10年前、カナダのバンクーバーからウィスラーへ行く途中の、ビール工場のレストランで飲んだビールが、実に旨くて印象に残った。
そして一ケ月前、新宿の800degreesというピザレストランで飲んだビールがよく似ていて旨かった。そしてつい最近、軽井沢の「よなよな」という地ビールが、同じビールの味がした。これは、ペールエールという種類のビールなのだ。そこで、ビールの製造方法、種類を調べてみた。
ビールには、歴史的に古い上面発酵のエールと、新しい下面発酵のラガーの2種類がある。日本の大手メーカーのビールのほとんどが、ラガー系ピルスナーらしい。だから、日本のビールはよく似ていて個性がなく、つまらないのだ。
ところが、ラガーが世界的に普及した今でも、イギリスやベルギーではエールが好まれているらしい。のどごしが良くすっきりなラガーに対して、エールは香りが高く苦み走って芳醇で濃厚で飲み応えがあるのだ。
だから、イギリスかベルギー、チェコに移住しようと、真剣に考え始めているこの頃である。
スイセン(水仙)