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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(6月6日)は、午前中、会社で仕事をし、午後からあるシンポジウムに出かけました。

さて、今日は、「こんな人生相談、あなたならどう答える?」に対する私なりの回答です。

1.カウンセリングのニーズ

2.カウンセリングの形式

3.援助するポイント

の3つのアプローチのうちの今回は、2.の「カウンセリングの形式」です。


このことは、「誰がクライエントになるか」でさまざまな形式が考えられます。

(1)夫のみのカウンセリング

(2)夫婦のカウンセリング

(3)夫と姉のカウンセリング

(4)夫と妻と姉のカウンセリング

(5)夫と姉と、その夫のカウンセリング

(6)夫と妻と姉と、その夫のカウンセリング

現実的には、(3)と(5)と(6)はなかろうかと思います。


まず、手がけなければならないのは、(1)の夫のみのカウンセリングです。

これは、カウンセラーが1人で対応します。クライエントのニーズをしっかりと聴き取り、カウンセリングの目標を設定します。

その際、「妻の恨み節」をなくしてもらう、の目標は困難でしょう。妻から恨み節を聴かされているときの心構えとスキルを身につける、は目標になりえます。

恨み節を聴かされているときのこの夫の対応があまりにも拙劣なので、妻がますますいらだつのだと推測されます。

そして、夫婦関係を扱う必要性が生じたら、(2)の夫婦のカウンセリングに入ります。

ただし、この手続きは難しいです。「あなたの問題だからあなただけカウンセリングを受ければいいでしょう」と妻側から言われることが多いからです。

私は、一応夫から妻にカウンセリングに誘ってもらうことを第一にしますが、それがうまく行きそうもないとき、妻に電話をするか手紙を書くかして同席を求めます。

(2)の夫婦のカウンセリングが成立したならば、できればこちらも男女ペアのカウンセラーが望ましいです。突然呼び出された感がある妻に、心理的にハンデがあるからです。

それが叶わない場合は、私は、7割方妻側に寄り添うカウンセリングをします。

この夫婦カウンセリングで夫の姉の同席が必要と思われたら、夫婦の了解を得た上で姉にも来てもらうこともありえます。ただし、この頻度は極めて少ないです。


それでは、「カウンセリングの形式」はこれくらいで。

<お目休めコーナー> あじさい②



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