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経営改善計画書を作成してみましょう その62 ~より詳しい事業計画書作成について ROE~

2014-03-19 08:28:48 | ビジネス
今回はモニタリングのポイントについてふれていきますが・・・その前に。

債務償還年数の計算方法を知っておきましょう。

有利子負債 - 現金預金 = 要償還債務 です。

有利子負債は短期借入金や長期借入金の事です。

借入から現金預金を差し引いた金額が実質的な債務にあたります。

債務償還年数は、会社運営の結果、自社にどのくらいの返済能力があるのかを計算で知る事が出来ます。

要償還債務 ÷ フリーキャッシュフロー = 債務償還年数

フリーキャッシュフローは、税引き後当期純利益 + 減価償却費 - 設備投資支出見込み額の計算で導きます。

これらの数値はキャッシュフロー計算書から参照とする為、通常キャッシュフロー計算書を作成していない中小企業にとってはあまり見慣れない数字と言えます。

変わりに、EBITDAという数値を用いる事があります。

これは、営業利益 + 減価償却費(経常利益(税引き前利益) + 支払利息 + 減価償却費) で計算されますので、フリーキャッシュフロー(FCF)の変わりに簡便的に使用されたりします。

ですから、損益計算書を眺めて、減価償却費と営業利益を足した数字が、皆さんの会社の簡便的な返済能力上限と言えるのです。

この数値は借入の際の上限額とも大きく関係してきます。決して売上だけで金融機関は見ていませんので、ご注意を!!

さて、今回の本題であるモニタリングについてふれていきますね。

ここでは、経営指標の見立てについて学んでいきたいと思います。

皆さんは ROE という言葉を聞いた事がありますか?

お金の利回りの事です。

これは、 利益 / 自己資本 となります。細かく分けて考えます。

利益 / 自己資本 = 利益 / 売上高 (こちらは収益性を表現します) × 売上高 / 総資産 (経営の効率性を表現します) × 総資産 / 自己資本 (経営の安全性を表現します)

この式で表している事はまず全て掛け算であると言う事に注目しましょう。 ROE は自己資本の額に対して、どれだけの利益を生み出したか?を知る事ができます。

そしてそれらは、収益性 × 効率性 × 安全性 という概念で導きだされるのです。

ですから、どこに資源を投入するのか?

例えば 収益性に注力する時は 利益率に対するアクションプランを作成する必要があります。つまり今利益率が30%であるならば、33%にする施策を検討するなどが具体的なアクションプランとなります。

この様に考える事で、モニタリング時に細分化した経過観測が可能となります。

そして、 利益 = 売上 - 売上原価 - 販管費 - 営業外損益 - 特別損益 で計算されます。損益計算書を上から眺めている状態と一緒です。




現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。

彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」

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