滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1109/288:県産業支援策】「新産業ネット」設立 県など、ものづくり・環境関連

2011-09-30 14:35:55 | Weblog
 滋賀県と滋賀県産業支援プラザ(大津市)は、ものづくりと環境の2分野で企業の連携を促す「しが新産業創造ネットワーク」をこのほど設立した。急激な円高で県内産業の空洞化への懸念が強まる中、企業間や大学との出会いを後押しし、滋賀経済を支える新たな製品や技術の研究開発を支援する。

 県産業振興戦略プランに盛り込んだ重点4領域のうち、モノづくり基盤技術と環境の2領域で具体的な事業化の促進を図る。県は医工連携組織をすでに設けているが、ものづくりと環境関連のネットワーク化は初めて。

 事業推進機関は経済6団体や滋賀医大、県立大、立命館大、龍谷大、県工業技術総合センターなど15団体。事務局は同プラザに設置した。

 毎年1回、企業や大学を結びつけるマッチングフォーラムを開き、企業や大学が連携を求める案件や得意技術などを参加企業に紹介する。日常的にも会員企業の情報を基に企業間をつなぎ、国や県の補助金を使った事業化の可能性も探る。

 企業は入会時に自社の強みや開発を目指す案件などを登録する。産業支援機関や大学、経済団体などがそれぞれ設けている研究グループとの連携も視野に入れている。本年度中に100社程度の参加を見込んでいる。同プラザは「他社の技術や考えを知る機会は少ないため、企業の情報を掘り起こし、出会いを支援したい」と話している。入会は随時受け付けている。無料。

(9月29日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110929000132

【1109/287:介護サービス】介護タクシーで外出も安心 大津のNPO、来月開始

2011-09-30 14:30:33 | Weblog
【写真:10月から運行が始まる「ケア付きタクシー」。車への乗降などを手伝ってもらえる】

 介助が必要な高齢者や車いす使用者の外出を支援するNPO法人「どこでも介護」(大津市)が10月から、タクシーと外出先での介助を組み合わせた「ケア付きタクシー」の運行をスタートさせる。大西友子代表(47)は「介護保険では対応できない旅行や外出などの要望に応えたい」と話している。

 「どこでも介護」は食事や入浴などを手伝う事業を多く手がけ、大津市の制度「福祉有償運送」を活用して高齢者や障害者の送迎も行ってきた。だが利用者が大津市在住者に限定されてしまうため、より多くの人が利用でき遠方に出かけられるようにと、ケア付きタクシーを始めることにした。

 ケア付きタクシーは乗降や買い物などの手伝いは無料で行い、車いすをそのまま積み込める福祉車両と乗用車の2台を用意。運賃は距離制(1・8キロあたり590円)と時間制(30分あたり1790円)の2種類がある。

 また運転手は介助の資格を持っており、食事やトイレ、おむつ交換など、外出先で身体介護が必要な場合は別料金で対応してもらえる。障害者割引制度もある。

 問い合わせは「どこでも介護」携帯電話090(9620)8181。

(9月29日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110929000039


【1109/286:ラジオ】市民のためのFM局作ろう 高島のNPO、番組や開局スタッフ募集 

2011-09-30 14:19:35 | Weblog
 ◇NPO「たかしまプロデュース」--資機材購入、出資も呼びかけ

 市民活動の応援や高島市域の情報発信を続けるNPO法人「たかしまプロデュース」=藤原実代表(46)=が、コミュニティーFMラジオ局開設を目指して動き出した。番組編成に市民の意見を取り入れたい、とコンテンツ検討や開局準備のスタッフを募集する。同時に、放送資機材購入のため、市民に1口3000円の出資を呼びかける方針だ。

 藤原さんは情報発信手段としてラジオ局の魅力に引かれ、5年前にインターネットラジオを始めたが休止中。コミュニティーFM局の資機材が購入しやすくなったため、開設を決意した。出力20ワット以下のため聴取エリアは半径約15キロだが、放送局を同市今津町の中心市街地に予定し、山間部を除く市内ほぼ全域に届く見込みという。

