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新国立競技場 聖火台

2021年08月25日 13時11分53秒 | 新国立競技場
聖火台「夢の大橋」設置へ
新国立競技場内は開閉会式時のみ使用の仮設聖火台


東京オリンピック 開会式 異例の開会式に 小山田~賢吾氏(楽曲担当)辞任、小林賢太郎氏(演出チーフ)解任




2020 FAN PARK/2020 FAN ARENA 東京在住者に限り公開

2020 FAN PARK

出典 TOKYO2020

 競技体験や東京2020オフィシャルショップの他、アギトスのスペクタキュラーが設置され、東京2020大会の様々なコンテンツが楽しめるエリア。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、県境をまたいだ移動を避ける必要がございますため、東京都在住の方のみが入場可能。
 来場当日は、住所確認が出来る「運転免許証」「保険証」「マイナンバーカード」「電気・ガス・水道などの公共料金領収証(現住所が記載された発行日から3カ月以内のもの)」などのご提示が必要。。
 また、希望された小中学生とその保護者の方に優先的な体験機会を提供する。

■開催日程:
2021年8月24日 - 2021年9月5日
■アクセス:
東京臨海高速鉄道「東京テレポート駅」徒歩5分
■開催時間:
10時00分~20時00分

※新型コロナウィルス感染症拡大等により、時間が変更となる場合がある。
 新型コロナウィルス感染症拡大防止の一環として、2020 FAN PARKの入場は事前の来場登録が必要。

2020 FAN AREA

出典 TOKYO2020

 オリンピック・パラリンピックを同じ時期・同じエリアで体験できるエリアで、大会パートナーによるブースの他、競技体験、ミライトワ・ソメイティのスペクタキュラーなど、東京2020大会の様々なコンテンツを楽しむことができる。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、県境をまたいだ移動を避ける必要がございますため、東京都在住の方のみの入場とさせていただきます。
来場当日は、住所確認が出来る「運転免許証」「保険証」「マイナンバーカード」「電気・ガス・水道などの公共料金領収証(現住所が記載された発行日から3カ月以内のもの)」などのご提示をお願いする場合がございます。
また、希望された小中学生とその保護者の方に優先的な体験機会を提供します。
開催日程:

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、県境をまたいだ移動を避ける必要がございますため、東京都在住の方のみが入場可能。
 来場当日は、住所確認が出来る「運転免許証」「保険証」「マイナンバーカード」「電気・ガス・水道などの公共料金領収証(現住所が記載された発行日から3カ月以内のもの)」などのご提示が必要。
 また、希望された小中学生とその保護者の方に優先的な体験機会を提供する。

■開催日程:
2021年8月24日 - 2021年9月5日
■アクセス:
東京臨海高速鉄道「東京テレポート駅」徒歩2分 青海展示場
■開催時間:
10時00分~20時00分

※新型コロナウィルス感染症拡大等により、時間が変更となる場合がある。
 新型コロナウィルス感染症拡大防止の一環として、2020 FAN PARKの入場は事前の来場登録が必要

来場登録サイト
https://fanpark-arena.tokyo2020.org/top.html


TOKYO WATERFRONT CITY 東京都オリンピック・パラリンピック準備局


聖火、「夢の大橋」の聖火台に点灯
 2020東京五輪大会の開会式から一夜明けて、国立競技場の開会式で大坂なおみが灯した聖火が、お台場エリアと有明エリアを結ぶ「夢の大橋」のたもとに設置された聖火台に移された。
 この聖火台は、国立競技場の聖火台とまったく同じデザインだが、大きさは直径1.2メートル、高さ90センチメートルの約3分の1のコンパクサイズ。
 開会式で使用された聖火台は、陸上競技などを開催するために撤収、閉会式の時に再び設営される。

 
 「夢の大橋」のプロムナード りんかい線「東京テレポート」駅から徒歩約10分 筆者撮影(以下同)

 
 見学に訪れる市民はまだまばら コロナ感染防止対策で柵で囲われ、遠巻きに見物
 
 

