一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

901  十年を掛けて親友四月馬鹿   花合

2013年04月12日 | 

 いわゆる「一目惚れ」一瞬にして意気投合し、恋に落ちた夫婦もあるだろう。反面、一瞬にして虫唾が走るような、まあそこまで極端ではないにしろ、お互い全く興味を持てない二人もあるだろう。

 さてこの句、例えば貧乏育ちにとって、お金持ちの我儘な御坊ちゃまは、虫が好かないかもしれない。しかし、長年付きあってみると、これが意外と、口が悪い割には面倒見が良かったり、優しい部分を発見して、少しづつ仲良くなったのかもしれない。

10年も付き合っているのだから、嫌な面を見せられても昔のように腹も立たず、許せるようになったのだろう。いづれにしろ、親友と断言しているのだから、今後この二人が仲違いすることはなさそうだ。めでたしめでたしの四月馬鹿。

スノードロップ( ヒガンバナ科ガランサス属スードロップ属、マツユキソウ属)

ガランサス、マツユキソウ(待雪草)とも

コメント
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