徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ショールーム行脚~住宅設備機器の仕様決め

2018-04-26 08:24:35 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 只今設計中の某住宅。基本設計から実施設計へと作業も順調に進んでいる。



 先日はクライアント夫婦を伴って酒田市内にある3ヵ所の住宅設備機器のショールームを見学に回った。

 午前中はTA社。私自身TA社のショールームに赴くのはかれこれ10年近くになる。そう独立した当初に行って以来。

 様変わりした機器にTA社も頑張っているなという印象を受けた。各種の給湯器を展示していたのも少々驚きを覚える。

 午後からはTO社。ここはいつも打合せさせて頂いているので、知ってるスタッフもいて和気藹々と見学は進む。

 製品の内容も私自身一番よく知ってる社。この春から所長が変わっていたのでご挨拶。

 このTO社での見学が一段落下ところで、クライアントに一声かけた。

 「先程の社とどっちの製品が良さそうですか?」「正直、迷ってます」。そんなやり取り。

 最後にC社。2社回ってきたのでクライアントも知識がついてきたらしくスムーズに見学は進んだ。

 酒田にショールームの無い社も検討材料にしたいというクライアント。見れば見るほど迷う。

 1社で揃えなければならないということはない。自分たちが使う上で使い易い、選定のポイントを重視したものを選んでくれればいい。

 後悔は残さないことがいい家づくりに繋がる。

 
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林建設工業新社屋現場日記180416~地盤改良工事

2018-04-24 08:35:55 | 今日の現場
 地盤改良工事が終盤の林建設工業新社屋。

 

 この日は外装色彩計画を立案する為に現場事務所に赴いた。

 現場担当者は小中学校の同級生で10数年前にも一緒に仕事をしたことがある。小学校の頃はお互いの家で良く遊んだものだ、そんな旧知の間柄。

 地盤改良工事は数日後に終了予定。今回採用した地盤改良工事は「TNF工法」という表層改良の一種。

 

 コスト面でも杭よりも断然安価で施工性も良かったが、近隣住宅への配慮が課題だった。

 その課題も隣地境界へ柱状改良を連壁とする山留め工法を施し事なきを得た。

 

 外装色彩計画は屋根、外壁、塗装のサンプルを並べ色味、バランス、各々のコントラストを確認するも一部保留が残る。

 カタログでと実際のサンプルでは印象が全く違う。カタログで好印象でも、サンプルを見てガッカリということはいくらでもある。

 今回も保留となった外壁材はその典型的な例だった。違う外壁材をカタログから指定しサンプルを取り寄せてもらうことに…。

 今回指示したサンプルは上品で他の外装材とマッチするもの、これだ!と思えるものであって欲しい…。


 参考記事
 林建設工業新社屋現場日記180323~本格的に工事着工
 
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起業家としてのベクトル~一人ビジネスは幸せか?不幸か?

2018-04-19 08:45:29 | 建築つれづれ…
 興味深いコラムを読んだ。タイトルは「一人ビジネスは幸せか?不幸か?」。

 内容はというと、大まかに以下の通り。

 

 ~~~~~~
 従業員を一切雇わず一人で完結するビジネスを目指すというのは、起業のスタイルとしては理想の形。

 今の時代「人を雇う」ということは、売上を伸ばすことよりも厄介で、「人を雇用する」というのは、ビジネスにおけるストレスを大きくしてしまっているところがある。

 だから、これから起業しようと思っている人は、

 1.たくさん人を雇って大企業にして上場を目指すのか。

 2.まったく人を雇わずに一人ビジネスを目指すのか。このどちらかの両極端に方向性を決めたほうがいいのだ。

 一人ビジネスを目指すようにすれば、お金からも、嫌な人付き合いからも、拘束時間からも解放される。

 それはそれで自由で気ままな日々を過ごすことができるようになる。

 ネットショップ、ライターやデザイナー、コンサルタントなど、一人で完結するようなビジネスモデルを考えたほうが、これからの時代は、現実的な「起業」になるのかもしれない。
 ~~~~~~

 何か自分のことを言われてるようで妙に納得してしまった。

 独立起業して今年で10周年を迎える。とりあえずここまで辿り着いた。

 これからの10年、どんなベクトルで進もうかと考えていたときだったので、このコラムの内容に惹かれた自分がいたのだ。

 10年間従業員を雇っていない。周りからはスタッフ雇ったらとよく言われたが雇わなかった。

 それは正にこのコラムに書いていることが理由であった。自分が思ってたことは模範解答でなかったようだが、間違いでもなかった。

 そのコラムの末尾にはこんなことも書いてあった。

 ~~~~~~
 肝心なことは、自分自身が何を求めて「起業」というリスクを背負った道を歩もうとしているのか、その点をもう一度じっくり考えることだと思います。

 「時間」なのか?「お金」なのか?「やりがい」なのか?

 その優先順位を冷静になって考えると、案外、サラリーマンで仕事をしているほうが、一番幸せだったりすることがありますからね。
 ~~~~~~

 自分が独立起業したのは何の為か、何をやりたかったのか。もう一度見つめ直したい。

 





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若者よ大志を抱け~体験授業の依頼

2018-04-17 08:37:45 | 建築つれづれ…
 とある企業から出展を依頼された体験授業。5月と10月に地元の高校にお邪魔することとなった。

 今まで職業ガイダンスということで、数回高校生に対して自分の職業を説明する機会を頂いた事があった。

 その時は悪までもガイダンスだったので、こちらから生徒に対して一方的に説明し質問を受ける形。

 

 今回は一方的な講義型式ではなく職業体験。高校生に肌身で体験してもらうことが主眼である。

 昨年高校生のインターンシップを受け入れたときは3日間で住宅の模型を作ってもらったが、今回はそんな時間は無い。

 45分の3サイクルでの体験授業。さて何を体験してもらうか…。45分で何ができるか…。

 地域貢献の一つでこの手のボランティアは断らないようにしている。

 若者よ大志を抱け。誰かの言葉に似ているがそんな気持ちでいつも引き受けている。

 私の体験授業を受けて、将来を担っていく若者の中から建築家を目指したいと思ってくれる生徒が一人でも多く現れて欲しい。

 ボーイズ・ビー・アンビシャス。

 
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気配を感じ合うイエ現場日記180408~内装色彩計画

2018-04-12 12:14:04 | 今日の現場
 コンセントやスイッチの位置も確定した気配を感じ合うイエ。

 この日の打合せは内装の色彩計画。これが決定すれば大きい決め事はほぼ無くなり、後は工事が順調に進んでくれることを願うばかり。

 私が作成した床・壁・天井の色彩計画の案を説明する。もちろん実際のサンプルも提示しながら。

 

 ここでクライアントが頭を悩ませるのが床のフローリングと壁・天井に使用するクロス。

 この日の打合せは床のフローリングは2種類使用することに。1階と2階での使い分け。

 フローリングは設計のときから頻繁に話題に上ってたこともあり、すんなりと決定した。

 壁・天井に使用するクロスは種類もいっぱいあることから悩みに悩むクライアント。

 悩んだ末に結局私の提案したものに納まることも多々ある。今回も割りとそんな感じで進み打合せ終了。

 次の日クライアントからメールが届いた。クロスのサンプル帳をもう一度見たいということだった。

 やはりまだ悩んでいる模様…。

 

 そして今日悩んだ末の回答メールが届く。2階のキッチンに提案していたアクセントカラーのクロスの変更だった。 

 悩んで、踏ん切りを付けて納得してメールを送ってきたのだろう。きっといいイエになるはずだ…。
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