徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

一年ぶりの訪問

2014-09-29 08:20:57 | 建築つれづれ…
 先日、昨年引渡しした住宅の一年検査に行ってきた。クライアントは一年前と変わらぬ笑顔で迎えてくれた。変わったのは…、一年ちょっと前に生まれた二番目の子が大きくなっていたことぐらいか。

 不具合点をクライアントに確認し、各部屋をチェックしていく。建具の開閉具合も、クロスの隙も他の住宅と比べて状態は非常に良好だった。クライアントが大事に丁寧に住まわれている感じが伝わってくる。

 

 

 確認中にピンポーンとインターホンが鳴った。近所の方が来られた…と思いきや工事業者の営業担当者。そう彼はクライアントのご近所さん。この検査を知っていたのか?、いや知らないはず…と工事担当者。苦笑。

 回覧板を持ってきて帰って行った。せっかくだから、一緒に検査しても良かったのに。

 数少ない補修箇所を確認し、工事担当者と入れて頂いたコーヒーをご馳走になる。コーヒーを飲みながらしばし雑談。こうやってクライアントと飲むコーヒーは格別なのである。
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距離をつなぐイエ現場日記 140922

2014-09-26 08:21:26 | 今日の現場
 この日、フローリングが現場内に搬入されていた。今回は5種類のフローリングを使用予定。アッシュ、チーク、パイン、ブラックウォールナット、オーク。これだけの種類の使い分けも珍しい。

 

 

 また2階のリビングには天井埋め込みのエアコンも設置済。

 

 そしてこの日確認したかったのは外壁に張る杉板。色の具合は以前にサンプル塗りから指示してあったので問題なし。張り方の確認と納め方を施工担当者と協議。

 

 セルローズファイバー断熱はもうそろそろ作業終了に近い。今回は断熱だけでなく、遮音として2階の床面にも充填しているのでかれこれ1ヶ月のロングランの作業だ。この現場が終わったら、鳥海山を納めるイエの断熱作業が待ってます。

 いよいよフローリングも張り始め現場内が慌しくなって来た。

 
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中秋?仲秋?の名月

2014-09-18 08:05:07 | 今日のひとり言・雑談
 先日、仲秋の名月でした。スーパームーンの相乗効果もあってかなり綺麗でした。月見酒、団子と相成った方も多かったと思われます。

 

 「ちゅうしゅう」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。昔は、旧暦7・8・9月(現在の暦の8・9・10月頃)を「秋」としていました。7月を孟秋(孟=「はじめ」の意味)8月を仲秋、9月を季秋(季は「末」のこと)と呼んでいました。 このように、「旧暦8月」を表すときには、「仲秋」と書き、「仲」の文字を使います。

 一方、「中秋」と「中」の文字を使うと、秋の丁度真ん中の日「旧暦8月15日」だけを指すのだそうです。一般的に「ちゅうしゅうのめいげつ」は、旧暦8月15日に見える月のことですから、漢字では「中秋の名月」と書くのが正解。

 つまり、「旧暦8月15日の月は中秋の月」で、「旧暦8月の複数の月を仲秋の月」という訳です。中秋の名月は仲秋の月の中の1つということになります。

 仲秋(8月)にお月見をするのは、稲の豊作を祈る祭りを行ったことが始まりとされていますが、実際には正確な起源はわかってないようです。「お月見」についての日本で最初の記録は、延喜9年(909年)に醍醐天皇が初めて月見の宴を開いたとの記録だそうです。しばらくは高級貴族達だけの風習でしたが、江戸時代になると一般庶民にも広がって行ったそうです。

 中秋の名月は来年までお預け。仲秋の名月はまだチャンスがあるかもしれません。その時も、月より団子と行きますか…。
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距離をつなぐイエ現場日記 140912

2014-09-16 08:32:34 | 今日の現場
 この日、打合せの前に現場チェックに赴く。

 中庭の引き分けサッシの設置もほぼ完了。引き分けサッシを納まり上、両引き込みサッシに見せ大開口を確保しています。

 

 リビングも天井下地が張られ始めました。今回は折り上げ天井として梁を見せるデザイン。もちろん折り上げ部を利用して色んなものを設置予定。それは今後のお楽しみ。

 

 

 打合せが終わった後は、現場にてセキュリティの打合せ。設置する機器の位置を最終確認。

 さあ、あと2ヶ月に迫ってきました。これから追い込みの秋になりそうです。

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東京詣出-2

2014-09-12 08:59:40 | 建築つれづれ…
 上野を後にした私は乃木坂へと向かった。目的地はギャラリー間。建築・デザイン関係者なら一度は訪れる通称「ギャラ間」。20年ぶりぐらいの訪問になるだろうか。

 この日はノルウェーを拠点に活動する若手建築家ユニットTYINテーネステュエ・アーキテクツの展覧会を開催中。恥ずかしながらはじめて知ったユニットだった。

 彼らは当初可能性を求めてタイに乗り込み、地域住民による作業に自らも加わり、地元で調達した材料と工法を使って建築をつくりあげる。地域の人々の思いを汲み、自分たちの考えをその都度軌道修正するという「つくりながら考える」手法により、地域に根ざし、社会的持続性をもった建築をつくり上げている。

 

 

 そんな作品群は無骨でワイルドな印象。デザイン重視の建築に一石を投じているようだ。地域の人々も建築家、そんなユニットのように思われた。

 建築の姿、表現って色んなカタチがあるのだと。どんなカタチが正解でもない。全てが正解であり間違いにもなり得る。だから建築ってやめられない。

 他にも巡りたい場所があったが、追われるように羽田に向かった。

 
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