滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0909/105:県内経済状況】業況判断DI、2年3カ月ぶり改善 / 滋賀県内企業 7~9月期

2009-09-11 23:39:16 | Weblog
 滋賀銀行のシンクタンク、しがぎん経済文化センター(大津市)が9月11日発表した7~9月期の滋賀県内企業動向調査によると、業況判断DIは前期(4~6月)比7ポイント増のマイナス58となり、2年3カ月ぶりに改善した。

 主力の製造業は、電気機械や一般機械などが持ち直し、同18ポイント増のマイナス57に大幅改善した。一方、非製造業はマイナス55で横ばい、建設業は公共工事の前倒し効果も息切れして同9ポイント減のマイナス68と悪化した。

 経常利益DIは、製造業の改善で同3ポイント増のマイナス54と1年6カ月ぶりに上昇に転じた。ただ、仕入れ価格DIが上昇する一方で、販売価格DIは同2ポイント減のマイナス34と最低水準となっており、企業収益の圧迫が懸念されている。

 次期(10~12月)の業況判断DIの見通しは、製造業、非製造業とも改善して全体でマイナス47となり、底打ちから回復の兆しがみられる。

 調査は県内企業1552社に実施し、691社(回答率45%)が答えた。「よい」などと答えた企業割合から「悪い」などを引いたDI値で分析した。

(9月11日付け京都新聞)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091100198&genre=B1&area=S00

【0909/104:裁判員裁判】候補者77人に呼び出し状 /大津地裁、初の裁判員裁判

2009-09-11 23:19:13 | Weblog
【写真:裁判員に選任手続きへの出席を求める呼び出し状を封筒づめする裁判所職員(大津市・大津地裁)】

 大津地裁で初の裁判員裁判となる10月26日からの強盗傷害事件の公判に向け、地裁は11日、裁判員選任手続きに出席を求める候補者77人に呼び出し状を送った。

 地裁によると、名簿から無作為で選んだ候補者90人のうち、調査票の回答から、70歳以上や病気などの理由で13人の辞退を認めた。初公判当日の朝、裁判員6人と補充裁判員数人を選ぶ。

 この日、裁判所職員2人が、呼び出し状のほか保育や介護サービスがあることを伝えるパンフレットなどの書類を封筒につめた。

 対象事件は、滋賀県豊郷町のパチンコ店で昨年6月、強盗目的で清掃作業員にけがをさせたとして、強盗傷害の罪に問われたブラジル国籍の男2人の審理。公判は10月26、27、29日にあり、29日に判決を言い渡す予定。

【関連ニュース番号:0909/70、9月9日;0909/11、9月1日など】

(9月11日付け京都新聞・電子版:12日付け朝日・中日の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091100180&genre=D1&area=S00
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000909120001
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090912/CK2009091202000008.html

【0909/103:県内大学動向】滋賀大:創立60年 あす記念の式典 

2009-09-11 23:02:09 | Weblog
 滋賀大学(本部・彦根市)の創立60周年記念式典が、9月12日午後2時から彦根市松原町の彦根ビューホテルで、同窓会、県内や近隣の大学長、行政・企業関係者ら計約250人が出席して行われる。

 滋賀大は、1949年に旧制滋賀師範学校、彦根経済専門学校などを母体に新制大学として発足。経済学部(彦根市)、教育学部(大津市)の二つのキャンパスがある。この60年間の卒業生は計約3万6200人で、経済界や教育界を中心に多くの人材を送り出してきた。

 式典では成瀬龍夫学長のあいさつなどの後、創立60周年を記念して制定する「滋賀大学憲章」を披露して新たな発展を誓い合う。佐伯啓思・京大大学院人間・環境学研究科教授が「大転換期の学問」のテーマで記念講演し、祝賀会もある。【松井圀夫】

(9月11日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090911ddlk25040448000c.html


