その気にさせるのは政治家以上。

　地方自治体議員フォーラムの全国研修会２日目は、井手英策・慶應義塾大学教授の「縮減の世紀の社会ビジョン」と題した講義でした。井出さんの講演は何度かお聞きしたことがありますが、聞き手をその気にさせる、言葉は悪いですが「唆す・扇動する」力があります。
　今日の講演も「all for all」（どこかで聞いたことがあるでしょう？）の理念に基づいた、政治は何をなすべきかを、力強く、熱く語りました。私も議会で、その考え方について質問したことがあります。考え方はそのとおりだと思いますが、住民の賛同を得るだけの理論の裏付けと実践が私には不足していると感じました。
　井手さんは、自分は政治家にはならない、なぜなら政治家になった瞬間、自分の言ったことを誰も耳を傾けなくなるからと仰っていましたが、官僚や政治家大臣と経済原理論議をしてほしいものです。ただし、前原誠司さんとは少し距離をおいてほしいと思います。
　今日の東京は、昨日よりも肌寒い感じでした。昨日の夕方からの雨は夜には上がりましたが、今日も夕方から降り出したようです。北国の人間にとっては、暑くないのは大助かりですが、雨降りはどこにいても嫌なものです。