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【1205/37:原発再稼働問題】おおい町議会、再稼働で7日全協 是非で意見集約、複数回開催(福井)

2012-05-07 17:48:45 | Weblog

 

 

 福井県おおい町議会は3日、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働の是非に関する意見集約に向けた全員協議会を、7日に開く方針を決めた。町会としては慎重に判断すべき案件だとの考えから、全協は1回だけで終わらせず複数回開く見通し。できれば来週中をめどに結論を出したい方向だ。(原発取材班)

 町会は当初、住民説明会での町民の反応や、3月に議会としてまとめた「統一見解」に対する国の回答をみて、意見をまとめる意向だった。ただ、4月26日の住民説明会や19、20日に各地区で開いた議会報告会では、町民から原発の安全性に疑問、不安の声が続出。町会としてより慎重に対応すべき問題と判断した。また、26日の柳沢光美経産副大臣との意見交換で、統一見解に対して政府が示した回答内容も詳しく検証する方針で一致していた。

 統一見解は、▽東京電力福島第1原発事故の知見を反映した安全基準の提示▽原子力災害制圧道路や避難道路の多重化▽原発の運転停止で影響を受ける地域経済や町財政への支援措置―など。

 町会はこれまで非公式な会合を重ね、3日も新谷欣也議長をはじめ副議長、各常任委員会、特別委員会の委員長らが集まり、意見集約に向けた方法などを話し合ったという。

 7日を含めて複数回開く全協では、統一見解に対する国の回答の検証結果や、議会報告会、住民説明会で出た町民意見などを踏まえた上で、町会としての意思をどう示すかなどの議論を重ねる。早ければ来週中にも再稼働の是非に関する意見をまとめ、時岡忍町長に示す方針。

 時岡町長は、町会の意見や大飯3、4号機の安全性を検証している県原子力安全専門委員会の結論を踏まえて判断し、西川一誠知事に町の意思を伝える見通し。知事は県会での議論なども参考に最終判断する。ただ、関西圏の首長らは再稼働に難色を示し、理解が得られるかも焦点となっている。

(5月4日付け福井新聞・電子版)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34533.html

 


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