アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

早い時間の更新です。
これから奈良に2泊3日で出張します。
今日の午後は主に観光が目的です。

1.以前、一部を紹介した本を正式にお勧めします。

『「聴く」技術が人間関係を決める』(宮城まり子著、ナガオカ文庫、638円)

著者は法政大学・大学院教授にして、臨床心理学、キャリア心理学などの大御所です。
よくぞここまで平易に「聴く技術」に書いてくれたものだと感嘆しております。

私が対人関係のサポートする人のためにお勧めするのは、次の5点によります。

私の推薦理由の第1は、「聞く」ではなく「聴く」としていることです。
私は「聴き上手」のように、人の話を積極的に聴く場合は「聞く」ではなく「聴く」を使うのが望ましいと思っています。
カウンセラーのかなりの人たちが「聞く」を使っているのを残念に思っていました。

推薦理由の第2は、対人関係のサポートするあらゆる人にフィットした本であることです。
カウンセラーだけを対象にする本はかなり専門的なことが書かれていますが、この本は「カウンセリング・マインド」の言葉を使いながら、日常的に人と関わる人向けに書いています。

第3は、聴き方の「悪い例」と「よい例」が対比して書いてあることです。
そのことで、読者が「そうそう、こうすればいいんだ」と納得できる点です。

第4は、第4章に「こんなときどうする? 話を聴くときのQ&A」が配置されていることです。
序章  だれだって話を聴いてほしいと思っている
第1章 「聴き上手」は仕事でこんなに役に立つ!
第2章  だれでもできる! 聴き上手になるちょっとしたコツ
第3章  「マイカウンセラー」になって人の心をつかむ
で聴き方の基礎的なことを学んだ上で、この章では27の場面ごとの聴き方の対応で応用が利くようになっています。

第5は、第4章を除く各章(序章を含む)に「まとめ」があることです。
わかったつもりの読者のおさらいになります。

私個人として特に参考になったのは、次の2つです。

(1)上手に質問するための「話の3要素」としての①事実(出来事)、➁気持ち(感情)、③欲求(願い)
これは、カウンセリングの際のエピソードを捉えるのに有効です。

(2)人生のさまざまな転機を聴くときの4つのS
 ①状況(Situation)、➁自分自身(Self )、③支援(Support )、④戦略(Strategy)
キャリア・チェンジの際を聴き取るのに有効なようです

この本を身近に置きながら人の話を聴き、その時の対応の良し悪しを判断する手引書にもなる本として活用できそうです。


2.本日21:00から配信のYouTubeアドラー心理学専門チャンネルは【アドラー心理学】自己肯定感あがきに代わる自己受容」のタイトルで私がお届けします。



https://www.youtube.com/channel/
UCFSDEPGZ4kUu2a0EsTtWwmA
から入ってご覧ください。

このYouTubeは3月27日配信の21:00からはYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「【アドラー心理学】99%の人か゛陥る【自己肯定感】のワナ」と共にご覧いただくことをお勧めします。



最近の書籍を例に自己肯定感だらけの最近の状況を憂え、自己肯定感を求め続ける3つの危険性を指摘しながら、自分探しの自己肯定感より自分創めの自己受容をお勧めしています。

8分ほどのYouTubeです。是非ご覧ください。
動画リンクはこちら
   ↓
https://youtu.be/I0_pAFK7Gwo

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