 
 燃料は水素ガス使用

 
 報道陣に取材を受ける都市ボランティア

 
 2020東京五輪大会の雰囲気を市民が楽しめるファンゾーンはほぼ完成しているがいまは公開中止。スポンサー企業の設営したパビリオンが立ち並ぶ。入場数制限など感染防止策を講じて、公開したらどうか。

 
 ENEOSのパビリオン

 
 VISAのパビリオン

 
 オメガのパビリオン

聖火台 観覧自粛呼びかけ 鉄の柵置いて立ち入りを制限
 7月15日、大会組織委員会は、大会期間中に臨海部に設置される聖火台の周辺への立ち入りを制限して、現地での観覧の自粛を呼びかけることを決定した。
 聖火台の周辺には鉄の柵を置き、立ち入り制限区域を設けられる。
 また、選手とハイタッチできる場所や競技体験ブース、五輪公式グッズショップ、スポンサー企業のパビリオンなど設置も中止になり、計画は大幅に見直される。
 パラリンピック期間中の扱いは、五輪閉幕後に決める

「TOKYO WATERFRONT CITY」 東京 2020 の取り組みの見直しについて
〜オリンピック期間中(7 月 12 日〜8 月 22 日)の実施取り止めおよび聖火台の観覧自粛〜
7月15日 TOKYO2020大会組織委員会


■ オフィシャルショップ、スポーツイニシエーションなどの実施を予定していた「2020 ファンパーク」および「2020 ファンアリーナ」については、実施を取り止める。それに伴い、2020 ファンパーク内に設置する「プレイグラウンド」でのアスリートトレーニングの公開やス
ポーツイニシエーションの実施も取り止める。
■ 夢の大橋に設置する「聖火台」については、緊急事態宣言下で不要不急の外出の自粛が呼びかけられていることを踏まえ、来場の自粛をお願いする。
■ 「オリンピックプロムナード」については、実施を予定していたライブパフォーマンスおよび飲食提供を取り止める。
■ 有明アーバンスポーツパーク内で実施を予定していた「アーバンフェスティバル」については、無観客での大会実施となるため、実施を取り止める。

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東京に4回目の緊急事態宣言
 7月8日、政府は、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・菅義偉首相)の会合を開き、東京都に4回目となる緊急事態宣言の発令を決めた。沖縄県への宣言と首都圏3県、大阪府への「まん延防止等重点措置」は延長する。期間はいずれも12日から8月22日まで。
 一方、北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の5道府県に適用中の「重点措置」は7月11日をもって解除する。
 東京は感染再拡大が止まらず、7月7日には新規感染者920人に急増してパンデミック第五波が確実視され、五輪開催期間やお盆休みの対策強化が必要と判断した。菅首相は東京への宣言発令について「再度感染拡大を起こすことは絶対に避けなければならない。先手先手で予防的措置を講ずる」とし、「国民にさまざまな負担をかけることは、大変申し訳ない思いだ」と述べる一方、ワクチンの効果などを見極めた上で宣言を「前倒しで解除することも判断する」と述べた。
 菅首相は、東京五輪に関し「全人類の努力と英知で難局を乗り越えていけることを東京から発信したい」と強調。「安心安全な大会を成功させ、歴史に残る大会を実現したい」と表明した。
 「緊急事態宣言」対象の東京と沖縄では、飲食店に対して酒類提供停止と午後8時までの営業時間短縮を要請する。「重点措置」の区域でも酒類提供を原則停止とし、知事の判断で緩和できるようにする。首相は「(要請に応じる)飲食店に対しては協力金を事前に支払うことを可能とする」と語った。

