滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1108/311:原発防災】線量測定装置8台増設 / 福井と隣接 考慮

2011-09-01 01:11:37 | Weblog
 文部科学省が福島第一原発事故を受け、全都道府県での体制強化を決めた大気中の放射線量測定について、県は測定装置「モニタリングポスト」8台を増設することを決めた。国からの委託費1億円余りを9月補正予算案に計上、9月14日開催の「県地域防災計画・原子力対策編」見直し検討委での議論などを踏まえ、設置場所を決定する。

 文科省は1989年から全都道府県に委託して、モニタリングポスト1台ずつを配備。原発事故を受け、放射線量の測定体制を強化するため、2011年度第2次補正予算に必要経費として32億円を計上した。

 全都道府県に3台以上、全国で計250台が増設される予定で、県は原発の多い福井県に隣接するため、8台が割り当てられた。

 県内では現在、大津市御殿浜の県衛生科学センターの屋上に1台が設置されているが、平常時の放射線量測定を想定しており、1時間当たり10マイクロ・シーベルトまでしか測定できない。

 2002年には県が独自に高島、長浜両市内に4台を設置、1時間当たり10ミリ・シーベルトまで測定できたが、管理運営費がかさむことなどから、10年9月に廃止。同年10月以降は、移動式のモニタリングカー単独での測定に切り替え、2週間に1回、定期的に実施しているが、県北部の住民らからはモニタリングポストの再設置を求める声が上がっていた。

【関連ニュース番号:1108/305、8月31日;1108/256、8月3日など】

(8月31日付け読売新聞・電子版:同日付け京都・電子版、NHK大津放送局・電子版なども報道)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110830-OYT8T01126.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065271851.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110831000139



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