いすみ鐵道 大多喜から城見ヶ丘ゆき 窓口で売られていない片道乗車券

いすみ鐵道大多喜駅で発行された、大多喜から城見ヶ丘ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋の一般式B型券で、関東交通印刷で調製されたものと思われます。
一見すると国鉄時代の東京印刷場で調製された一般式B型券と見紛ってしまうほどの出来栄えで、蒐集意欲を湧き立たせます。


   


裏面です。

同社はワンマン運転が基本ですから、集札時に運賃機に投入した際、裏返しになっても良いように運賃機対策が施され、その下に「いすみ鐵道」の社名が印刷されています。


実はこの券、大多喜駅の出札窓口では一切発売されておらず、いすみ鐵道駅売店で「お土産品」として発売されています。しかも、乗車券としてではありません。


   


こんな感じです。ムーミンのクッキー3枚入りの袋に、この乗車券がビニール袋に入れられて貼り付けてあるのです。お客様の中にはクッキーだけ欲しい方も居られますから、硬券なしの袋も準備されており、乗車券代相当分安く売られていました。
私は当然、乗車券の付いている袋を購入します。


   


このように貼り付けられており、写真の商品は看板車両であるキハ52のステッカーが貼られていますが、他にキハ10やキハ26、キハ30 900代などのステッカーがありました。


窓口で乗車券として売ることは無く、お土産品のおまけのように付けられた硬券乗車券ですが、窓口で日付を入れてもらえば乗車券として使用できるとのことです。しかし、城見ヶ丘駅は無人のため、使用済の乗車券は回収となってしまうようです。

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