1都3県、北海道、福島は「無観客」 宮城、福島、茨城(学校連携のみ)は「有観客」
 これを受けて、7月8日夜、大会組織委員会、東京都、国、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は「五者協議」を開催し、「緊急事態宣言」が発出された東京都内の全会場の無観客開催にすることで合意した。また「緊急事態宣言」が発出されていない埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県や、茨城、宮城、福島、静岡、北海道の会場については、それそれの地域の感染状況を踏まえて、自治体の首長と協議の上、具体的阻止を決めることで合意した。「無観客」でもIOCなど大会関係者は運営に関わる人に人数を絞った上で入場を認める方針。
 「五者協議」に引き続き、東京都以外で競技会を開催する、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県や茨城、宮城、福島、静岡、北海道も加わり、「関係自治体等連絡協議会」が開かれ、茨城、宮城、福島、静岡、北海道は、「収容定員の50%」か「上限1万人」の少ない方で、「有観客」で開催することに合意した。
 しかし、その後、合意内容は直ちに撤回され、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県は「無観客」、茨木は「学校連携」のみとすると発表した。
 北海道は、札幌で開催されるサッカー予選の5セッションは「収容定員の50%」か「上限1万人」の少ない方で、有観客することで合意していたが、鈴木北海道知事は、記者会見で、試合終了が午後9時を過ぎる試合については引き続き検討するとし、首都圏の1都3県から観客が訪れないように大会組織委員会に求めたことを明らかにした。
 北海道は、翌7月9日、一転して、サッカー予選は「無観客」とする発表した。感染が拡大している首都圏などから来訪者で道外からの人流が増えることで、感染拡大の懸念に配慮した措置である。
 また、7月10日、福島あずま球場で開催されるソフトボール予選6試合(日本対豪州戦を含む)と野球予選1試合(日本対ドミニカ戦)はすべて「無観客」とすると発表した。
 野球・ソフトボールの福島開催は、東京2020大会の開催意義として掲げている「復興五輪」のシンボルとなっていただけに、関係者や地元市民の落胆は大きい。
 この結果、2020東京五輪大会では、42会場で750セッションが開催されるが、この内、「無観客」は37会場724セッション、96.5%にも及び、「有観客」は、茨城、宮城のサッカー予選と静岡の自転車競技の5会場26セッションとなった。
 大会組織委員会は、1年延期前には448万枚のチケットの販売を完了していたが、今回の措置で、ほとんどが払い戻しの対象となり、大会組織委員会のチケット収入約900億円は宙に浮くことなる。大会組織委員会の収入(V5)は、合計7210億円、約12.5%を占める。大会組織委員会の財政調整額は150億円を計上しているが、900億円の収入が消えれば、大幅な赤字転落は必至である。
 大会組織委員会が赤字になった場合は、一義的には東京都が負担、東京都が負担しきれない場合は、国が負担するという原則になっている。
 東京都と国で、「負の遺産」の押し付け合いが今後激化するだろう。
 
 1都3県、北海道、福島の無観客開催が決まり、パブリックビューイングも中止され、市民が唯一、五輪大会の雰囲気を体感できる場は、聖火台を中心に設置される臨海部のイベントエリア、「TOKYO WATERFRONT CITY」だけになった。

五輪・パラ 臨海部 飲食屋台取りやめ規模縮小へ コロナ対策で
 6月25日、東京2020大会中に聖火台が設置されるなど大会を象徴するエリアとして整備する東京臨海部の競技会場周辺について、大会組織委員会は、新型コロナウイルスの感染対策として飲食の屋台を取りやめるなど規模を縮小することを決めた。
 臨海部のお台場、青海、有明地区は、7つの競技会場や国際メディアセンター、五輪スポンサー企業の展示場などが集まっている。東京都ではこのエリアを「TOKYO WATERFRONT CITY」と名付け、観戦チケットを持たない市民に五輪大会の雰囲気を味わってもらう施設やイベント開催を計画している。
 このエリアの中心部には聖火台が置かれ、競技の体験などができるスポンサー企業パビリオンや選手の練習を見学できるスペースが設置されて、公式グッズの販売の大型店舗や、イートインスペースができる。
 組織委員会は、このエリアにどれだけの観客が集まるか、今回決まった上限や定員を元に試算したところ、1日最大8万人を超える観客が集まる可能性があることがわかった。さらに観戦チケットをもたない多くの一般市民が集まる可能性がある。
 こうした状況を踏まえ、新型コロナの感染対策の「人流」を抑制の方針の一環として、このエリアの規模縮小に踏み切った。

