シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

クシシュトフ・キェシロフスキ監督「トリコロール・青の愛(Trois Couleurs: Bleu)」(フランス、1993年、93分)☆☆☆★

2020-11-10 20:25:33 | フランス
 
「青の愛」のストーリーは・・・。

主人公はジュリー(ジュリエット・ビノシュ)。彼女を突然、不幸が襲います。不慮の自動車事故で、夫と娘が亡くなりました。優れた音楽家である夫は協奏曲を作曲中でした。

ジュリーは田園地帯にある屋敷をすべて引き払い、それまでの人生を清算しパリでの新しい生活を決意します。夫の未完の協奏曲のスコアも処分してしまいます。

屋敷での最後の夜、ジュリーは、彼女に想いを寄せていた亡夫の同僚・オリヴィエ(ブノワ・レジャン)を誘い、一夜をともにします。そして、パリへ。

パリでの生活を始めたジュリーは静かな毎日を過ごしますが、胸中には夫の遺した旋律が去来し、焦燥感にさいなまれます。

そんなある日、処分したはずの夫の未完の楽譜の写しをもっていたオリヴィエが、その協奏曲を完成させようとしているのを知ります。

ジュリーは動揺します。気をとり直し、オリヴィエに曲を夫のメモによって手直しすることを指示します。完成した曲をオリヴィエは、ジュリーの作品として発表すべきであると提案しますが・・・。
コメント
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