井内利彰

競馬に携わってます

濃霧

2008-12-10 | Weblog
トレセンから戻ってお昼のニュースを見ていると関西各地で濃霧が発生したとのこと。
「なるほどなあ」
と頷いたのは、今朝の一番の追い切りが霧でハロン棒が見えない状況だったから。

数秒ごとに霧の濃くなる場所が変わるので、時計をとるのには四苦八苦。
各厩務員から「見えるかぁ~、とれるかぁ~」と声を掛けられても狙った馬を見失わないように目で追うのに必死でした。

それに加えて、昨日からの雨でCWはめちゃめちゃ重たい馬場状態。
ハローが入るまで終い14秒台が当たり前という時間が続きました。
先週から狙っていたドンドドーンも14.0。しかしながら82.2という全体時計が合格ということで今週の馬券圏内には間違いありません。

この重い馬場を計算して追い切ったのがウォーターセレネ。
担当の森助手は「16くらいで入るように」と見習くんに指示したため、6Fは87.0でしたが、終いは12.1としっかりした伸び。
なかなかいい調教ができましたね。

DWで目立ったのはアーネストリー。
来週の予定ですが、これは大丈夫。
とにかくパワフルな動きが目につくだけに、来年こそは重賞で活躍してくれるはず。

あとは2歳馬情報。

ヒシコモンズですが、先週のレースで除外されたんですが、その直後に故障。
放牧に出るので今後時間が掛かりそうです。

テーオーストームは担当の新妻厩務員から「骨折してた」との報告。
どうやらレース中にやっちゃったみたいですね。金曜に手術だそうです。
あのレース、時計が速かったから結構ダメージを受けた馬はいるかも知れませんね。

悔しいけど

2008-12-08 | Weblog
JCDの◎サンライズバッカスは4着。

下見所での雰囲気もこの馬らしいチャカついて発汗して、後ろ蹴りまでやらかそうとしている暴れん坊ぶりを発揮してくれたので、状態に関しては文句ないなと思ったんですが、往年の力はないのか、前を差し切るまではいきませんでした。

個人的にはしゃあないと思っているんですが、印を信じてくださった方には申し訳ありません。

勝ったカネヒキリは入線直後の角居調教師の表情が印象的。
喜ぶというよりも謙遜するような感じで人柄が出ていたように思います。
追い切りでの迫力が…なんて微妙なことで1週前の評価から下げてしまったことを後悔するしかありません。

話変わって2歳馬。
アンライバルドに続いて3着となってしまったのがダノンフィーバー。

「ペリエに『上は短距離ばっかりなんだけど』って話しても『ノープロブレム』って言ってたし、距離はこなせると思う。緒戦としては悪くないレース内容だったと思うよ」
と前向きな友道調教師。

ただ、
「トレセンでは大人しい馬けど、音ちゃんに『この血統は競馬場に行ったら変わるから』って言われたのが分かった気がする」
ということで、競馬場では少し煩かったようです。

これから使い続けてそんな風になるのか?
来年の秋にスプリンターズSなんてことになってなければ良いのですが。

日が変わってしまいました

2008-12-07 | Weblog
今日、6日は中山へ。
土曜の競馬場は実に久しぶりですが、それにしても人が少ないですね。
これが現実なんでしょうかね。

ステイヤーズS発走前に庄野調教師に会ったのでラインオブナイトのことについて聞いてみると、

「さっきオーナーと話したけど朝日杯にはいかないことになったよ。先のある馬だし無理してG1に使うことないって」

だそうです。
しかしここを使わなければ、年内はたぶん使うところがないでしょう。
「ヒヤシンスくらいでもいいけどなあ」となんとなくのローテーションくらいしか決まっていないようでした。

そのステイヤーズはフローテーションが2着。
レース直後の橋口調教師は「やっぱり力つけてるね」ということで一定の満足はあったようです。

あがってきた乗り役はマラソン谷口選手風に「負けちゃいました」
たぶん有馬記念に行くことになるでしょう。

あしたの単勝

阪神8◎セトノヒット
阪神で一杯平均坂路なら差せるはず。


すでに東京入り

2008-12-05 | Weblog
今日は午後から東京出張があったため、トレセン取材はいつもの半分の時間しかこなすことができませんでした。

いつもなら池江先生のところでいろんな話を聞くんですが、今日は大半の時間を音無先生筆頭の坂路小屋で過ごしたため、2歳馬情報はありません。
あしからずご了承を。

そこで話題になったのはもちろんJCD。
まあ橋口先生と音無先生の会話は噛み合ってなかったように思います。
このあたりが面白いところではあるんでしょうけど。

あしたの単勝
阪神7◎フェザーケープ
岩田の標準多め坂路主体。先行馬なら信頼度は倍増。

聞いてきました

2008-12-04 | Weblog
木曜は橋口、友道厩舎への取材曜日なので、友道先生に早速、アンライバルドについて聞いてみました。

「乗り替わりは痛かったよね。すごく敏感で怖がりな馬だから。新馬を勝った時は外から何事もなく競馬できたもんね。新馬戦に比べたらイレ込みもあったし」

と悪いことに悪いことが重なったような印象。
ただもう少しスムーズに競馬できたのでは?と聞いてみると、

「ゲートを出た直後は折り合ってたんだって。だけどすぐに外から外からこられて馬が引っ掛かったみたい。それで行っては詰まり、抑えては引っ掛かりの競馬になっちゃって。川田も『一番後ろまで下げて外から上がる競馬にすればよかったかも』って話してたけど、結果論だし仕方ないよね」

それでも直線は一瞬差し切る勢いを見せましたし、キャリアの浅い2歳馬ということで仕方ないところでしょう。

気になるのは次走。

「放牧に出たから年内は使えないかな。プロスアンドコンズは福寿草、アンライバルドを若駒、ダノンフィーバーが新馬からラジオNIKKEIというのが理想なんだけど」

これが友道厩舎の2歳牡馬ローテのようです。

あと阪神デビューを予定していたピュアチャプレットですが、じんましんが出て一旦放牧へ。
帰厩は未定ですが、重症ではありませんし「走ってくれると思う」と先生の期待が大きいのは確かです。

馬券で期待しているのは今朝のBコースでも抜群の動きを見せたドンドドーン。
「ゲートがもっさり。若干太かったと思うから使った変わり身で」と先生。
来週のD1800mを「勝つまで乗せる」という竹之下騎手で。

変わり身つながりで橋口厩舎のローズリパブリック。
「攻めの動きも変わってきたし、来年はクラシックを走る馬」といつも通り強気な橋口調教師。
好走確率は70%強。ちなみに「強」とついたのはこれまでの取材で初めて。
とにかく勝ってもらいましょう。

今週出ます

2008-12-03 | Weblog
いまだ白星のない競馬予想TV!。
早くこの話題から脱出したいのですが、JCDでなんとかしたいですね。
そのカギを握りそうなのは外国馬。
正直、調教からは判断が難しいので、できれば日本馬で決まってくれれば。

さて今朝の馬場。
坂路ですが、先週よりは時計が出るものの、それでも+1.0秒くらい馬場差でしょうね。

あとはCWとDW。
先週までは標準よりも速いくらいでしたが、今朝は脚をとられるような重い馬場に。
まだ全部を処理していませんが、5F換算で+0.5秒くらいになるでしょうか。