シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

中西健二監督「花のあと」(2009年、107分)☆☆☆★

2020-11-30 14:53:08 | 日本・2010年~


藤沢周平による同名の短編小説の映画化です。海坂藩(架空の藩)が舞台です。主人公の女剣士・以登(いと)の物語です。

この作品は、以登(北川景子)が満開の桜の下で、羽賀道場の高弟・江口孫四郎(宮尾俊太郎)に声をかけられるシーンから始まります。

父・寺井甚左衛門(國村隼)に剣の手ほどきを受けた以登は、羽賀道場の二番手、三番手を破るほどの剣豪でした。父の許可を得て、孫四郎と剣を交えます。以登は孫四郎に竹刀を打ち込む中で、彼に胸をあつくしている自分に気づきます。初めての恋心でした。

しかし、すでに家が定めた許婚・片桐才助(甲本雅裕)がいて、以登は無念の想いで孫四郎への恋心を封印します。

そんなおり、奏者番の娘・加世に婿入りした孫四郎が、藤井勘解由(市川亀治郎)の卑劣な罠にかかり、責任をとって自害します。

事件の真相を知った以登は、勘解由を詰問するため彼を呼び出します。成り行きで、二人の間で果たし合いになります。この結末は・・・。
満開の桜が何度もでてきます。
コメント
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