徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ボルダリングのあるイエ 2022.4.9~上棟式

2022-04-28 08:49:43 | 今日の現場
 4月9日(土)大安吉日、快晴。ボルダリングのあるイエは、この日上棟式を迎えた。

 ものの3日間であっという間に建て方が工事が終了し、この日の上棟式。

 出席者はクライアント家族とクライアントの親夫婦。

 

 快晴に恵まれたこの日は、屋根の上から壮大に鳥海山が姿を現している。まさに上棟式日和。

 施工会社の営業担当者と大工さんが、忙しなく上棟式の準備に右往左往。

 準備も整い屋根へと上がり、大工さんの掛け声で式が始まった。

 

 大工さん、クライアント、私が玉串を奉納し無事式は終了。

 予定では餅撒きはしないとのことだったが、施工会社の営業の方が五円玉と餅を準備してくれていたので餅撒きを敢行。

 下で待っているのは、クライアントのお子さんと親夫婦。

 お子さんはお餅に大はしゃぎで、取ったお餅を離そうとしない。かなり気に入ってる様子。

 餅撒きはやらない方針だったが、そんな姿を目にするとやってよかったなと感じた。

 さて完成までもう2ヶ月。年明けに始まった工事も、もう追い込みの時期になった。

 クライアントとの決め事も8~9割終了している。あとは工事関係者に施工を頑張ってもらうだけとなった。
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ボルダリングのあるイエ 2022.3.31~建て方工事

2022-04-07 08:48:58 | 今日の現場
 基礎工事が完了してからゆうに1か月以上経った。

 プレカットの打合せがスムーズにいかず、工事日程を組みかえながら骨組みの図面をチェックしやり取りすること2週間。

 そしてこの日から建て方工事が始まった。

 先ずは土台の据え付けだが、現場に搬入されている壁パネルを見せてもらう。

 

 壁パネルが工場で製作され、天井下地組も工場で製作されていた。これなら建て込みも早いはず。

 土台の据え付けの次の日に再び現場を訪れると、作業開始から1時間半ほどで1階の壁パネルがほぼ設置完了していた。

 

 はやり予想通り早い…驚愕の速さである。土台を据え付け終了後、3日間であっという間に形になった…。

 

 以前、基礎も骨組みも工場製作する某ハウスメーカーの住宅をプラモデル住宅と表現したことがある。

 これももはやプラモデルに近いと感じた。

 工事現場で材料の他にお金がかかるのは職人の手間。この工法で有れば手間賃が安く済むのは歴然としている。

 私自身、初めての枠組壁工法であるが、これならこれで一つの回答だろう。

 しかし、早いわ…。もうすぐ上棟式である。
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ボルダリングのあるイエ 2022.2.25~基礎工事完了

2022-03-11 09:03:10 | 今日の現場
 今年の冬は厳しい寒さで大雪。

 そんな2月中旬にボルダリングのあるイエの配筋検査を行った。

 

 現場に到着し全景を見渡す。ぱっと見、きれいに配筋され仕事の丁寧さが感じられた。

 こんな時は大体鉄筋の組み方も間違いが少ない。実際検査しても指摘事項はほぼ無し。

 そして天候を見計って後日コンクリート打設。寒空の中、左官屋さんが手際よくコンクリートを型枠の中に納めて行く。

 

 作業を観察していると、コンクリート打設一つとっても色んな道具を使っていることに気付く。

 それは市販されているものや、左官屋さんの手作りのものまで。

 ベニヤ板を加工した道具でコンクリートを流し込んでいる風景はよく見ていたが、今回は一斗缶を使いコンクリートを流し込んでいる。

 その一斗缶も左官屋さんが使い易いように上手く加工している。

 スラブコンクリートは1日仕事だが、立上りコンクリートはものの2~3時間で終了。

 

 しかし、今年の冬はよく雪が降った。この写真を見ながら今更ながらに思うが、すでに雪は解けた。

 季節のいい時期に建て方工事を迎える。まだ道半ば、いや3分の1かな…。

 安全に気を付けて建て方工事に向かってもらいたい。
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ボルダリングのあるイエ 2022.2.12~住宅設備機器の仕様決定

2022-02-24 08:52:34 | 今日の現場
 このところのコロナ禍の影響で半導体の生産が遅れている。

 我々建設業界でも木材、鉄骨の価格上昇が収まらず、設備機器の品薄状況が続いている。

 そんな中クライアントとの打合せも、一番品薄の状況にあるトイレ(便器)をはじめとする住宅設備機器の選択から始まった。

 

 この時期に便器仕様を決めるのは、私自身初の出来事。

 便器仕様を決めるのであれば、システムキッチンやユニットバスも一緒に仕様を検討していくことに…。

 メーカーのショールームで設計仕様をベースに再検討が始まった。

 便器は難なく決まったが、中々決まらないのは…奥様のこだわり部分であるシステムキッチン。

 設計時には予算の関係上抑えていたグレードを、奥様の後悔が残らないようにグレードアップを決断。

 しかしながら、色を中々決めかねている様子。この日は暫定で終了する。

 次の日、奥様から直接電話をもらう。最終段階で却下となった色合いがどうしても忘れられないという…。

 クライアントご夫婦は、その日も、その次の休日もショールームに足を運んだ様子。

 さて、最終決定と指定した打合せ日。再びショールームにクライアントご夫婦、私、施工業者の担当と赴いた。

 何度も何度も試行錯誤を繰り返したからか、この日は奥様の考えに踏ん切りがついていたようだ。

 もののわずかな時間でシステムキッチンの仕様は決まった。悩みに悩んだ末の回答にスッキリした気分だったに違いない。

 クライアント夫婦の悩みぬいた決断と、それに電話やメール、そして現地ショールームでサポートしてもらったアドバイザーの方に感謝である。

 これで、完成時に便器が設置されてない状況は免れたはずである…。
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ボルダリングのあるイエ 2022.1.23~地鎮祭

2022-02-02 09:11:27 | 今日の現場
 先日ボルダリングのあるイエの地鎮祭が行われた。

 神主さんは私の同級生の弟さん。これで地鎮祭で会うのは両手ぐらいの回数となる。

 

 この日の天気は曇り。この時期としては最高の天気である。

 数日前までは連日の吹雪だったので、これもひとえにクライアントの日頃の行いの良さであろう。

 クライアントのご両親も参列し地鎮祭は始まった。

 始まる前までは陽気な笑顔を見せていたクライアントのお子さんも、神主が声を上げたと同時に神主よりも大声を上げて泣き始めた。笑

 

 よほど怖かったのだろう、お子さんは全然泣き止まない。

 一時的におご主人がお子さんを連れて外に避難した。

 と同時に今度は神主さんがお祓いの為外に出る。また大泣き。苦笑

 神主さんがテントの中に戻って一件落着となった。

 出席者皆でお神酒を頂き、記念写真を撮って地鎮祭は滞りなく終了。

 若い夫婦の希望に満ちた半年が始まった。
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