やっぱり東京を終息させなければ。

　政府は、東京都に対し、まん延防止等重点措置に代わって緊急事態宣言を発出する方針です。この間も、緊急事態宣言、解除、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などと、感染状況を後追いで、いやいややっていては、国民が求める結果に行き着くことはありません。
　再度、緊急事態宣言を発出しても、宣言を出したから感染が収まるわけではなく、同じ方策では「いずれまた、まん延防止等重点措置になって、収まらずに緊急事態宣言になるのだろう」と緊急事態宣言のその先に何の期待も持てない、持っていない状況が繰り返されるだけです。もう信用されていないのです。
　この際、新型コロナ対策の指揮権を専門家に譲って、政府はその指揮の下で対策を講じてはいかがでしょうか。
　夏の観光シーズンが到来しました。と言っても、到来したのはカレンダーの数字だけで、期待していた観光業の皆さんにとっては、東京都や首都圏の感染状況が収束、いや終息しなければ、需要の回復は望めないでしょう。
　函館市の観光入込は、昨年度は前年比４２％超の減少でした。今年に期待していました。前半は駄目、最近少しずつ戻ってきた様子でしたが、これでまた関東方面からの観光客の期待が薄くなってしまいます。地方は、オリンピックどころの話では、すでにありません。
　函館は今日、七夕です。「たけ～に、たんざく、たなばたまつり～」と、子どもたちが近所を回ってお菓子をいただく、函館の七夕の風物詩は今年も中止になりました。コロナ禍は、地方の文化や風物詩も風化させようとしています。一日も早い終息が求められます。