シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

デビッド・リーン監督「インドへの道(A Passage to India)」(イギリス、1984年、163分)☆☆☆☆

2020-11-24 20:36:46 | イギリス
原作はE・M・フォースターの同名の長編小説(1924年)です。

舞台は1920年代のインド。独立運動の気運が出始めています。

インドを訪れたイギリスの魅力的な女性・アデラ・ケステッド(ジュディ・デイヴィス)の体験を通して描かれた、異民族文化同士の出会いと摩擦、葛藤がテーマです。

第一次世界大戦終了後しばらくたちイギリスの若い女性アデラ・ケステッドはムーア夫人(ペギー・アシュクロフト)とともに、植民地インドのチャンドラボアへ、やってきます。ムーア夫人は、アデラの婚約者で治安判事のロニー(ナイジェル・ヘイヴァース)の母親でした。

アデラはそこでインド人医師・アジズ(ヴィクター・バナルジー)、インド人哲学者ゴッドボール(アレック・ギネス)、英国人教授フィールディング(ジェームズ・フォックス)と知り合いになります。

アデラ、ムーア夫人は、アジズの誘いで、マラバー洞窟に出かけます。ムーア夫人は途中でバテ、アデラとアジズは二人きりになります。その後、洞窟へひとりで入ったアデラは恐怖で逃げ出しますが、アジズから暴行を受けたと告訴し、彼は裁判にかけられます。

この裁判を契機に、インド人の反英感情が高まります。事態は思わぬ方向に・・・。

スケールの大きな歴史ドラマです。
コメント
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