二世帯住宅には各々の世帯が暮らす上で、玄関を含めた必要な設備を独自に持つ二世帯住宅がある。これを完全分離型という。
この完全分離型は二世帯同士が出会う場所は門廻りとアプローチ空間のみで、出会う空間が限られ、干渉も少なくトラブルや喧嘩が生じにくいという利点がある。
通常の2階建てでは親世帯を1階、子世帯を2階にすることが多い。やはり階段による移動を不安視する親世帯を1階におくというのがオーソドックスである。
上下階の音のことを考えて親世帯を2階にするケースも見受けられるが、かなりレアケースといっていい。
完全分離型の場合、層の上下で分離する「上下割り」と左右で分ける「縦割り」の二種類があり、縦割りは階段が二つ必要となるなど、建設費がほぼ二倍かかるため上下割りが圧倒的に多く見受けられる。

完全分離型では親世帯に介護が必要になったとき、親世帯に「通う」形で介護を行うこととなる。これが寝たきりとなると、子世帯の夫や妻が親世帯のほうに泊り込みで対応することが必要。
それでも完全分離型のほうが、気分転換や休息のために一時的にでも離れられるので助かるとの声をよく聞く。
また、それほど例は多くないが、完全分離型は将来的に空いた一方の世帯を賃貸にできるという利点も。賃貸を考慮する場合は、縦割り型の方が独立性が高く、音の問題も解決しやすいのでメリットが多いといえよう。
住宅という建築は生産性をもたないので、お金を生むことはないがルームシェアが重宝されている昨今、「利益を生む」という視点は斬新かもしれない…。
~つづく~
関連ブログ
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・最高の二世帯住宅を創るための鉄則-70年スパン
・最高の二世帯住宅を創るための鉄則-どちらの親と住むのか
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それでも完全分離型のほうが、気分転換や休息のために一時的にでも離れられるので助かるとの声をよく聞く。
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~つづく~
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