徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

S様邸リフォーム工事現場日記201118

2020-11-25 08:32:48 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 工事業者が決まって工事が始まるまでに3週間かかったS様邸リフォーム工事。

 工事業者もクライアントと上手くはいかなかったが以前関係があった業者だったと知った。

 今回の工事業者を連れてきたのは私であるが、こうしてクライアント、設計者、工事業者がが結ばれた。これも何かの縁を感じる。

 工事が始まり1週間半が過ぎると、クロスの張替え等の内装工事やエアコンの取付等のほぼ8割が完成した。

 

 工事が始まるまでより工事が始まってからの方が早いと、クライアントも工事のスピード感に脱帽していた。段取り8割とはよく言ったものだ…。

 

 残すはシューズクロークの設置作業と今回のメイン内容となる浴室リフォーム。

 浴室リフォームはクライアント経っての希望だった。

 今までの在来浴室には追い炊き機能がなく、飲食店を営んでいた亡くなったご主人が、帰宅していつもぬるいお風呂に入っていたんだとポツリとこぼした奥さん…。

 私も亡くなったご主人にはすごくお世話になったので、ついつい感傷に浸ってしまった。

 さて、11月下旬から浴室と脱衣室の工事にかかる。

 1週間と数日、お風呂が使えない日が続くが、その後の快適なお風呂を想像しながらもう少しの我慢の日々である。
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フーデライト庄内増築工事現場日記201105~基礎工事

2020-11-18 08:35:52 | 建築家との家づくりの流れ
 基礎工事が始まったフーデライト庄内増築工事。

 掘削を始めて数日後に、地鎮祭時の鎮め物を重機を使って埋めることになった。

 

 いつも鎮め物を埋める時には施工会社に任せていたが、今回はクライアントとの定例会議と日程が一致したため立ち会うことに。

 この仕事をしていて初めての体験である。

 地鎮祭で住職から縦にして埋めるようにとアドバイスがあり、言葉通り重機で掘り進める。これが意外に深く掘らないと納まらない。

 

 基礎屋さんが鎮め物をセットし、クライアントが五穀を撒き清める。

 

 基礎屋さんが鎮め物を埋めるならと、気を使って山砂を持ってきてくれた。丁寧に埋めて完了。

 ホンの数分の出来事であったが、自身の心も清められた感じがした。

 これで一連の地鎮祭での作業は終了。あとは工事の安全と無事完成を祈るばかりである。

 これから冬に向かうが、大雪にならない冬を祈るばかり。来年の雪解け時にはフーデライト庄内増築工事が完了予定である。
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庭が連なる平屋現場日記201108~基礎工事完了

2020-11-13 08:41:21 | 今日の現場
 11月上旬に基礎工事が完了した庭が連なる平屋。

 この住宅はタイトル通り点在する庭が5つある。出迎えの庭、もてなしの庭、彩りの庭、やすらぎの庭、いこいの庭である。

 クライアントとの打合せは、庭の創り込みについての議論に入って来た。

 5つの庭の中で「やすらぎの庭」は浴室に面した庭で、ゆったりと落ち着いたリラックスした気持ちでお風呂に入る。そんな庭である。

 そこで一つチェックすべきことが視線。庭の見え方の視線、他からの視線。

 今回は平屋であるので隣家の上階からお風呂が見えないかを、現地で確認することにした。

 

 施工者にお願いして、庭の外壁の高さに目印のフレームを木材で組んでもらう。

 クライアントが到着する前に私が確認すると、一目瞭然で他からの視線は遮られていることを確認。

 クライアントも到着後、一瞬で問題ないことを理解して頂いた。

 図面上では問題ないと判断していたが、こうやって実際に現地で確認しお墨付きが取れた。

 ある本に書いてあった、「準備と確認は何百回してもしすぎということはない」という言葉が脳裏に蘇る…。
 
 このところ冷え込みが増してきた。雪の降る前に屋根と外壁を何とか終わらせて冬を迎えたい。
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やりたくないことをやって成功する

2020-11-05 08:14:49 | 今日のひとり言・雑談
 独立起業した12年前。当初は仕事したくても仕事が無く、やりたい仕事を得るために種まき作業をやっていた。

 その傍ら、家族を食べさせる為にやりたくない仕事も全て受けていた。勿論、赤字の仕事も…。

 まずはとにかく仕事を受けて自分を知ってもらうこと、種まき活動を通して自分を知ってもらうことに奔走していた。

 

 今現在はというと、その当時目標としていた「やりたい仕事」をやってる感があり自分なりに充実してるように思える。

 しかしである…。一方で「このままでいいのか…」という気持ちもない訳ではない。

 竹内謙礼氏のコラムによれば、経営者やフリーランスになると自分の意思が通しやすくなるため、「好きな仕事をやる」という緩慢な動きばかりしてしまうらしい。

 「楽しい」、「こっちの方が楽だ」と思える仕事ばかりやってしまい、プライドが守れ、恥ずかしい思いをせず、耳の痛いことを言う人と極力会わないようになる。

 そんな環境での仕事に慣れてしまうと、「成功」のための「やらなくてはいけないこと」を、どんどんやらなくなってしまうとのこと。

 「やりたくないことをやって成功する」という人の方が何百倍も凄い人で、「やりたくないことで成功する」という体験が、人生で本当に大切な「成功体験」なんだと…。

 最近、そんな風になっていないか…。耳の痛いコラム内容を拝読し、もう一度自身を振り返ってみることにする。
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