堂林、自ら誕生日祝うV打!声詰まらせ観戦の両親へ「ありがとう」
<広・巨>8回2死一、三塁、勝ち越しの中前適時打を放った堂林は塁上でガッツポーズ
この日が23歳の誕生日だった広島の堂林は4打席目までノーヒットといいところなし。
悔しい記念日となってしまう目前でこれ以上ない好機が回ってきた。
2点を追う8回、会沢、小窪の連続適時打で同点とし、一気に逆転を狙える2死一、三塁。
巨人の不動のセットアッパー・山口に対し、0ボール2ストライクからボールを2球見極め、
3球連続ファウル。8球目の低く外れた直球を思いきり振り抜き中前へ決勝打を放ち、
自らのバットで誕生日を祝った。
お立ち台に立つと開口一番「めっちゃくちゃうれしいです!」。誕生日での殊勲打に
「23年前生まれましたし、きょうは両親が愛知県からはるばるここまで来てくれたので、
この場を借りてありがとうと言いたいです」と声を詰まらせながら感謝を口にした。
負ければ首位・巨人と5ゲーム差になる一戦での見事な逆転劇。
「頂点しか目指していません。みなさん一緒に頑張りましょう」と力強く宣言した。