おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
『指導者たちのユーモア』(村松増美著、サイマル出版会)から次の「アネクドート」は、ゴルバチョフ編。
ゴルバチョフが孫を連れて西独へ休暇旅行に行き、2人で夜行列車でモスクワへ帰る途中のこと。
夜の闇の中で列車が停まったが、駅に明かりがなく、どこだかわからない。
孫:「おじいちゃん、ここはどこ?」
ゴルビーは車窓をあけて暗闇の中に左腕を出し、「東独だよ」。またしばらく走って停車、また駅は真っ暗。
孫:「おじいちゃん、どこ?」
ゴルビーふたたび左腕を窓から出してみて、「ポーランドだよ」。数時間後また暗い駅に停まる。
孫は「どこなの、おじいちゃん?」
左腕を窓から出したゴルビーは、「やっとソ連領に入ったよ」
感心した孫:「おじいちゃん、どうしてわかるの?」
ゴルビー:「最初の駅で左腕を出したら、手の甲にキスをしたやつがいた。だから東独だとわかった。次の駅では、わしの手につばをはいたやつがいたので、ポーランドとわかった。さっきの駅では、だれかがわしの腕時計を盗んでいったから、ソ連というわけさ」
どうやら「アネクドート」というのは、自虐政治ネタのようです。
プーチン首相には、どんなアネクドートがあるのでしょうか?
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