井内利彰

競馬に携わってます

思うようにいかない

2008-08-15 | Weblog
「全部新馬勝ちするつもりやったんやけどなあ、こんなもんかな」とぼやきが止まらないのは西園調教師。
特に先週のマイネカプリシャスは「4馬身くらい出遅れたけど馬群に取り付くスピードは凄かったもんね。あのまま内を突いてたら良かったけど、外に出そうとしたから壁になったよね。これも競馬だけど」来週の小倉芝1800mでの勝利に期待。

エイシンタイガーは新潟芝1400、ドリームゼニスは新潟芝1800をどちらも内田博幸騎手で。

先週は土曜に掲載した重賞の調教タイプ解説。
前日発売もあることですし、今週から金曜に掲載したいと思います。

【クイーンSの調教タイプ】

2005年
①レクレドール 標準トラック 5人
②ヘヴンリーロマンス 標準トラック 10人
③チアフルスマイル 標準トラック 3人

2006年
①デアリングハート 標準トラック 3人
②ヤマニンシュクル 標準トラック 2人
③レクレドール 標準トラック 7人

2007年
①アサヒライジング 軽目トラック 2人
②イクスキューズ 標準少めトラック 6人
③ディアチャンス 標準トラック 5人

【過去からの考察】
馬券圏内9頭のうち7頭が標準トラックという牝馬限定重賞にしては運動量が必要になるレース。2007年については別データでの解説を参照にしていただくとして、その他の馬券圏内馬に関して言えば、札幌の洋芝には標準トラックの運動量が必要だと断言できる調教傾向を残しています。

【このデータに注目!!】
『最終追い切りが札幌芝』(1.1.1.5)

単勝、連対、複勝率にすると平凡な成績ですが、標準トラックでない3頭が馬券圏内に入った2007年が札幌芝で追い切った馬が4頭出走して1~3着独占の年でした。また2005年は3頭の該当馬が出走して4着、5着ですから、芝追いした馬が掲示板に載る確率は非常に高いと見てよいでしょう。札幌の洋芝は特殊なので事前の追い切りでその走りを経験しておくことが重要であることを示すデータだと思います。

(該当馬)
2 エフティマイア
11 アドマイヤスペース

【今年の調教タイプ】
2 エフティマイア   軽目トラック
3 タニノハイクレア  軽目トラック
4 ヤマニンメルベイユ 標準トラック
5 ハートオブクィーン 標準少めトラック
6 フミノサチヒメ   標準少めトラック
7 ムードインディゴ  急仕上げトラック
8 レジネッタ     標準少めトラック
9 ユキチャン     標準トラック
10 ショウナンタレント 標準少めトラック
11 アドマイヤスペース 軽目トラック
12 デヴェロッペ    標準少めトラック
13 ベストオブミー   標準少めトラック
14 メイショウベルーガ 標準トラック
※ザレマは出走取消