徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ラウンジデッキに集うイエ、今着工す。

2019-03-15 08:36:27 | 今日の現場
 先日、「ラウンジデッキに集うイエ」の地鎮祭を執り行った。

 

 資料を紐解くと、クライアントから敷地探しの相談を受けたのが2年前の4月。

 それから2~3の土地についての相談を受け、敷地が決定したとの連絡を頂いたのが2018年5月末。

 決定した土地は相談を受けていた土地とは違ったが、敷地条件としては申し分の無い土地だった。

 

 土地探しで1年の歳月を経て設計を開始した…。 

 案作成から設計完了までじっくりと時間を掛け、私の提案とクライアントのこだわりを織り交ぜながら設計は進む。

 行ったり来たりの打合せを重ね、見積期間も合わせ実に9ヶ月に及んだ設計作業。

 土地の相談を受けて早2年。今ここに無事着工を迎えたのである。

 これから約半年の間、事故・災害無く無事理想の住宅が完成することを祈ります。

 夢の実現に向けて、クライアントの代理人として工事完成まで面倒を見させて頂きます。いや、工事後もお世話になります。

 今ここに家づくりという旅がまた新しい一歩を踏み出した。

 

 
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無駄は本当にムダなのか?

2019-03-06 10:45:25 | 今日のひとり言・雑談
 前回紹介した酒田モシエノ大学に登壇した話。その登壇した中で「無駄がある建築の方がおもしろい」と話題にした。

 後日経営コンサルタント竹内謙礼氏のコラムに「無駄な仕事は本当にムダなのか?」というコラムを見つけた。下記に内容要約します。

 


 最近の若い社員さんは「効率」を重要視して仕事をしてて、スマホやパソコンを使って短時間で業務を終わらせるし、無駄な人付き合いはしない。

 効率の悪い電話や会話をするぐらいだったら、社内チャットを使って全ての打ち合わせを終わらせようとする。

 無駄なことはしない。無駄な時間は過ごさない。無駄なストレスは抱えない。

 このスタンスは少子高齢化が進む社会において非常に大切な考え方だ。

 しかし、仕事というのはそもそもエラーが多いもので、無駄を完全に省くのは不可能。

 10ねらった金儲けの戦略のうち、すべてが当たることなんてほとんどなくて、言ってしまえば、無駄の中にしか「正解」は生まれない。

 だから仕事で効率化を目指すことは良いことだが、その中で必要な「エラー」までもを省いてしまうと、結果「正解」に永遠にたどり着けないループにはまる。

 「効率化」と「手間のかかることから逃げる」というのは、意味合いが違うのだ。


 う~ん、私の言いたかった「無駄があるからおもしろい」と言ったのはそういうことだったのかもしれないと共感した次第でした。

 やっぱ無駄も必要だよね。



 ~竹内謙礼氏のブログはこちらから~ https://note.mu/kenrei/n/n913c9be476d5
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