洗濯ものが落ちた気配がするくらいしかないのだけど。

覗いてみると、ベランダには二羽、裏庭にはゼロ羽、ニワトリがいた。じゃなくて鳩がいた。

鳩の顔に「何か食べものをください」と書いてあるような気がしたので、玄米を一握りベランダにばらまいてやった。鳩は、まるで豆鉄砲でも食らったような顔をして、その場から動かなかった。

次の日、仕事をしていたら、ベランダからやたらとたくさん、鳩の声が聞こえた。

「そうだ、昨日、玄米をあげたんだった」と思って、覗いてみると、ベランダには鳩が三羽、ニワトリが三羽、カエルが三匹、合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ、じゃなくて、鳩が三羽いた。

玄米はほとんど食べつくされていた。そのかわり、予想通りというか、鳩のフンがいくつか落ちていた。僕がちょっと近づくと、三羽は驚いて逃げて行った。ロート製薬のCMみたいだった。

玄米を食べてくれて、うれしかった。新しい友達ができたみたいな気がした。

仕事場に戻ると、Youtubeでクイズダービーの動画を見てみた。大橋巨泉が懐かしかった。

夜、寝る前に蛭子能収さんが書いた『ヘタウマな愛』を読んだ。彼のとても悲しい体験が書かれているので、読んでいて少々辛くなってしまった。でも、とてもいい本だった。いつのまにか、眠ってしまった。

朝、wikipediaで「蛭子能収」の記事を読んでみた。「人物」の項に、「腰が低いようでいて厳しい批評をし、ビートたけしの前で「大橋巨泉さんのほうが面白い」と臆することなく発言したこともある。」を書いてあるのを読んで、笑ってしまった。度胸がある。ちなみに、僕はたけしの方が好きだ。

蛭子さんはつげ義春に大きな影響を受けたようだ。僕も、つげさんの漫画は大好きだ。というわけで、今日はちょっとつげさん風に書いてみた。

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