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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

失敗の根拠、ノムラ哲学

2013-09-06 08:42:03 | 愛しき野球おバカ達
 失敗にも理由がある。その理由が自分自身理解できていれば次につながる。これが名将野村監督の考えだ。

 ストライクを見逃しての三振は、普通なら御法度。ところが野村は違った。野村を師と仰ぐ山﨑武司(中日)は楽天時代、こう話していたそうだ。「たとえば1回もバットを振らずに3球三振に倒れたとする。でも“全部真っすぐを待っていたんだけど、3球ともカーブが来た”ときちんと話せば、野村さんは怒らなかった。要するに失敗の根拠さえ、はっきりしていればいいんです。それは次につながりますから…」。

 息子・克則氏がコーチになった時、指導に困らないようにと書き留めておいたのが、かの有名な「野村ノート」だという。この本がベストセラーになったことで、この後、野村本は数々出版されたが、これが最高傑作だという意見も多い。

 リーダー論も秀逸だ。「中心なき組織は機能しない」。野村の有名な言葉である。ヤクルト時代、日ハムの栗山監督は野村に重用されず、不遇をかこった時期もある。それでも栗山監督の選手起用には、野村の思考が色濃く反映されている。その典型が4番の中田翔。不振の時期も栗山監督は我慢して中田を4番=組織の中心で使い続けた。

 財を残すは下なり、名を残すは中なり、人を残すは上なり。これは野村の口ぐせだが、確かに彼は数多くの優秀な人材を育て上げたものだ。

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熱闘に水が差された。。。

2013-08-23 08:57:03 | 愛しき野球おバカ達
 今年の高校野球は、前橋育英の初出場初優勝で幕を閉じた。我が地元の日大山形のベスト4進出を始め、花巻東のベスト4や東北勢の躍進が目立った今大会であった。

 その裏で、花巻東の千葉君の打法が注意を受けたことが話題になってる。身長156cmの小兵の彼が、レギュラーを取る為、ライバルに勝つために地道に練習したカット打法。彼にしてみれば大きな武器。その武器が、3バント同等になる可能性があると審判から準決勝の前日に注意を受けた。

 私は準決勝の彼の姿をTV等で見ていない。試合終了後にその話を聞いた。それまでの3試合、千葉君は相手ピッチャーに34、21、41球と投げさせていたのが、準決勝では10球。明らかにカット打法が制限され、自分の思うようなプレーができなかったことはこの数字が物語っている。

 理屈をこねれば、確かにカット打法はいささかこざかしいと思われる作戦かもしれない。ただ、彼は今までこの打法で甲子園の準々決勝までひたむきにプレーして来た。彼は自分のプレースタイルを貫けなかったことが、無念で仕方なかったことと思う。

 またか…、私はそんな心境だった。純粋な高校三年生のひた向きさを、嫌味な、悪知恵のついた大人が踏みにじったと。作為的に操作しようとする、変な大人たちの余計な言葉…。残念に思えた。何故盛り上がっているこのタイミングで、という感情も湧き上がった。

 注意を受けるなら、準決勝前日ではなく、甲子園大会の1回戦であるべきだろう。いや、地方大会の1回戦からかもしれない。当然18歳の彼には、今までやって来たのだからという気持ちが当然のようにある。やりきれなかったろう。

 彼のプレーを見てる高校野球ファンが、彼のプレーに拍手を送っていたことが全ての事実である。誰もがカット打法に対してクレームなど付けていない。逆に人一倍小柄な彼のプレースタイルに賞賛してたファンが多かったはずだ。

 雨が一滴も降らなかった熱闘甲子園に、水が差された気がした…。
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はしゃぎ過ぎに御用心

2013-07-31 08:52:03 | 愛しき野球おバカ達
 先日の日曜日、息子がやってる硬式野球クラブの子供たちと保護者たちで懇親会があった。今回は1年生のだけの親睦会。この硬式野球クラブは、酒田市だけでなく隣の鶴岡市からも通ってる子供たちが多い。そこで同学年だけでも、子供、親を含めて仲良くなろうということで開催された。

 お店は子供たちの食べる量を計算に入れてしゃぶしゃぶの食べ放題の店、「しゃぶ楽 鶴岡店」。タレは一つの鍋に2種類選べるシステム。乾杯の発声から肉をいただく。食べ放題にしては肉の質も悪くないし、タレも2種類選べるということで今後使いたいなと思わせるお店だった。

    

 普段、顔を合わすことはあっても中々会話をすることが無かった親御さんたちと、お酒という潤滑油のおかげで楽しく会話ができた。子どもたちにはばからず、親父たちは大いに盛り上がり会話は止まらない。お開きになったのだが、なかなか店を出ようとしない親父たち。私もその一人…。

