徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

住宅リノベーション-1

2018-09-25 08:59:59 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 平成26年統計データによると、年間の住宅着工数は74万戸。(マンション、貸家含む)

 日本の世帯数は約5200万戸であるから、新居取得率は年間1.42%に過ぎない。

 

 乱暴な言い方をすれば、5200万世帯-74万戸=5126万戸がストック住宅(既存住宅)と言える。

 一方で世帯数が5200万世帯に対して、住宅数は6000万戸。

 この数は何を現しているかと言うと…、6000万戸-5200万世帯=800万戸の空き家があるということ。

 ここ数年一般世帯の所得は一向に高くなる気配が無い中、全国的にはこの800万戸の空き家をリフォーム、リノベーションする動きが目立つ。

 酒田を含む山形県庄内地方でも顕著ではないがそんな動きが垣間見られる。

 じわじわと材料や手間賃が上昇してる中、住宅取得の予算が厳しいクライアントを多く見かけるようになった。

 そんな背景から、住宅リノベーションという選択肢がここ酒田にもあるのではないかと思わせる。


 ~つづく~
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外構工事の提案

2018-09-19 08:21:05 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 昨年末に引渡した「セカンドリビングのあるイエ」。

 新居での生活を優先し今年の一冬を過ごした家族。外構工事は計画も含め保留となっていた。

 

 そして先日、施工会社から連絡をもらった。外構工事の計画のスタートである。

 図面とイメージ図を携えて、半年以上ぶりにクライアントと久しぶりの再会。

 今年の冬は寒さが厳しかったが、クライアントより「冬も快適だった。」との言葉を頂き嬉しい限り。

 打合せも住宅時と同様スムーズに進み、植栽計画を除いてはほぼ決まった。

 実は住宅の完成時に天候が思わしくなく完成写真は未だ撮ってない。

 この分だと外構工事が完了してからの撮影の方が絵として映えそうだ。

 植栽の移植時期を考慮すると…もう半年後になりそうである。
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ストック住宅のリノベーションという可能性

2018-09-13 08:30:54 | 建築つれづれ…
 先週に仙台で開かれた「YKKAPリノベーションフォーラム2018」。

 久しぶりにこの手のセミナーに参加した。

 今の時代建て主の知識向上がかなり見られ、新築住宅においては断熱・気密について浸透し高性能を考慮した住宅が実現している。

 しかしながら既存住宅においては、以前建てたときの住宅スペックのままになっているのが現状。

 

 その市場についての見地長け、活躍する3人の基調講演とトークセッション。

 私自身もリノベーション市場にはそんなに力を注いでる訳でもなかった。話があれば受けるぐらいの感覚。

 

 そんな感覚だったので、軽い気持ちでこのセミナーを聴きに来たがパネリストの話にのめりこんで行った。

 新築より安い工事金額で、断熱・気密を向上させ間取りも変えることができるなら…。私の中にそんな気持ちが芽生えた。

 

 予算が厳しい建て主さんならこの選択肢は有りである。

 ストック住宅のリノベーションという市場開拓の可能性を再認識させられた。
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林建設工業新社屋現場日記180903~外部足場、仮囲い撤去

2018-09-11 08:23:00 | 今日の現場
 いよいよ大詰めを迎えている林建設工業新社屋。

 

 外壁サインの取り付けも終了し、8月末に外部足場と仮囲いが撤去され新社屋の顔が現れた。

 

 1階の通りに沿ったエントランス部にカーテンウォールを使用し、2階には格子を施したファサード。

 モダンなガラスカーテンウォールとライトシェルフ効果を考慮した格子組。

 格子のアクセントには林建設工業のイメージカラーの緑を散りばめた。

 

 エントランス廻りの黒壁は、酒田の昔ながらの街並みを彩る下見張りの黒塀をモチーフにした色彩とデザイン。

 格子組、黒塀といった昔ながらの和のテイストとモダンなデザインの融合を意識し、地元酒田の老舗ゼネコンの技術力を表現した。

 工事は諸般の事情により、1ヶ月ほど完成時期を延期し完成は11月末の予定である…。

 

 

 
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OLAHO、地域情報誌に掲載されました。

2018-09-06 08:31:06 | 店舗新築・リニューアル・リノベーション
 出羽庄内地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」。

 

 2ヶ月に1度発刊している、地元庄内地方に根差した情報が満載の無料地域情報誌である。

 そのCradle(クレードル)の今回号、9・10月号に設計させていただいた庄内バル「OLAHO」が紹介されている。

 

 見開き2ページ。その掲載記事のタイトルも「美食漫遊レストラン」。

 記事の冒頭には、設計時にオーナーから要望があったデザインコンセプトが載ってある。

 「ハワイやカリフォルニアのような海辺の街をイメージしてデザインした空間…」

 このプロローグを読んで思わずにんまりした。

 料理の写真は勿論のことお店の写真も使われていて何とも嬉しい限り。

 前出のデザインコンセプトと共に「女子会やママ友会をターゲットにしたお店にしたい。」と設計開始時に言うオーナーの顔が思い浮ぶ。

 今では女子会、ママ友会以外でも予約が絶えない人気店。

 夫婦2人3脚で切り盛りするお店。夫婦の笑顔と料理を楽しみに足を運んでみて下さい。

 ハワイやカリフォルニアにいる気分になれるかも…。

 
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