東武鉄道 新髙徳駅発行 普通入場券(小児用)

前回エントリーで、
> 同社の普通入場券は大人専用券と小児専用券の2種が設定されていて、
> 硬券の普通入場券を取り扱っている駅であれば、必ず双方が設備されていました。
と申し上げました通り、同駅にも大人専用の普通入場券の他、小児専用の普通入場券も設備されていました。


   

大人券と同じ、1986(昭和61)年8月に、東武鉄道鬼怒川線の新髙徳駅で発行された、小児専用の普通入場券です。
白色無地紋のB型小児専用券で、こちらも足利印刷で調製されています。

同社では、昭和50年代末期まで、普通入場券は白色無地紋券で発行されていましたが、この頃より黄褐色の地紋が印刷された様式に変更されています。理由は定かではありませんが、券売機の普及によって硬券の需要が減ってきた時期でもありましたので、券紙を統一する目的があったのかも知れません。

ただし、一斉に地紋のある券に切替えられたのではなく、在庫分は売り切ってから地紋のある券に切替えられていきましたので、同駅のように、需要が少ない小児専用券の無地紋券が残ってしまい、大人専用券が地紋のある券で、小児専用券が無地紋という駅が散見されました。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (わからんが)
2024-07-11 23:30:03
いちも楽しく拝見しております。

表側ゴシック活字「高」という字は、いわゆる俗字の”ハシゴ高”(ナベブタの下は梯子状で字画がくっついているもの)でしょうか?

一方で、裏側明朝活字の「高」の方はで、ナベブタの下は「口」の当用漢字(=ナベブタとは字画が離れている)のように見えます

だとすれば、同じ切符でも(戸籍の如く)違う字になっていたんだなぁと思います。
実務上は問題なくどうでも良いことですが、切符のことになると、細かいところに目がついつい向いてしまいますのでお時間あれば教えてください。


実は8日付の大人用硬入を見たとき何か妙?という感じがしました。今回の小児用も拝見し、画像を拡大し見てみしたが、正確には管理人さんに見ていただくのが一番かなと思い一筆啓上しました。
 
 
 
> わからんが 様 (isaburou_shinpei)
2024-07-12 08:05:59
コメントありがとうございます。細かいところにお気づきになりましたね。
仰せの通り、この入場券の表面と裏面で、駅名の表記が異なっています。
実は、この件についてはこのあとに続きのエントリーがあり・・・
数日お待ちください!
 
 
 
Unknown (わからんが)
2024-07-12 15:04:39
回答ありがとうございます。

ネタばらしのような質問をお許しください。
次回記事を楽しみにします。
 
 
 
> わからんが様 (isaburou_shinpei)
2024-07-25 23:32:48
いつもありがとうございます。
ネタばらしというよりも、気づいてしまえば皆さん気になることでしょう(笑)
今後ともよろしくお願いいたします
 
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