 何時になったのだろうか。お母さんたちに促されて店を出ると、店の照明は一部消えており、いつしか時計は10時を回っていた。もうそんな時間!?とビックリする私。楽しい時間はあっという間に過ぎる。あわてて片道30分の道のりを帰った。帰りの道中妻から、はしゃぎ過ぎと説教をされた…。だって楽しかったんだもの…。

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今年も一つの夏が終わりました…。

2013-07-17 09:30:03 | 愛しき野球おバカ達
 12日に開幕した第95回全国高等学校野球選手権記念山形大会。俗に言う夏の甲子園予選だ。負ければ3年生は引退のこの大会。我が母校、酒田東は13日に1回戦を戦い、難なく8-0(7回コールド)で初戦を飾った。そして迎えた15日の2回戦。相手は新庄東。酒田東スタンドには、全校応援という力強い味方もいる。もうやるしかない。

 両校ともベストメンバー。新庄東1回表の先頭バッターはドン詰まりの何でもないショートゴロ。慌てたショートが悪送球でランナーを許してしまう酒田東。嫌な予感…。その予感は的中する。2番に四球、3番に送りバントで1死2、3塁で4番を迎えた。痛烈な当たりが1塁頭上を越えライト線に転がった。1点を先制される…。後続を何とか抑え初回に1失点。

 早めに追いつきたい酒田東だったが、相手の左投手のストレートと変化球のコンビネーションになかなかチャンスを作れない。3回表の新庄東、先頭バッターの1塁後方のファールフライを1塁手と2塁手が譲り合いファールにしてしまう…。またも嫌な予感…。そのバッターにヒット打たれ、バントの後にタイムリーヒットを打たれた…。相手に2点目が入る。なおも、4番に回り、フラフラと打ち取ったと思った当たりが1塁とライトの間に落ちて3点目。0-3とビハインド。

 中盤はこう着状態。目の覚めるような一撃が欲しい酒田東。そうすれば、押せ押せで乗ってくるのだが…。迎えた7回裏の攻撃。久しぶりに先頭バッターがヒットで塁に出る。続くバッターの当たりは目の覚めるようなライナーが左中間に飛んだ。左中間を深々と破る3塁打にスタンドは最高潮。1塁ランナーが悠々帰り、1-3でなおも無死3塁。しかし、痛烈なセカンドゴロ、三振、サードライナーで1点止まり。

 試合は1-3のまま、9回裏酒田東の攻撃を残すのみとなった。4番のショートゴロを今度は相手ショートが悪送球。ワイルドピッチで2塁に進む。5番が三振に倒れるも、迎えるバッターは先程3塁打を放った6番バッター。期待が高まる中、今度はライトに大きな飛球。ライトの頭上を越えた。またも3塁打で1点差に詰め寄りなおも1死3塁。

 ここでベンチは動き代打攻勢に出た。長打力を買われベンチに入っていた1年生を代打に器用。最低でも外野フライは打ってくれるであろうとベンチ、スタンドも皆そう思っていた。ベンチの指示通りだろう、初球から振りに行った。打球は敢え無くピッチャーの前に転がった。3塁ランナー帰れず…。

 そして、また代打を送る。打撃の調子を落とし、ベンチでくすぶっていた2年生が起用された。本調子ならば中軸で使われている選手。俄然スタンドは盛り上がる。相手左投手の球をうまく合わせたが、打球はサード真正面。確実にゴロをさばき、丁寧に1塁に送球。バッターランナーは1塁にヘッドスライディングするも及ばず…。

 2013年酒田東野球部の夏は終わった…。グランドとベンチ内に3年生の涙と嗚咽だけが虚しく残った…。そして自分も18のあの夏の記憶が蘇った…。まだ彼らは人生のスタート地点に立ったばかり。これからの人生で勝者になろう。前を向け、酒東ナイン。そしてありがとう。

 
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本日開幕!

2013-07-12 09:36:03 | 愛しき野球おバカ達
  このところ、山形県上空に梅雨前線が居座っている影響で、今日も県内は天候が思わしくありません。しかし、第95回全国高等学校野球選手権記念山形大会が本日開幕します。

 10時半より開会式が行われ、「小国-山形城北」から熱戦の火ぶたは切られます。昨年より酒田の4校合併の影響で、酒田地区、鶴岡地区も合併し庄内地区となりました。当大会の庄内地区会場担当も隔年となり、今年の庄内地区の会場担当は鶴岡となります。

 まずはこの3連休、どんなドラマが各会場で繰り広げられるのか。手に汗握る、ハツラツとした好プレーを期待します。

 しかし、この梅雨空何とかならないかな…。高校球児よ、梅雨空を吹き飛ばしてくれ。頑張れ!高校球児!!
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