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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

今年も熱い夏が始まる

2013-07-01 08:29:03 | 愛しき野球おバカ達
 先週の27日、第95回全国高等学校野球選手権記念山形大会の組み合わせが決まった。今年の参加校は52校。昨年と比べて2校減。これも少子化の影響を間違いなく受けている。

 開幕は7月12日、開会式の後「小国-山形城北」から熱戦の火ぶたは切られる。各チームこれからの2週間で、チームとしての仕上げ調整に入る。プロと違い、後の無い一戦必勝の戦い。わずか18歳の少年たちが、後戻りできないプレッシャーの中、数々のドラマを生むであろう。

 そういう私も約30年前、見えないプレッシャーに押しつぶされて、憧れの甲子園の道を閉ざされた高校球児であった。約30年後の今では、その当時のメンバーとあの試合の話を肴に酒を酌み交わす。今となっては最高の青春時代の思い出。

 悔いの無い敗戦なんて無いと私は思ってる。それが現実。大いに悔やんで、大いにこれからの人生の糧として欲しい。勝ち続けられるのは唯一、一校しかないのだから。

 頑張れ!高校球児!!
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無事是名馬也

2013-06-19 08:37:03 | 愛しき野球おバカ達
 日本のプロ野球で、2000本安打と1000打点を達成した選手は、過去に28人しかいない。キャッチャーでは野村克也と古田敦也の2人。今年3人目の快挙を成し遂げたのが中日の谷繁元信。激務に耐えながら、こつこつと記録を積み重ねてきた。

 古田敦也は1965年生まれ、谷繁は1970年生まれ。恥ずかしながら私、1968年生まれ。彼らとは同世代。今でも現役で頑張る谷繁は42歳。古田が引退した年齢だ。しかも古田は晩年監督業に専念していた。レギュラーで頑張る谷繁には頭が下がる。

 その谷繁に「キャッチャーに一番求められる要素は?」と問うと「体の強さ」という言葉が返ってきたそうだ。ケガの多いポジション、あそこが痛い、ここが痛いと言って休んでいたら仕事にならない。もちろんピッチャーの信頼も得られる訳がない。「無事是名馬也」とは、谷繁のためにあるような言葉だ。この谷繁にこんな逸話がある。

 横浜でレギュラーを獲ったばかりの頃、試合終盤になるとベンチに下げられた。クローザー佐々木主浩の信頼を得ることができなかったのだ。その頃、横浜には秋元宏作というキャッチャーがおり、捕球技術には定評があった。

 ある日、「なんで俺じゃダメなんですか?」意を決して谷繁は佐々木に訊ねた。「オマエより秋元の方がオレは安心して投げられるんだよ」。大魔神佐々木のウイニングショットはフォークボール。ワンバウンドになっても必死で止める秋元の姿勢を佐々木は買っていたのだ。

 「じゃあ全部止めれば使ってくれるんですか?」「そうだ」

 その日以来、谷繁はワンバウンドの捕球練習に明け暮れたそうだ。気が付くと100個入りのボールケース2個がカラになっていた。谷繁はここまでして佐々木の信頼を掴み、98年の日本一に貢献する。自身初のベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いたのもこの98年。

 キャッチャーほど経験が重視されるポジションはない。「今の若い選手は負けても悔しさを表さない。ちょっと物足りなさを感じます」。自らを「昭和の男」と呼ぶ谷繁。まだまだ老けこまず、頑張ってほしい。「昭和の男」同世代として応援してます。
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やっぱり…統一球

2013-06-13 09:02:04 | 愛しき野球おバカ達
 統一球、誰もが感じていいた今年の変わりよう。やはり…。先日、NPBが公表した統一球の反発力の変更。問われるのは「飛ぶ」「飛ばない」ではなく、NPBのやり方だ。

 もともと、何故、統一球の導入だったのか。そのアンサーは、国際大会への対応だった。国際大会で使用される、メジャー使用球に近い球に統一することで、国際大会でも違和感なく戦うための導入だったはず。しかし、先般のWBCでもWBC使用球とNPB統一球の違和感は多大にあった。

 であれば、WBC使用球にNPB統一球の感触、仕様材質、硬さ、反発度を近づける工夫が必要だったのでは思う。それが「飛ぶ」「飛ばない」の反発度ばかりがクローズアップされて来た今シーズン。

 統一球の改良を製造するM社に口止めまでしていた隠蔽体質は、大震災以降の何処かの電力会社の姿とダブる。日本プロ野球労組の会長、阪神・新井選手は呆れた表情でこう言っている。

 ~話し合って色んな事決めましょうと言ってるのに、いつもNPB側から決定事項で下りてくる。統一球導入の時もそうだし、いつもこうだ。恥かしく、残念な話です。~

 「隠し球」のような、ファンと選手を無視したNPBのやり方とその隠蔽体質。この問題は根深いものがありそうだ。到底、選手としては見逃せる話ではない、死活問題なのだから。

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暴投と悪送球

2013-05-15 08:43:05 | 愛しき野球おバカ達
 暴投と悪送球。皆さんはこの違いもちろん知ってますよね!?私は恥ずかしながら、野球に携わっているのに最近この区別が分かりました。TV中継、良く見ていて(聞いていて)下さい。この用語の使い方、間違ってるアナウンサーや解説者もいるようですよ。
 
 「暴投」とは、ピッチャーがマウンド上でキャッチャーに向かって投球した球が、とんでもない方向に行ってしまい、キャッチャーが取れなかった投球のことを言います。英語で言えばワイルドピッチ。

 それに対して、ピッチャーがバッターに投球する以外にボールを投げる行為を全て「送球」と言います。ですから、送球行為が、上手く目標に投げられなかったことを「悪送球」という訳です。

 TVの野球中継で、「ショートが1塁に暴投」ということは間違いで、「ショートが1塁へ悪送球」が正解なのです。守備行為の時は全て「悪送球」となる訳です。こんな場面に遭遇したらやんわりと…指摘してみて下さい。通だねと言われるかもしれません。

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えっ、7回制?

2013-04-25 08:27:03 | 愛しき野球おバカ達
 国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)が「世界野球ソフトボール連盟」(WBSC)なる組織を立ち上げ、五輪復帰に向け動き始めた。五輪に野球とソフトボールが姿を消したのが先のロンドン五輪。野球やソフトボールの世界的競技人口の少なさと、試合時間が長すぎると言うのがその理由だった。

 その試合時間の問題から、今こんなことが起ころうとしている。「五輪では9回制ではなく7回制も検討する」とルールの抜本的な見直しに議論が発展している。

 ちょっと待ってもらいたい。9回制は公認野球規則にも明記されている野球の根幹である。それを、いくらIOC側から試合時間短縮の要請があるとはいえ、それは無いでしょう…。これはユニホームの変更などより、はるかに重要な問題である。

 ルール無視もいいところだが、もっといい案は無かったのだろうか。短絡で稚拙すぎやしないだろうか。IOCともあろう団体が…。この辺にも野球軽視の風潮を感じざるを得ない。変えるなら変えるで、もっと魅力的で、野球の価値が向上する様な案は無かったのか。時間短縮には大いに賛成だが、それが7回制とは。

 高校野球の試合時間は約2時間。プロの世界でもやろうと思えばできるはず。国際大会もし然り。変える勇気も必要だが、変わらない勇気も必要だ。

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