「握手」中継も…台湾総統の音声はカット 中国国営テレビ、民主主義への言及警戒？

首脳会談を前に握手を交わす台湾の馬英九総統（左）と中国の習近平国家主席＝７日、シンガポール（共同）
　中国国営中央テレビは７日、習近平国家主席と台湾の馬英九総統が握手した場面などを実況中継した。
習氏の会談冒頭の発言は映像も音声も流したが、馬氏の発言は中継しなかった。
馬氏が中台の実像や台湾の民主主義に言及することを警戒したとみられる。
中央テレビは会談後の記者会見についても、中国幹部によるものは中継したが、馬氏が行った会見は中継しなかった。
また、馬氏が台北で５日に記者会見した際の映像を流した際は、
馬氏が左胸に付けていた「青天白日満地紅旗」のバッジにモザイクを入れた。
中国の短文投稿サイト「微博（ウェイボ）」には「『歴史的会談』の半分しか見られなかった」
「日頃（習指導部が）宣伝している『政治的自信』はどこにいった」などの書き込みがあった。（共同）

スー・チー氏のＮＬＤ優勢

【ヤンゴン共同】ミャンマーで８日、総選挙が行われる。２０１１年の民政移管後、初めての総選挙で、
ミャンマー民主化の試金石となる。アウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟（ＮＬＤ）が
優勢で、政権交代に結びつくかどうかが焦点。日本が選挙監視団を派遣するなど、
国際社会も公正な選挙が実施されるか注視している。
ＮＬＤは１０年の前回総選挙をボイコットしており、主要政党が顔をそろえる総選挙は
１９９０年以来２５年ぶり。今年９月に始まった選挙戦では最終盤までＮＬＤの人気ぶりが
目立ち、スー・チー氏は、ＮＬＤ主導の政権樹立に強い意欲を見せている。(共同通信)

ハードルは越えるもの…志位氏が民主党に秋波11月07日

共産党の志位委員長は７日のテレビ東京の番組で、民主党の岡田代表が共産党との連立政権構想について
「ハードルが高い」と発言していることに関し、「ハードルだから壁じゃない。壁は越えられないが、
ハードルは越えるものだ」と述べ、改めて民主党に秋波を送った。
共産党は来年夏の参院選で民主党に協力する前提として、安全保障関連法の廃止を唯一の目的とした
野党連立政権「国民連合政府」の樹立を掲げている。岡田氏は選挙協力には積極的なものの、
連立政権には慎重な姿勢を示している。志位氏は番組で「国民的大義を野党が掲げないと（選挙で）勝てない」と述べた。