藤村修官房長官は16日午前の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり西川・福井県知事が、原子力規制庁発足までは特別な安全監視体制をつくるよう牧野聖修経済産業副大臣との会談で要請したことに関し「今から検討する」と述べ、政府として具体的な検討に入る方針を示した。
藤村氏は「牧野副大臣が持ち帰り、枝野幸男経産相と相談することになっている」とし、経産省を中心に枠組みづくりに着手するとの見通しを明らかにした。
15日の会談で西川知事は「規制庁ができるまでの間、安全管理を現場としてしっかりコントロールできるシステムが必要」と述べて安全監視体制の構築を求めるともに、福井県としても参加する意向を示していた。
(5月16日付け福井新聞・電子版)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34732.html