 総務省への免許手続きなど準備に半年はかかるため、開局は来年3月以降になるという。県内では東近江、彦根、草津市にコミュニティーFM局がある。

 たかしまプロデュースは昨年8月法人化。寺で使い残した大量の和ろうそくの提供を受けて湖岸で「100万人のキャンドルナイト」を開催し、11月には今津町に手作り作家たちの作品販売所「きんぽうげ」を開店した。藤原さんは「高島市とも連携して防災情報を流すなど市民のためのFM局を目指したい」と意気込んでいる。

 10月2日午後、準備スタッフ募集のための説明会を同市新旭公民館で開く。問い合わせは同法人(0740・20・1503=きんぽうげ)。【塚原和俊】

(9月29日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110929ddlk25040498000c.html


【1109/285:記録映画】お年寄りから“メッセージ” 「結い魂」近江八幡の市民団体製作

2011-09-30 14:13:35 | Weblog
 ◇次代にと3年半かけ

 近江八幡市で地域活性化に取り組む市民団体「ひょうたんからKO-MA」(中川豊一代表)が、地元のお年寄りの体験を次世代に伝えようと、ドキュメンタリー映画「結(ゆ)い魂(ごん)」(110分)を製作した。映画「ゆきゆきて、神軍」の原一男監督(大阪芸術大教授)の企画・指導で地元市民ら13人が参加、3年半かけて完成させた。【村山豪】

 映画は10~30分程度の六つのオムニバス形式で、主人公は近江八幡市などに住む70~90歳代のお年寄り約25人。戦争体験や退職後の生き方など、それぞれが歩んだ道をドキュメントで再現する。西の湖や八幡堀などでロケを行った。

 作品の一つ「あっちゃんと戦争」は、終戦直後の旧満州で栄養失調のため長女を亡くした冨田政尾さん(92)=同市長光寺町=が主人公。帰国後一度も訪れなかった現地に赴き、線香をあげて供養するシーンも撮影された。「映画なら、戦争のせいで『生きたくても生きられなかった人たちがいた』ことを伝えられる。戦争は悲惨、それが私の結い魂です」

 原監督は撮影に妥協せず、気に入らなければ何度でも撮り直した。当初は1年で完成予定だったが、3年半を費やし、その間、2人の出演者が亡くなった。それでも「ひょうたんからKO-MA」の藤田知丈事務局長(39)は「時間をかけた分良い作品ができた。お年寄りの貴重なメッセージを、若い人に受け取ってもらえたら」と話す。

 参加動機は「映画が好き」「お年寄りと話すのが楽しい」などさまざま。参加者の1人で、コンピューターグラフィックアート講師、草野美和さん(70)は「誰かが伝えなければいつかは消えてしまう話。それを映画という形で残せて良かった」と充実した撮影を振り返った。

 ◇12月に上映会
 12月17日、近江八幡市文化会館(同市出町)で上映会(料金・時間未定)が開かれる。それに先立ち、10月8日には東京都墨田区のアサヒ・アート・スクエアで試写会がある。前売り1000円、当日1200円。問い合わせは実行委(03・3353・6866)。

(9月29日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110929ddlk25040485000c.html


【1109/284:稲作状況】水稲作況指数:県内「99」 平年並み確保 

2011-09-30 14:08:38 | Weblog
 近畿農政局大津地域センターは9月28日、県内の今年産水稲の作況指数(9月15日現在)が「99」の見込みと発表した。台風12号で目立った影響を受けず、平年並みの収量が確保される見通し。

 作付面積は3万3400ヘクタールで、10アール当たり予想収量は513キロの見込み。5、6月の日照不足と低温で穂数はやや少なかったが、1穂当たりのもみ数で回復。登熟(もみの充実)も8月中・下旬の日照不足や台風にもかかわらず、平年並みの見通しとなった。前年同期の作況指数は同じ平年並みの100。

 地区別の作況指数は早生種が多い湖北が100、湖南が99。作況指数は10月15日現在の公表後、12月に確定値が出る。【姜弘修】

(9月29日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110929ddlk25020508000c.html