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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩遅く(23:30過ぎ)ソラ君が両親(タクロウ夫婦)と一緒に我が家にやって来ました。



タクシーから降りるとしばらく大泣き。
環境変化に戸惑ったのでしょうか?

部屋に入っておばあちゃんにだっこされると、いつものソラ君の笑顔に。

私の心境は赤ちゃんアイドルを我が家に迎えるような感じになっていました。

0時を過ぎて私だけ先に床に入ると、タクロウの姉、兄の子ども時代のシーンが次々と現れました。

それと共に、私の思考訓練の1つになっている「ワースト・ケーススタディ(最悪事態の予測)」と「スケーリング」で今回の入院に伴う2回の手術を当てはめてみて、結論が出ました。

35歳の時の家族と仕事と財産を一挙に失った経験と比較してみると、「ワースト・ケーススタディ」と「スケーリング」の両方からしても軽微なものでしかなかったのです。

ここで「スケーリング」についてこだわってみましょう(『臨床心理学用語事典』、http://rinnsyou.com/archives/554 参照)。

「スケーリング」とは、主にソリューションフォーカストアプローチで「スケーリング・クエスチョン」として用いられる技法の一つです。
クライエントの感情や意欲をよりよく特定して理解、または進展度合いを知るために用いられる質問です。
例えば、
「最悪の時を1、最高の時を10とすれば、今のあなたはどれくらいですか?」
「1がもう完全に立ちすくんでしまう状態、10が自信にみちた状態とすると今はどうですか?」
などが、これに当たります。

私は逆に、最悪を10、最高を1として捉えてみました。

最悪は「死に至ること」として35歳の時の体験と76歳の最近の出来事を「スケーリング」してみました。
すると、前者は7くらいになります。
仕事、交友、愛、セルフ、スピリチュアルのライフタスクのほぼすべての5領域に至る人生最大の危機。
トラウマとして6年ほど引きずりました。

それに比べると、最近の体験は3か4。
仕事、交友、愛、セルフ、スピリチュアルのライフタスクのうちのセルフ領域の健康面ではダメージを受けたとしても、他のタスクが、むしろ支えになってくれています。
「かすり傷」とは言えないけれど、引きずるとしても1年以内でしょう。
トラウマにもなりません。
35歳の時と違って、「決意・覚悟・忍耐」をもって受け止めていますし、サポートしてくれる人や環境に恵まれています。

このように、直面する【人生の一大事】と思われるライフタスクをスケーリングしてみると、貴重な洞察が得られるものですね。
加齢に伴う知識と経験と人脈が役立っていることに感謝します。

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