学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

なんで英語の読み書きは難しいん?の質問に答えて・・・・

2011年06月28日 | 講演会・勉強会
国語になんとかついていけていた子が、

英語になると、とたんについていけなくなる、ということがあります。


それは、英語と日本語での使用文字の違いから来るのではないかと思います。






日本語では、ディスレクシア、読み書き困難の子どもさんの割合は、

5~6%くらいじゃないかと推測されています

(正式には調査されていません)。


ですが、英語圏では10%以上、つまり倍くらいの割合で

読み書き困難が出現する。



ディスレクシアと読み書き困難の違いですが、

厳密には、定義はあります。

音素、音韻の結びつきが弱いためにおこる「読字障害」をディスレクシア、

書く方が出てこないのをディスグラフィア、といいますし、

また、そのほかの理由で読み書きができない場合もありますが、

大きく、「読み書きが難しい人」をディスクレクシアだと

書いているような本もあるので、

わたしはディスレクシアという診断をもらっている場合はディスレクシア、

診断がない場合は、読み書き困難と書いています。


読み書き困難のほうが、より、広範囲な症状を含むと思ったらいいのでは・・。





先日のJASTECの発表では、

どうして英語の科目において、読み書きが難しい子どもが増えるのか

(日本語は問題ないように見えるのに)について説明したのが下の図で、

児童英語の授業でも使ったスライドです。





英語と日本語の音節数などをまとめたのが下です。






でも、この図だけじゃわからないかな・・・、と

講義口調でどうかな、とは思うけど音声をつけました。
(別に手書きのセリフを読んでるわけじゃないので、つまってますが)




わたしは、目で読むだけよりも、

音声で聞いたものを文字で確認するほうが、理解が進みます。

そういう人が他にもいるかも・・・。




と、さっきから音声を動画にくっつけようとしてるのに

うまいこといかへんしっ!


あれ書くの大変やからしゃべってんのに~~~。



あ、できた!

<音声こちら>

でも、声がへんやわ・・・・。お風呂でしゃべってるみたい・・・。

今回限りにしよう・・・。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