 具体的には飲食の屋台の取りやめや練習を見学できるスペースへの入場を予約制にして人数を抑えることなどを検討している。

 組織委員会の武藤事務総長は「このエリアにはオリンピックを通じて若者がスポーツに親しむという大事なコンセプトがあるが、コロナ対策の観点からにぎやかなお祭りという部分は少なくしていく。聖火台では密集が生じないよう適切な措置を検討している」(NHKニュース 6月24日)と述べた。

聖火台 臨海部のお台場エリアと有明エリアに架かる遊歩道の橋「夢の大橋」に設置
 2018年12月17日、大会組織員会、東京都、国は東京2020大会の調整会議を開き、大会期間中の聖火台を新国立競技場と臨海部のお台場エリアと有明エリアに架かる遊歩道の橋「夢の大橋」の有明側に設置する方針を決めた。スポーツクライミングやスケートボードなど若者向けの都市型スポーツ会場を集めた青海アーバンスポーツパークの一画に設置し、大勢の人が集まる「オリンピックパーク」的な位置付けでこのエリアを整備し、大会開催のシンボルにする計画だ。聖火をともす燃料に水素を採用することも検討するとしている。
 メインスタジアムとなる新国立競技場にも開閉会式で使う聖火台を設けるが、陸上など競技を実施する期間はスペースなどの問題で常設することが難しいため、他の場所に第2の聖火台を設ける方向で検討していた。
 新国立競技場を建設計画は、2012年、国際デザインコンクールが行われ、建築家ザハ・ハディド氏の巨大な流線型のユニークなデザインが採用された。東京2020大会組織委は、事前に聖火台の要件を政府や事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)に伝えていたとしているが、JSCは、国際デザインコンクールを行う際に、聖火台は場外に置くことを想定していたとしていたとされている。そもそも開閉式屋根の構造物で覆われたスタジアムの仕様では、スタンドに高々と炎の燃え上がる聖火台に設置は不可能だろう。


完成した国立競技場 観客席は屋根で覆われている 提供 JSC

 ザハ・ハディド案は建設費が約3000億円にも達することが明らかになり、世論から激しい批判を浴びて、文科省とJSCは、規模を縮小した総工費2520億円の修正案を策定した。修正案では開閉式屋根は維持したが、建築面積を圧縮し、総工費を約2520億円とした。しかし、世論から激しい批判は収まらず、2015年、安倍首相の決断で白紙撤回され、出直すことになった。
 2015年秋、新デザインの公募が行われ、大成建設・梓設計・建築家の隈研吾氏で構成するチームの「木と緑のスタジアム」に決定した。
 しかし、開会式や閉会式には必須である聖火台の設置が「木と緑のスタジアム」の設計には盛り込まれていなかった。新デザイン公募の募集要項に聖火台の設置についての記載はなかったのである。当初計画は2019 年ラグビーワールドカップまでに完成する前提だったので、聖火台は、東京2020大会のために必要な追加工事(オーバーレイ工事)として組織委員会が検討し、実施する方針だっとしている。
 JSCは、組織委から聞き取った要望の中に聖火台を競技場内に置くという話はなく設置は想定しなかったとしている。聖火台は開会式や閉会式のセレモニーの演出と一体の案件で、セレモニーの演出が決まってから検討する案件として、公募の仕様に盛り込まなかったという。
 「木と緑のスタジアム」を掲げる新国立競技場は、スタンドを覆う屋根に木材が使われる構造のためにスタンドの最上部に聖火台を設置すると、消防法上、問題となり、当初から聖火台の設置は不可能と見られていた。また、スタンドに熱を発する聖火台を設置するのは観客の酷暑対策上、問題があるとされていた。聖火台をスタンドに設置するのはありえなかったのである。
 新国立競技場の建設計画を巡っては、総工費圧縮が至上命題だった。総工費圧縮に集中するあまり、聖火台は忘れ去られていたのが実情であろう。なんともお粗末な新国立競技場整備計画であった。

