タケシのブログ

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孤立した男性、死を覚悟、岩国市周東町の獺越地区

2018-07-15 21:20:52 | Weblog
豪雨による土砂崩れで住民1人が死亡した岩国市周東町の獺越地区で、浸水した自宅に取り残され、ヘリコプターで救助された男性は
「土砂崩れの破壊力は想像を超えたもので、一時、死を覚悟した」と当時の状況を振り返りました。
岩国市周東町の獺越地区に住む上村真治さん(47)は、当時、両親と3人で自宅にいました。
前日の6日の夕方に勤め先から帰宅してからも雨は降り続き、午後8時ごろからは近くを流れる東川で上流から流れてくる岩がぶつかる
大きな音が振動とともにひっきりなしに聞こえたということです。
その後も何度か川の水位を確認していましたが、近くの山はそれほど高くないため土砂崩れの危険性はあまり気にしていなかったということです。
そして、7日の午前3時ごろ、避難しようとしていたときに山の方から「ゴゴゴゴ」と地鳴りがし始め、「ミキミキ」「パキパキ」と竹や木が
引き裂かれて折れるような高い音が響いて、大きなものが木をなぎ倒しながら迫ってくるような感覚を覚えたといいます。
このとき上村さんは「土砂で家ごと流され、命に関わるのではないか」と瞬間的に感じたといいます。
そして当時いた2階の窓を開けて外を見てみると、暗闇で何がおきているのかわからなかったものの、
「どしゃー」と近くの家がつぶれ、川に土砂や流木が流れ込むような大きな音がしたといいます。
その音と同時に、自宅からおよそ5メートル離れた電柱が火花を散らしながら倒れるのが見え、高さ5メートルの2階の窓まで水しぶきが入ったといいます。
地鳴りがしてからここまでの時間は、わずか数十秒だったということです。
上村さんは1階の両親と避難しようと玄関を開けたところ、すでに水が自宅の前に迫っていたため、慌てて扉を閉めて2階に避難したということです。
そして明るくなると、2階の部屋の窓からは山肌が崩れている様子が見えて、土砂が崩れるなどして亡くなった宮本さん宅の周辺に被害が出ているのではと安否が心配になったといいます。
その後、3人は県の防災ヘリコプターに2階のベランダから1人ずつロープでつり上げられて救助され、大きなけがはありませんでした。
上村さんは、今回、間近で起きた土砂崩れが一瞬でおきたことに恐怖を感じ、その破壊力は想像を超えたものだったといいます。
上村さんは、「亡くなった方の自宅と我が家の距離はわずかで巻き込まれた可能性が十分にあった。災害はどこかひと事だと感じていたが、
一時、死を覚悟した今回の体験で自然災害の威力と早めの避難など、今後の気構えを痛感した」と話しています。



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