【0909/102:県教委事務怠慢】県教委:国の文書、半年間放置 生活保護世帯、子どもの支援制度

2009-09-11 22:56:57 | Weblog
 不況で失業し、子どもの就学援助を必要とする家庭が増えるとみた文部科学省が、支援制度を周知するために県教委に送付していた文書が、半年間にわたって放置されていたことが分かった。今月1日に県議から指摘を受け発覚。同日中に、6カ月遅れで県内の全市町教委に発送した。

 この文書は、小中学生の子どもを持つ生活保護受給世帯を対象に学用品費や通学費、修学旅行費を援助し、市町村と国が半額ずつ負担する制度を、市町村教委の担当者向けに説明したもの。保護者に対する制度の周知徹底や、外国籍の児童・生徒も日本人と同じ取り扱いをすることなどを求めている。県内の生活保護を受けている世帯は、08年9月で5590世帯だったが、今年7月には551世帯増え6141世帯だった。失業者の急増が背景にあるとみられる。

 同省は、深刻な景気の悪化で失業者が急激に増え、新たに生活保護申請をする人が増えると判断し、3月11日付で県教委に送っていた。県教委によると、3月の多忙な時期と重なったため、担当職員が市町教委に送るのを忘れていたという。【後藤由耶】

(9月11日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090911ddlk25040438000c.html


【0909/101:被害者参加裁判】野洲川「ダイブ」水死:「私の中では殺人」 被害者参加

2009-09-11 22:48:26 | Weblog
■被害者参加、初の意見陳述 

 ◇検察、懲役12年を求刑
 守山市で昨年12月、同僚男性から現金を脅し取り、川に飛び込ませて水死させたなどとして傷害致死と恐喝の罪に問われた住所不定、元工員、原聖和被告(26)の論告求刑公判が10日、大津地裁(坪井祐子裁判長)であった。同裁判は県内で初めて「被害者参加制度」が適用され、この日は被害者の母親(47)が「私の中では殺人です」と意見陳述し、検察側の求刑を大きく上回る懲役30年を求めた。【後藤直義、安部拓輝】

 起訴状によると、原被告は同僚だった彦根市の会社員、菊地嘉津也さん(当時23歳)が原被告のボールペンを誤って持ち帰ったことなどに腹を立て、昨年12月15日未明、守山市小浜町で、菊地さんから現金10万円を脅し取ったうえ、川に飛び込ませて水死させたとされる。

 菊地さんの母親と妹(22)が被害者として出廷。代理人の弁護士が「(供述調書にある)『罪を一生背負って生きていく』とは」と問うと、原被告は「事件を忘れたくはない。まだ考えがまとまっていない」と小声で話した。

 その後、母親と妹がそれぞれ証言台に立ち、「許されるのならば、被告にも同じ苦しみを味わわせたい。生涯消えることのない悲しみ、苦しみ、憎しみを抱えて、これからも私は生きていくのでしょう」などと述べた。

 検察側は「犯行は冷酷この上ない」として懲役12年を求刑。弁護側は「恐喝の事実はなく、傷害致死についても直接川に落としていない」と改めて主張し、結審した。判決は16日の予定。

 ◇「大きな意味あった」--遺族会見
 菊地さんの母と妹は公判後、滋賀弁護士会館で記者会見に応じた。母親は裁判への参加を「未知の世界で、初めは悩んだ」としながらも、「法廷で意見が言えることに大きな意味があった」と振り返った。

 「被告人がどんな人間かというのを見たかった」という母親は、実際には「表情や一挙一動が見えるぶん、腹立ちやいらだちを感じた。それでもすべてを知りたかった」と話した。質問を通じて「被告人の発言は矛盾だらけ」との思いを深めたという。

 一方、妹は「兄の苦しみや不安を理解できたと思う。ただ、受け入れたくないというのは事実」と話した。

【関連ニュース番号:0909/75、9月9日;0909/64、9月7日】

(9月11日付け毎日新聞・電子版:同日付け京都・朝日の電子版も報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090911ddlk25040414000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091000229&genre=D1&area=S00
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000909110003