 聖火台の設置問題が明るみになって、2015年9月、国や東京都、大会組織委員会で構成する「新国立競技場の聖火台に関する 検討ワーキング・チーム」が発足し、聖火台設置について協議を開始した。
 東京2020大会では、ロンドン大会やリオデジャネイロ大会では設置された「オリンピックパーク」がなく、大勢の人が集まるオリンピックパーク」的な拠点の整備が求められていた。そこで浮上したのは、臨海部に聖火台を設置して新たな拠点をつくる案である。

TOKYO WATERFRONT CITY 新しいオリンピック・パラリンピックの発信地を臨海部に整備
 大会組織委や東京都は、臨海部に若者に人気のあるスポーツを中心に競技エリアを整備し、潮風公園にはビーチバレー会場、お台場海浜公園ではマラソンスイミングとトライアアスロン会場を整備し、スポーツクライミングやバスケットボール(3対3)の競技会場となる青海アーバンスポーツパークや自転車競技(BMX)やスケートボードの競技会場となる有明アーバンスポーツパーク、体操や新体操の競技会場となる有明体操競技場を建設、有明テニスの森(既存施設)はテニス会場として施設を拡充、お台場、青海、有明地域一帯の臨海部を東京2020大会のシンボリックゾーンとして位置づけた。
 そしてのこの地域一帯、半径1.5キロメートルに、
▼聖火台を中心に展開されるオリンピック・プロムナード スポーツやアートのパーフォーマンスの開催 スポンサー企業のパビリオンや体験コーナー、休憩エリアを設置
▼アスリートによるエキシビションやBMX・スケートボードなどアーバンスポーツを中心とした競技体験コーナーを設置するアーバンフェスティバル、
▼3x3 バスケットボールやスポーツクライミングのアスリートが練習する姿を間近に見ることができる公開ウォームアッなどがあるプレイグラウンド、
▼スポンサー企業の展示ブースが設置される青海展示場
▼公式グッズの販売店や飲食店屋台
などの整備計画を進めた。
 聖火台はこのエリアの中心にあるお台場と有明をつなぐ遊歩道の橋、「夢の大橋」の有明側に設けて、大会開催を盛り上げる拠点にする戦略である。都市とスポーツを融合させた新たな試みとしてIOCからも期待を集め、組織委やIOCは“>TOKYO WATERFRONT CITY(TWFC)”と名付けた。
 競技場の入場券を持たない市民や観光客などが集まり五輪大会を実感できることが可能で、IBC/MPCが近いために世界のメディアが取材してテレビや新聞などで報道されて、東京2020大会のイメージアップにつながることが期待できるとしている。


TOKYO WATERFRONT CITY 東京都オリンピック・パラリンピック準備局

TOKYO WATERFRONT CITY
■OLYMPIC PROMENADE(オリンピックプロムナード)
 青海・台場地区と有明地区を東西につなぐ約2kmのセンタープロムナード一体を「オリンピックプロムナード」と名付け、大会期間中に訪れた全ての方が東京2020大会を楽しむことができるオープンな場所として展開。
 プロムナードの中心は聖火台、スポーツやアートのライブパフォーマンスや、パートナー企業の協力の下、快適に過ごしてもらうためのクールスポットや休憩スペースなどを整備する。近接する「2020 ファンパーク」や「2020 ファンアリーナ」と共に、東京2020大会の雰囲気を体験することができる。

「2020 FAN PARK」(ファンパーク)と「2020 FAN ARENA」(ファンアリーナ)
 青海地区に2カ所、東京2020大会パートナー企業が出展するパビリオン/ブースやスポーツ体験コーナー等で盛り上げるエリアを展開する。
 「2020 ファンパーク」は青海アーバンスポーツパークに隣接した屋外エリアで、「2020 ファンアリーナ」は東京テレポート駅に隣接した青海展示場内に設置される。また、この2カ所のエリアには「TOKYO 2020 メガストア」が出店され、五輪の公式ライセンス・グッズが販売される。

■PLAYGROUND(プレイグラウンド)
 今回、大会史上初の試みとして、観戦チケットを持っていない方でも世界トップレベルのアスリートと触れ合える機会を提供する。
 青海アーバンスポーツパークに隣接する「2020 ファンパーク」内に、青海アーバンスポーツパークで実施する3x3 バスケットボールとスポーツクライミングのアスリートが練習する姿を間近に見ることができる公開ウォームアップエリア「プレイグラウンド」を設置する。
 このエリアでは、練習風景を間近で観るだけでなく、練習するアスリートとハイタッチなど実際に触れ合うこともでき、競技がない日にはアスリートの練習場所であるウォームアップエリアで競技体験ができる。

■URBAN FESTIVAL(アーバンフェスティバル)
 東京2020大会新種目のBMXフリースタイル・スケートボードの会場となる有明アーバンスポーツパークと体操が行われる有明体操競技場の会場内の運河沿いで、アーバンスポーツの魅力を存分に体感いただける「アーバンフェスティバル」を展開する。
 「アーバンフェスティバル」では、アスリートによるエキシビションやBMX・スケートボード等のアーバンスポーツを中心とした競技体験コーナーも設置したりクールスポットなど来場者が快適に楽しめるコンテンツを実施したりする。

 大会終了後の「夢の大橋」の聖火台のレガシーについては、東京2020大会のレガシーとして残し、東京都が管理する計画である。 
 2台の聖火台の設置経費は、組織委員会、東京都、国の三者で負担することで今後関係者で協議するとしている。

 東京都は、コロナ感染防止対策の一環として、代々木公園や井之頭公園に設置を予定していたパブリックビューイングの設置を中止した。しかし、お台場から青海、有明地区に設置予定の聖火台と中心としたオリンピックプロムナード、プレイグラウンド、アーバンフェスティバルなどの「TOKYO WATERFRONT CITY」構想は予定通り進める計画だ。
 「TOKYO WATERFRONT CITY」は、2020東京五輪大会で、一般の市民が唯一、五輪開催の雰囲気を体験できるエリアになるため、人出が殺到して「密」になる懸念もあり、これからのコロナ感染防止対策も重要となる。


オリンピックプロムナード整備予定地


聖火が設置されるお台場と有明をつなぐ遊歩道の橋、「夢の大橋」


お台場海浜公園(トライアスロン会場 完成予想図) 出典 TOKYO2020


お台場海浜公園(トライアスロン水泳[スイム] READY STEADY TOKYO) 筆者撮影


青海アーバンスポーツパーク(スポーツクライミング READY STEADY TOKYO) 筆者撮影


青海アーバンスポーツセンター(バスケットボール3×3 READY STEADY TOKYO)筆者撮影


有明体操競技場 国技館を彷彿とさせる「和風」の外観 READY STEADY TOKYO 筆者撮影


有明アーバンスポーツパーク(自転車競技[BMX] フリースタイル会) 筆者撮影


東京ビックサイト青海展示棟 五輪スポンサー企業の展示場として使用 筆者撮影


東京国際フォーラム IBC/MPCを設置  提供 TOKYO2020


IMC CDR 出典 OBS




破格に高額 新国立競技場「1550億円」

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新国立競技場は“負のレガシー”(負の遺産)になるのか?(7) 新国立競技場に暗雲 破綻寸前日本スポーツ振興センター(JSC)




国際メディアサービスシステム研究所 International Media Service System Research Institute(IMSSR)


*****************************************
廣谷  徹
Toru Hiroya
国際メディアサービスシステム研究所
代表
International Media Service System Research Institute(IMSSR)
President
E-mail
thiroya@r03.itscom.net
imssr@a09.itscom.net
*****************************************







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